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腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

ニューヨークでの散髪

2009年12月22日 06時00分00秒 | 日記
 こちらに来てもうすぐ3カ月。さすがに無精者でも、そろそろ髪の毛が伸びてきて気になるころ。
 インターネットで検索したところ、ニューヨークの美容師、理容師の人たちの技術、サービスは日本のそれよりも明らかに劣っているので注意すべしという情報ばかりである。中には悲惨な報告も多数あり。
 こちらに在住の日本人女性に聞いたところ、美容院は絶対に日系にするほうがよいとのこと。 しかし、こちらの日系の美容院の値段は高い!インターネットで検索したところ、マンハッタンであれば男性でもカットで50ドル以上かかるところが多いようである。さらに、髪の毛を切ってもらった人と、シャンプーをしてもらった人にそれぞれチップも渡す習慣らしい。子供の時から安価の理容院で髪の毛を切ってもらってきた人間としては、散髪にそんなに大金をかける気には到底なれない。ましてや、今は日本よりも大幅給料ダウンの身である。サポートしてもらっている人たちのためにも贅沢はできないのである。
 下の息子も前髪が目にかかってきている。

 私の独断で、妻に家族全員(あたりまえだが妻を除く!)の散髪を依頼することにした。
 しかし、日本では妻は子供たちの散髪はしていたようであるが、散髪用のはさみをこちらに送らなかったとのこと。この週末は、散髪用のはさみを探しに行くことになったが、なかなかはさみが見つからない。いろいろ回って、ミッドタウンの老舗デパートMacy'sの近くにある「Kマート」というディスカウントショップでついに見つけたのが、散髪用のバリカン(こちらではHair Cut Kitなどというもっともらしい名前がついている)である。(写真参照)小さなはさみ等も同封されていて価格は15ドルから20ドル程度と安い。結局、妻所望の散髪用の「すきばさみ」を見つけられなかったため、これを購入し帰宅。
 さすがにいきなり妻にバリカンで刈られる勇気がない私の心の中を子供たちに見透かされ、さんざんにからかわれたが、結局、息子が「先陣」を努めることを了承した。息子は無事大役!?を終えた。あっぱれ!これがなかなかうまいのである。今回は妻のことを少し見直した。
 わたくしも清水の舞台から飛び降りる覚悟で、経費節減のため、ついに妻のバリカンの軍門に下ることになった。
 結果は、これが結構うまいのである。まあ、もともとくせ毛であるから少しぐらい歪んでいてもわからないとは口が裂けても言えないが・・・。
 ニューヨークにいる間は妻に髪の毛を切ってもらうことになりそうである。