雑記

世界初の安眠グッズ「マイドーム」やプリントフェイスマスクのPrincipal株式会社 社長ブログ

裁量と統治

2010年12月07日 07時59分13秒 | 雑感
<写真の説明>
左のびんが飼い猫の毛、右が飼い犬(トイプードル)の毛です。猫は毎日、プードルは時々ブラッシングします。ブラシに残った毛を貯めていき、一定の量になるとフェルト人形を作っています。

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 今日は全体まわれ右をしました。

 ドラマ「坂の上の雲」が再びはじまりました。冒頭のナレーションでは明治時代の日本を中小企業に例えています。中小零細企業は社長の裁量でなんとでもできるというイメージが強いですが、よくよく調べてみるとこの時代の日本は中小企業のような人材の抜擢をしただけで、法と規律が支配する立憲国家でした。対するロシアこそ皇帝と貴族がその裁量で自由気侭な政治をする裁量国家でした。

 ほどなく起こる日露戦争では優秀な中小企業である日本が全力を尽くした結果、統治能力の低かった大帝国が負けることになりました。国家予算の8倍の金額を戦費につぎ込み、「臥薪嘗胆」を合い言葉に重税に耐えた国民の後押しも見逃せません。

 私は決して軍国主義者でもなく、戦争には断じて反対です。この話はいざというときに裁量と統治がもたらした結果を考える話です。

 遵法精神は封建時代に恐怖によって育まれ、近代日本人に優れた資質として受け継がれていました。太平洋戦争後の米国が最も危険だと感じたのがこの資質です。いざとなれば一糸乱れず国家が一丸になれる。このような資質がすこしでも残っていおかげで、日本の企業も世界的な競争力をもつまでに至りました。

 では今の人たちにはそのような優れた資質はないのでしょうか。私はまだ残っていると思います。多くの中小企業がこの経済状況の中で「全社一丸体制」をつくりだし、危機を乗り越えています。

 その企業家たちの姿は明治時代の指導者たちに負けないくらい、勇気と力にあふれています。先日の大阪府中小企業家フォーラムではそのような報告が随所に聞かれました。まだまだ頑張らねば。
 
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ご拝読ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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