中国電影迷

「中国」在住の「電影」好きの「迷」子のブログ。
映画の紹介と日常の心象風景のワンシーンを記録しています。

映画「トワイライト~初恋~」

2011年03月03日 | その他映画

「トワイライト~初恋~」(原題:TWILIGHT)
監督:キャサリン・ハードウィック
原作:ステファニー・メイヤー
出演:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン
2008年

<あらすじ>
ベラ・スワン(クリステン・スチュワート)は孤独を愛する少女。母親の再婚に伴い、雨の多い小さな町で父親と暮らすことになる。ところがその町で、神秘的な雰囲気を持った、エドワード・カレン(ロバート・パティンソン)と出会う。知的で鋭い彼は、ベラの孤独な魂を見抜き、すぐにベラとエドワードは惹かれあう。エドワードは人間を超越した身体能力を持ち、1918年から年をとっていないヴァンパイア。しかし、エドワードの一族は、人間の血は飲まないという変わった生き方をしていた。エドワードにとって、ベラは90年間待ち続けたソウルメイトだったが、エドワードはベラに惹かれれば惹かれるほど、葛藤に苛まれる。

もはや中国映画紹介ブログではなくなっています、嗚呼!

昨日観た「ザ・コーヴ」のせいで、今日は一日中気分がすぐれなかった。

記録映画界に身をおいた経験から気付いたのは、私は、世界や世間に物申す!とか、こんなんじゃいけない!あってはならない!とか、問題意識(+憤慨)で、社会にメッセージを発信するタイプではないこと。
同情とか、憐憫をベースにするのはそれよりもっと嫌。

ただ、そういうネガティブパワーは意外と馬力があり、持続もするし、伝染しやすいので、ボランティア団体の方とか、NGOとか、記録映画に関わっている人のなかにはこういうタイプが多いような気がします。
映画製作の仕事はよしとしても、そういう人たちと合わなかったんだなと思いますね。

若い頃は、あれが足りないとか、あれが欲しいとか、現状が不満だとか、劣等感や飢餓感を原動力にしていたので、ネガティブパワーの強さはよくわかっていますが、いろいろなことを経た今、出来ることなら、美しいこととか前向きなこと、明るいこと、ポジティブなパワーで、自分を含め、周囲に影響を与え、与えられたいと思っています。

そうは言ってもいろいろなことが起こるし、いろいろな人がいるし、明るく前向きでいつづけるのはそれだけでも大変なんだけどね。

というわけで、この映画でちょっと癒されたく。
だって画面からマイナスイオンが立ち昇ってきそうなんですもの。

ヴァンパイア映画はこれまでも数多く製作されてきましたし、これも特にニュータイプ(G)のヴァンパイアというわけでないのですが、世界的な大ヒットを記録した作品です。キーワードは「禁断の愛」。
そして、乙女の好むエッセンス(美・癒し・ときめき・せつなさ)が満載。

物語の舞台となる、まず山間の湿度の高そうな田舎町は、まるで日本の田舎町(岩手で言ったら、八幡平町とか安代町)。
そしてヒロインのべラは、内気で陰鬱で、一般のアメリカンガール(*イメージ)と違い、親近感持てます。
エドワードだって正統派のイケメンじゃないしね。色は白いし、唇は赤すぎるし、編集の特殊効果で身体が全体的に光り輝いている。「プリクラのキラキラモードみたいでヘン」と思ったんだけど、あれはいいんでしょうか?

エドワードは自身がヴァンパイアであることに悩んでおり、「愛する君をバンパイアにしたくないんだ」と言い、近くにいると自分を抑えきれなくなる…と、身を引こうとする。
一方べラは、「あなたと一緒に生きたい」とヴァンパイアになることを熱望する。

以前の私なら、ヴァンパイアになって2人で末永く幸せに暮らせばいいんじゃない、べラも希望してることだし、葛藤する必要なんてないよー、いいじゃん、めでたし、めでたしで、って言ったと思いますが。

でも、そういうことばっかりじゃないんですよね。
好きだという気持ちだけではどうにもならないことがある。
片思いとか。
片思いしている最中って、きっと相手も私のこと嫌いじゃないはず、嫌いじゃないけど、事情があって私の気持ちに応えられないんだわ、と思いたがるもの。
いい大人になってからこの考えはヤバイと思うけど(笑)

「でもさー、好きな気持ちってしょうがないよねー」っていうせつない想いを抱えた心を、美しい映像でそっと撫でてくれる作品。

今日の毒舌度:☆

もちろん続編も必見!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さとみ)
2011-03-04 12:01:05
じんじんが片思いって(爆)
Unknown (じんじん)
2011-03-04 14:01:08
ねー(爆)。