雑記

世界初の安眠グッズ「マイドーム」やプリントフェイスマスクのPrincipal株式会社 社長ブログ

印刷 その奥深さ2

2010年02月25日 18時40分01秒 | 雑感
 日本におけるオフセット印刷機械・印刷技術の第一人者は鎌野亮二先生です。かつて「水の鎌野か鎌野の水か」といわれた湿し水の権威です。
(オフセット印刷では湿し水で版に薄い水の皮膜をつくり化学てきにインキが着かない部分をつくりだしています)
その鎌野先生の後継者が当社顧問の古根川常海先生です。(現在毎週金曜日に先生の指導を受けています)

 先生がはじめてこられたときのわたしたちの驚きは大変なものでした。
湿し水を完璧な状態にセットすことで、印刷面のインキの皮膜を薄く均一にたもつことができます。
テスト刷は「アフリカの月夜」のような真っ黒な写真でした。でてきた刷り本はインキでベタベタに見えました(見た目はかなり濃度が濃いということです)

 ものの数秒後、手品のようなことが起こりました。表面をなでてごらんと先生にいわれ、おそるおそる手を出したのですが、インキもつかないし、刷本も汚れません。予想では手も刷り本も真っ黒になると思っていたのに。
おどろく、私たちに「これがオフセット印刷というものやで」と先生。

 この日が、私たちSP本舗・二口印刷の技術向上へのスタートとなったのです。ただ紙にインキを移すだけのことですが、こんな一例からも、その奥深さがわかります。

 日本中が安売り競争に入っているようなこのごろですが、限度を超えた安売りは自滅を招きます。
私たちはつねにリーズナブルな価格設定(品質をまもれるギリギリ)でよい品物をご提供し、お客さまのお役に立っていこうと考えています。

SP本舗・二口印刷のホームページはこちら
ご拝読ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
 

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