潮待小屋

HOLD THE LINE

 
スズメバチに追われて朝まずめを棒に振った管理人。
このまま帰ってしまうのも何だか物足りないので、先週に引き続きIM川河口(①-(6))でハゼを狙ってみることにした。

勝浦から九十九里方面へ北上する国道128号線は、途中、大原でお祭の御輿がいくつもねり歩いていたため南向きが大渋滞。
幸い北向きはスムーズに流れていたので、なんとかスルーすることができた。

前回の反省を踏まえ、太東の釣り餌屋で「青イソメ、細いの」を仕入れ、目指す河口のャCントに到着したのは午前9時すぎ。
川岸の護岸は、先週にもまして大勢の釣り客で大賑わい。
なんとか護岸の端っこあたりに釣り座を定めた。
 



今日はハゼ釣りをするつもりで準備してこなかったので、シロギス釣り用の割とマジなチョイ投げタックルをセット。
11フィートのシーバスロッドに、PEラインを巻いたスピニングリール、ジェット天秤10号に、仕鰍ッはもろシロギス用3本針仕鰍ッ。
なんかもったいないような気もするが、まあいいか。

細めの青イソメを小さなシロギス針に付けて、川の流心に投入。
ちょうど干潮の下げ止まりから満潮に転じたところで、川の水は下流から上流に向かって流れている。

ラインを張ってしばらく待ち、アタリがなければ少し巻き取ってまたしばらく待つ、の繰り返し。
すると、突然、ぶるるんっというハゼのアタリ。
PEラインを通して、ダイレクトに竿先、そして手元に伝わってくる。
PEラインでハゼ釣りをするのはこれが初めてだが、これはすごい。
感度ビンビンである。

しばらく釣っていると、いろんなことが見えてくる。
ハゼのアタリは、ちょうどシロギスのアタリを大きくしたような感触である。
海で釣っていてこのアタリが出たら、間違いなく尺ギスだと思うだろう(笑)。
これに対して、定番外道のセイゴのアタリは、「ゴツッ、ゴツンッ」。
全く違うアタリだ。

「ハゼが餌をくわえたけど乗らなかった」という状況まではっきりとわかる。
そんなときはすぐに仕鰍ッを巻き上げて餌の様子をチェックすると、何がいけなかったかがわかる。
餌の垂らしの長さを変えてみたり、部位を変えてみたりして見事食い込ませたときは、「やったぜ♪」とほくそえんでしまう。

置き竿で向こう合わせの釣りなんて、もったいない。
PEラインを使うべきだとまでは言わないが、ロッドは手持ちして、ラインから伝わる細かい情報をきっちり受け止めたい。
そうすれば、ハゼ釣りは100倍面白くなると思う。

今日は先週よりも数は出なかったが、小さなマゴチまで飛び出し、十分に楽しむことができた。




わざわざ遠くまで行かなくても、すぐ近場でこんなに楽しい釣りができるなんて、とても素敵なことだ。
河口堰などの無いこの汽水域を、いつもでも残さないといけないなあと切に思った。
取り返しのつかない一線を越えてはいけない。


<本日の晩酌>

木戸泉「大原はだかまつり」ラベル

<BGM>

TOTO「宇宙の騎士」(1978)


  
  

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コメント一覧

管理人
>まっきーさん
ありがとうございます。
ベ○シア裏に建設中の堰にはそういう意味があったんですね。
大変勉強になりました。感謝します。

親水護岸の採用や魚道の整備も併せて行われているというのはうれしいことですね。
河川工事にあたって必ず採用すべきスタンダードになっていけばいいな、と思います。
まっきー その②
でも、釣り師の皆様に朗報もあります。

①松潟堰には魚道が整備されています。水棲生物の遡上を可能な限り助けようという施設で、テレビ等で効果をご存知の方々も多いと思います。完全に自然のままというわけにはいきませんが、水棲環境にとっての助けにはなると思われます。
②今後の河川改修では「多自然型」と呼ばれる形式が採用されていくそうです。これはコンクリート護岸ではなく親水性護岸を多用し、可能な限り自然環境・瀬や淵・水際植生を維持・確保していこうというものです。この方式は全国の河川改修でも採用されていく予定ですし、同様の考えは海岸・湖沼整備に浸透していくことも期待できます。

 相反する「環境保護」と「生命・財産の安全」ですが、今後は両者の歩み寄りが進んでいくことでしょう。以前と比べて、少しずつですが前進しているということを皆様に意識していただければ、地域住民としては幸いです。

P.S. これらの件については多種多様な意見があり、簡単に結論が出ないとは思います。管理人さんのご迷惑を避けるため、誠に勝手ながら、過激なご意見等の書き込みはご遠慮くださるようお願い申し上げます。
まっきー その①
皆さんが気になさっている松潟堰について、私の考えを書き込もうと思ったのですが、ここは他人様のサイトですし、討論する場でもありませんので、地域の現状をごく簡単に書くに留めさせていただきます。そのため、箇条書きのような不体裁な文章になってしまうことを、あらかじめ申し添え、お詫びしておきます。

①一宮川ですが、この沿線は昔から大雨のよる浸水(内水・湛水)被害に悩まされているような地域です。外房線が雨に弱いというのも、皆様ご存知のことかと思います。原因として上流部の宅地やゴルフ場開発とか地球温暖化などと言われていますが、根幹は九十九里地区一帯の標高が低いからです。
②私の家は一宮川河川敷と隣接しております。上流部なので比較的早くに河川改修が完了したため、今では大雨による浸水被害の危険はありません。しかし、下流など未だに多くの排水不良地区では浸水被害と隣り合わせです。河川改修や排水機場整備によって水棲環境が変化するのは残念ですが、沿線住民にとっては「環境保護」よりも「生命・財産の安全」が重要とされているのが現状です。
③特に松潟堰は海水位の上昇による上流農地の塩害を軽減させると同時に、大雨のときに河川の市街地への浸水被害を防ぐことための施設です。複数の排水設備等と共に有機的に機能することによって、災害を最小限に抑えることができますが、老朽化した旧堰では充分な機能確保が困難なため、上流部に新堰を建設中です。

 昨今の環境保護とは逆の状況ですが、地域の事情だけでも皆様に知っておいて欲しいので、ここに投稿いたします。
管理人
>まっきーさん
立場によっていろいろな意見があるということは承知しています。
堰を作るにはそれ相応の理由があるはずですから。
私みたいなよそ者が水辺環境について何を言っても、その地域で現に暮らしている人たちにとってみれば、幼稚なセンチメンタリズムにしか聞こえないであろうことも・・・。
でも、失くしてしまってからじゃ遅いんですよね。
何か良い知恵はないものでしょうか。
まっきー
IM川の堰といいますと、ベイ○ア裏で工事中の松○堰のことでしょうか?この堰のことであるならば、私は、おそらく釣り師の皆さんと反対の意見をよく耳にする環境にあります。機会があればいずれ、この件についてのコラム程度の投稿をしてみたいと思っています。
ジェット
http://redsoild.blog97.fc2.com/
偶然訪問しました。
ほかの人の方のブログを読むのは、楽しいものですね・・。
今後ともがんばって下さい。

応援しています。
管理人
>グレさん
最近は親水護岸という工法もできて、環境への配慮が重視されるようになってきましたね。
でも、堰で仕切ってしまうのはどうかと・・・
汽水域は、海の生物が生まれ育つ「ゆりかご」のような場所ですので、これがなくなってしまうと海の生態系への影響はかなり大きいと思います。
管理人
>1号さん
PE偉いです。
これもすべて1号さんのおかげです。
感謝感謝。

ちなみに、青イソよりもゴカイの方がよく釣れると思います。
でも、一番よく釣れるのはジャリメかな?高いけど。
子どもの頃に住んでた町では、近くの海岸でジャリメがよく獲れたので、ハゼも、キスも、カレイも、メバルも、チヌも、アイナメも、なんでもかんでもジャリメで釣ってました。
懐かしい思い出です。
グレ大好き
近所の河口で釣りが出切る環境、是非とも子供の時代にも引き継ぎたいものです。
私の故郷・徳島の新町川は、併走する大河・吉野川の河口と繋がる洲の運河をせき止めた為にすっかり環境が悪化してしまいました。吉野川は、日本で一・二を争う清流だそうですが、やはり・・・
キビレも釣れる管理人さんのマイャCントのあるIM川、いつまでも良い釣り場であった欲しいです。
1号
そしていよいよPEの真価発揮しちゃいましたね~(^^)
良かった良かった♪

ちなみに質問(汗)
1号がハゼ釣りするときはどうも青ニョロ?よりも
ゴカイニョロ?のが釣れるような気がするのですが・・・
昔、川の河口でゴカイを掘って、それをエサにしていた時のイメージが強くて・・・
ホントはどっちがヨイのでしょう?
1号
そしていよいよPEの真価発揮しちゃいましたね~(^^)
良かった良かった♪

ちなみに質問(汗)
1号がハゼ釣りするときはどうも青ニョロ?よりも
ゴカイニョロ?のが釣れるような気がするのですが・・・
昔、川の河口でゴカイを掘って、それをエサにしていた時のイメージが強くて・・・
ホントはどっちなのでしょう?
管理人
>シーバカさん
平べったいの調査、楽しみですね。
朗報お待ちしております。
ちなみに平べったいのなら、湾内にボート出して小アジの活き餌泳がせるのが手っ取り早いですけど、そんな野暮なこと言っちゃいけませんね。
このストイックさこそがルアーマンのダンディズムだ!

>びっちゃさん
虫は決して苦手じゃないのですが、ていうか、子どもの頃は毎日虫取り網持って駆けずり回る虫オタクだったのですが、スズメバチだけは大の苦手です。
ああ浮「。

これまで、小さなアジに限って針を飲み込んでしまってリリースできずにいたのですが、ネムリ針はえらいです!
きっちり上唇に鰍ゥって、魚を必要以上に傷つけません。
魚にやさしい針ですね。
びっちゃ
スズメバチなんか、ヒシャクでピシッ!と叩いちゃいましょうよ(笑)
もう中途半端なサイズのアジは飽きたでしょう。
アジはデカイ奴か豆に限る。
しかしなんなんだ今年の秋は。
全く釣る物がないよぉ~。
街中の湾岸サワラは好調のようだが、ドブ海の魚は釣る気なし。
シーバカ
管理人さん こんばんは。

セイゴにマゴチがきましたか フムフム
ルアー調査のし甲斐がありそうですねw 近いうち行ってみよとっと。

明後日は外房某河口に平べったいヤツ、朝マズメに調査してきます。
その後はのんびりハゼ釣行の作戦です。
さて、どうなりますか。


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