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キッチンしみずのブログ

日々の思いを載せて

ブログのお引越しについて

2014-11-19 18:38:31 | インポート
毎回つまらない記事を書いているのですが、大変多くの方にアクセスしていただき、ありがたく思います。アクセス数も5,000を超え、自分も驚いています。現在、OCNのプロバイダーを使い、ブログを書いているのですが、11月いっぱいで、そこが使えなくなってしまい、現在gooのブログへ引っ越し中です。まだ、使い方が、よくわからず、苦戦しています。12月より、自動的にそちらに移行しますので、今後も、つまらない記事にお付き合いください。よろしくお願いします。
形態が少し、変わってしまいます。少しずつ、よくしていきます。





パソコンの修理について

2014-10-30 22:31:55 | インポート
うちのお店は、もちろんレストランですが、かなりの方が、パソコンの修理にパソコンを持参して訪れます。もちろん営業時間中ですから、お料理を作ることが優先ですが、できる限り、ご希望のとおり直すようにしています。自分自身も、自分のパソコンに不都合があると、すぐに直したくなるので、お気持ちはよくわかります。しかし、レストランに食事に来ていただいたお客様にご迷惑をおかけするわけには行かず、しばしば、修理のお客様を、お待たせしてしまいます。大半の故障はすぐに直るものなのですが、中にはDOSから直さなければならないものもあり、時間がかかってしまうものもあります。もちろんマザーボードの故障などは、説明し、電気屋さんでなくては直らないということもありますが、できる範囲で直すようにしています。幸い、訪れる方は、ある程度パソコンの仕組みをご存知の方が多いので、良く分かってくださいます。しかし、あらゆるOSを持ってこられるので、自分も大変勉強になります。好きな自分にとっては、ありがたいことです。
この頃は、パソコンだけでなく、SIMフリーのスマートフォンを持って来られる方も増えました。こちらは、SIMロックのことなど、わからない方が多く、理解していただくのは、大変です。しかし、こちらも、いろいろな、スマートフォンの仕組みを見せていただくことができ、大変勉強になります。
しかし、今はやはり、パソコンを直すことより、料理を作るほうが面白いのは、少し、料理人になったからでしょうか




イタリア調理場でのエピソード

2014-10-25 19:03:38 | インポート
調理場で、最初に必要だったことは、数を覚えることでした。メニューは、さすがにすぐ理解できたのですが、オーダーの数がなかなか聞き取れず、苦労しました。ちなみに、12345は、ウノ、デゥエ、トロ、クアントロ、チンクエです。しかし、ジャガイモを12個持ってきてといわれても、数がわからず、適当に持ってきても、そこはイタリアです。何も言われず受け取ってくれます。
調理方法は、困ったことはなく、基本は、パスタについては、出来上がっている、ソースをあえるだけです。もちろん誰でもできます。しかし、イタリアの調理場で、一番知りたかったことは、お料理の作り方ではなく、調理場の、一日の流れだったので、その点は、ホテルの調理場は、しっかりしたシステムがあり、大変参考になりました。ただ、イタリアの自由なところを見てしまったので、今も、その癖が抜けません。日本で修業したのなら=、もう少し、几帳面に仕事ができたのかなと、思ってしまいますが、これは、性格によるものだと、思います。
うちのレストランも、開店は11時30分ですが、調理場には、8時30分には入り、一日分の材料を準備します。この時間が、一日のうちで最も忙しく、11時30分の開店に間に合うか、毎日ひやひやです。イタリアでも、8時30分には準備を始めていたのですが、お客様がみえるのが、1時くらいからなので、みんなのんびりです。しかし、お客様に、家庭のお料理より、手の込んだお料理をお出しできるのは、その準備があるからです。今回の修行で、一番勉強になったことでした。




イタリアでの料理修行

2014-10-15 19:09:26 | インポート
イタリアのホテル到着後、初めて調理場に入ったときは、高校で、初めて教壇に立った時と同じくらい緊張しました。この年で、緊張感を味わえるのは、ありがたいことですが、それは、今だから思えることで、良いことではありません。もちろん、自分だけでなく、ホテルの他の人たちも同じだと思います。何せ、これから、初めての東洋人と一緒に仕事をしなければならないのですから。しかし、そこはイタリア人の陽気なところ、笑顔で迎えてくれました。
厨房では、シェフが、特別料理とパスタを、スーシェフが、前菜と焼き物を担当していました。洗い物は、特別に雇われた方の担当で、厨房とは、別です。最初の半月ぐらいは、洗い物をすると思っていたので、自分は何をするのだろうかとうろうろしていると、サラダを担当するよういわれました。もちろん、厨房では、そこそこの経験者が来ていると思っていたのでしょう。シェフが見本を一つ作ってくれましたが、後は、好きなようにといわれました。味付けは、塩、オリーブオイル、レモンだけです。さすが、イタリアのおおらかさです。初めてのオーダーは、さすがに気合が入りましたが、淡々と持っていかれてしまいました。サラダは、レタス、オニオン、ニンジン、トマト、セロリだけなのですが、ニンジンは、ぶつ切りの輪切りです。そこで、包丁でにんじんを千切りにすると、ペティナイフを主に使う、イタリアでは大変珍しく、驚かれてしまいました。シェフからは、明日からは、パスタも担当といわれました。もちろん、自分はレストランの厨房は初めてですし、本場イタリアのパスタも作ったこともありません。非常に不安でしたが、断るだけの語学力がないため、シ(OK)というしかありません。やはり、言葉は大切です。
パスタは、普段は、3種類しかなく、(トマトパスタ、ポモドーロ、クリームパスタ)難しくはないのですが、味の加減も自分で決めるので、残されて帰ってくると、とても落ち込みます。しかし、この経験から、日本に帰って、自分のレストランをパスタを中心にしようと思うようになり、とても良い経験をさせていただきました。
厨房でのエピソードは、次のブログで。




イタリアホテルでの賄い食

2014-10-07 21:19:31 | インポート
レストランの従業員たちの食事を賄い食といいます。もちろん、それは、シェフが作るのではなく、新人が作ります。賄い食は、すぐに作れ、早く食べられるものが中心です。イタリアでは、生ハム、チーズ、トマトパスタが中心でしたが、たまに、肉も焼きました。出来上がると、みんなでワインをたくさん飲みながら、黙々と食べ、仕事を始めます。ワインをたくさん飲みながら、食事をとるのは、やはり、イタリア人の素晴らしいところです。日本の、賄い食では、あり得ません。
自分たちは、大学生と高校生のアルバイトと、4人で一つのテーブルでいつも食事をとっていたのですが、自分たち夫婦は日本語、イタリア人の二人はイタリア語、自分と大学生は英語と4人しかいないのに、3か国語で話します。意志疎通が大変です。しかし、人は、少しくらい言葉が違っても何とかなるものです。改めて、面白いものだと感じました。
自分が、賄いの担当の時は、とても大変でした。日本の食材をほとんど持って行かなかったので、イタリアのもので準備しなければならず、また、作り方も違うので、日本では喜ばれる、とろとろのオムレツは、誰も食べていただけませんでした。イタリアでは、すべての食材に、これでもかというくらい、火を入れなければ、食べてもらえません。好みも、国によってそれぞれです。
イタリアの厨房では、地元チームのサッカーの試合が始まると、誰もいなくなってしまい、みなテレビを見ています。いくらオーダーが入ろうが、一人で作らなければなりません。国民性の違いをとても感じました。
次回は、料理作りを紹介します。