雑記

世界初の安眠グッズ「マイドーム」やプリントフェイスマスクのPrincipal株式会社 社長ブログ

人形制作とデザイン作業

2010年11月26日 08時04分03秒 | 雑感
<写真の説明>
左のびんが飼い猫の毛、右が飼い犬(トイプードル)の毛です。猫は毎日、プードルは時々ブラッシングします。ブラシに残った毛を貯めていき、一定の量になるとフェルト人形を作っています。

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 また、猫の毛から溜まっていく日常が戻りました。朝のブラッシング、そして毛が溜まると人形づくり。昨日はいつもご褒美にあげている骨を作りました。現物を小さく削って作っています。




 
 仕事では何かと心労が多く、これこそ一時の骨休めです。人形にしろこの骨にしろ作業時間は1時間もかかりません。やりだすと集中して一気にやってしまいます。どんな形にするか、どのようにして作るかはあらかじめ頭の中で決まっています。

 着想が95%、あとは手作業のスピードです。数十分で作業は終わりあとは乾燥させるだけ。会社でもよく言うのですが、デザインという仕事もこれと同じです。パソコンの前に座った時点でどのようなものを、どうして制作するのか決まっていなければなりません。DTPソフトはただの作業道具です。道具を前にして、さてどうするか?というのは素人の手順でしょう。

 DTPソフトとその教育は一時期ブームを呼び、DTPエキスパート試験を一般学生が受けにくるなど社会に定着しました。その結果、道具の使い方を聞きかじっただけの「自称デザイナー」があちこちに登場出現。デザインという言葉や職業の価値は著しく低下しました。

 20年以上前の話ですが、私自身が仕事を依頼していたデザイナーは、自分自身では文字を打ったり、版下を作ったりの作業は一切しませんでした。そして綿密な書体、級数の指定、4色の色指定をもらい、私が版下屋さんで版下を作り、製版作業をし、色校正を持っていくと自分のイメージに合わせてまた朱を入れる。

 これが本当のデザイナーの姿です。DTPソフトは確かに生産性の向上には寄与しましたが、多くの場合一人の人間が着想、設計、作業という仕事をしています。負荷は当然大きくなっており大変です。しかし、うまく仕事をこなしていくためには頭の中で先の3つの工程を常に意識している必要があるのではないでしょうか。

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ご拝読ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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