外猫はっちをお家猫に（その8苦悩の中の光）

「猫白血病ウイルス陽性」と

いう状態がどういう事なのか

ほとんど知らなかった私は

ただ不安だったし悲しかった。

多くの猫ちゃん達を救い

育てている猫舟さんに

話を聞いてほしくて

ご迷惑も考えずにコメント欄に

お邪魔した。

猫舟さんは親身になって

何度も返信をくれて、

はっちと暮らす為の知識と対策

そして

やるべき事を教えてくれた。

「とらさんの事が心配です」

という猫舟さんの言葉に

私はハッとした。

（とらを守ってあげなくちゃ!）

猫舟さんにアドバイスをもらった私は

とらを病院に連れて行った。

幸いな事に

とらはどちらも陰性だった。

白血病ウイルスのワクチン接種も

受けてきた。

そして

猫舟さんとお話して

少しずつ冷静さを

取り戻す事ができた私は

猫舟さんに教えていただいた様に

はっちの今後の事を

先生に相談する事もできた。

はっちととらを

一緒に遊ばせる事はできない。

だとしたら

どうしたらいいのかを

考えよう。

涙で何日も

立ち止まっていた私は

猫舟さんの優しい言葉とエールで

前に進む勇気をもらった。

猫舟さん✨

本当にありがとうございました

外猫はっちをお家猫に（その7新たな試練）

マンソン駆虫を始めてから

4週間後、

今日で終わるという希望を胸に

はっちを病院に連れて行った。

便検査クリアで駆虫成功

お願いしてあった

ワクチン接種を3種か5種か

選ぶ時、

前回の診察の時から

（はっちが

去勢手術を受けていたとしたら

病気があって捨てられたのでは?）

という一抹の不安が

拭いきれなかったので、

猫エイズと猫白血病検査も

依頼した。

はっちの血液を採取してから

15分待って診察室に呼びれた。

ベッドの上には

検査プレートと

結果表が置いてあり、

ひとつは陰性に

もうひとつは陽性に

チェックが入っていた。

見た瞬間

頭の中が真っ白になった。

はっちは

猫白血病ウイルス陽性だった。

私の落胆ぶりを見た先生が

「少し期間を置いて再検査すると

陰転といって稀に陰性になる時もある」と説明してくれた。

だけど、

とらと一緒に過ごさせる事は

出来ないと言われてしまった。

今日で終わるはずだったのに‥

とらと一緒に遊ばせてあげられると

思ったのに‥

看護師くんが運転する車の中で私は

はっちの入った

キャリーケースを抱えながら泣いた