かくして、首尾よくアジ捕獲に成功した管理人は、次なるターゲットのコアユ（稚アユ）釣りの仕度にとりかかった。
アジ釣り用の磯竿をロッドケースに仕舞い、かわりに取り出したのは、11尺（3.3ｍ）の硬調子竿。
かつてはヘラ竿と呼ばれた過去もあるようだが、現在は管理人のもとでコアユ竿もしくはエンピツサヨリ竿として第二の人生を謳歌している。
先週はコアユ用の竿を用意しておらず重い磯竿で参戦して苦労したが、今回は大丈夫だ（笑）。
これにワカサギ釣り用の袖型2.5号7本針仕鰍ｯをセットする。
餌はつけずに、金針の光の反射で食わせる空針サビキ釣りだ。
風は予報ほど強くはなく、空はきれいに晴れて、絶好のコアユ日和。
すぐ足元の海中を見れば、何千という数の黒っぽい背中のコアユの群れ。
その中に、ぽちゃんと仕鰍ｯを入れてやる。
仕鰍ｯを沈めすぎると、コアユの群れの下にいるトウゴロウが食ってくるので、水面直下をキープすることがャCントだ。
そして、竿先を小刻みにシェイクして誘いをかける。
バス釣りをやったことのある人なら、「ダウンショット・リグのシェイキングのような感じ」と言えばわかるだろう。
SHAKE！ SHAKE！
するとすぐに、金針のキラキラに反応した可愛いコアユちゃんが食いついてくる。
一匹鰍ｩったら、シェイキングの手は止めてもかまわない。
鰍ｩったコアユが暴れて仕鰍ｯを躍らせるので、それに反応した他のコアユがさらに次々と食ってくる。
めっちゃ楽しいっ！
やっぱり小物釣りっていいなあ♪
釣りの楽しさは、魚の大きさとは関係ないのだ！
むははは。
・・・と、小物釣師モード全開で熱中しているところへ、外房釣師会のブラックサーフさんとなおさんのコンビが現れた。
聞くと、いつものャCントが大荒れだったので、今までずっと車の中でふて寝していたらしい。
あらま、もったいない。
さっきまでここでいい型のアジが釣れてたのに。
入れ食いだったのに（嘘）。
残念でしたー♪
バッカンの中の管理人の獲物を見せびらかしつつ（笑）、3人並んで竿を出した。
ブラックサーフさんは、見事な手際のよさで次々とコアユを釣り上げていく。
まさに職人戟B
港内のコアユを全部釣り切ってしまいそうな勢いである。
このまま放っておいたら危険だ。
誰かとめてください。
一方、磯大物師のなおさんには、チマチマしたこの釣りは少々つらいらしい。
神津島の尾長と格闘するのとは勝手が違うようだ。
「いっそのこと投網打ちたい～！」とさかんにうわ事を言っては、時折ミニバイクで港内を爆走して気を紛らしている（笑）。
そんなこんなでわいわい楽しく釣り続けたが、午前10時、残念ながら管理人は一足お先にタイムアップ。
まだまだ釣る気満々のお二人を残して失礼させていただいた。
（ブラックサーフさん、なおさん、ぜひまたご一緒しましょう。）
＜第2ラウンドの獲物＞
コアユがたくさん。
数えてはいないが、ジャンボかき揚げ5個分（笑）。
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＜帰路のBGM＞
ベント・ファブリックの"JUKEBOX"（2006）。
タイトル・チューンの"JUKEBOX"は、ソフトバンクのCM（ブラピ・バージョン）でも使われている。
管理人のお気に入りは、5曲目の"SHAKE"。
この曲のリズムに乗ってシェイクすれば、爆釣間違いなし♪
