男子シングル
★ショートプログラム
演技時間は、2分50秒。(±10秒は許容)
【ショートプログラムの必須7要素】
●ジャンプ
1. アクセルジャンプ:ダブルorトリプルアクセル
2. ステップからのジャンプ:3回転or4回転
3. ジャンプコンビネーション:3回転-2回転以上(4回転-3回転、4回転-2回転、3回転-3回転、また、2回転-3回転でもO.K)
*基本的に、ジャンプは各要素で同じ種類のジャンプを跳んではいけない。(ただし、回転数が異なる場合はO.K。例:ダブルアクセルとトリプルアクセル)
*ジャンプコンビネーション内で同一のジャンプを使うのは許される。
*アクセルジャンプの要素で3Aを跳んだ場合、他のジャンプの要素で3Aを跳んではならない。
*制限を無視して跳んだ場合は、後に行った要素が無効になる。
●スピン
4. 8回転以上のフライングキャメルまたはフライングシットスピン
5. 足換えスピン(上のスピンとは異なる回転姿勢での足換え1度、左右の軸足で各6回転以上)
6. スピンコンビネーション(足換え1度、左右の足で各6回転以上、3種類の基本姿勢を含む)
●ステップ
7. ストレートライン、サーキュラー、サーペンタインから1種類を行う。
※満たさない要素や余分な要素があったり、ミスをした要素をやり直したりしてはいけない。
★フリースケーティング
演技時間は、4分30秒。(±10秒は許容)
調和のとれたプログラムとして、ジャンプ、スピン、ステップシークエンスという3つの要素に、それぞれ以下のような規定がある。
【フリースケーティングの13要素までのウェルバランスプログラム】
●ジャンプ
・8つまで。
・そのうち1つはアクセルジャンプ。
*アクセルジャンプが1つもなければ、最後に行ったジャンプが無効になる。
・コンビネーションやシークエンスは3つまで。
*コンビネーションのうち3連続のコンビネーションは1つまで。
*シークエンスは何個のジャンプで構成しても良いが、集計される基礎点は高い方から2つまで。
*コンビネーションやシークエンスのつなぎにハーフループが使われた場合は、シングルループを含んだコンビネーションと判断する。
・2Aは2つまで。
・3回転以上のジャンプは2種類までは2度跳ぶことができる。
*最低1つはコンビネーションかジャンプシークエンスでなければならない。
*両方とも単独で飛んだ場合は、後に跳んだジャンプが自動的にシークエンス(SEQ)となる。
*種類が同じでも回転数が違えば、別の種類のジャンプとして見なす。
●スピン
・3つまで。
・1つはコンビネーションスピン。(10回転以上)
・1つはフライングスピン。(6回転以上)
・1つは単一姿勢のスピン。(6回転以上)
*スピン要素は、略記号ですべて異なる種類のものでなければならない。同じ場合、後のものは無効となる。
●ステップシークエンス
・ストレートライン・サーキュラー・サーペンタインステップから異なるものを2種類を選んで行う。
・2つ目のステップシークエンスはコリオグラフィック・ステップシークエンスになり、基礎点(BV)固定で、評価はジャッジによる実施点(GOE)のみで行う。氷上に描くパターンはどんなものでもよい。