今日は、ワインについて今、思うことを。
イタリアンレストランを始めるまで最も好きなお酒は、ビールでした。あまり多く飲めるわけではないのですが、夏はもちろん冬でもグラスをコチンコチンに凍らせ毎日飲んでいました。しかし、イタリアのレストランでは、仕事を始める前の食事には、水の代わりに毎日大量のワインが出されます。毎日3食ワインを飲んでいると、だんだん好きになってくるものです。(もともとアルコールが好きなのかもしれませんが)しかし、ある日、ワインを飲みながら食事をしたほうが、お料理がよりおいしく感じることに気づきました。周りを見ても、お料理を変えるときに、ワインを口に含んでいることを知りました。フランスでも、お昼から、ワインを飲まれている方が、沢山いたことを思い出しました。もちろん、ワイン自体おいしいのですが、お料理をよりおいしく味わうために、ワインも一緒に飲むことがやっと理解できました。
今は、店のお休みの前日には、必ず飲んだことのないワインを1本購入し、妻と2人で飲んでいます。出来るだけ、違う国の、違う地域のものを選んで購入するようにしています。そこで、面白いのは、その国のその地方のお料理が一番合うということがわかりました。日本にも、ワインに負けない日本酒があります。日本料理を食べるときは、やはり一番だと思います。お酒もお料理の一部だということが、この仕事を始めて、しみじみわかりました。今まで、ただ、お酒を飲んでいたことが、恥ずかしいくらいです。
うちのレストランでは、自分で選んだ、お料理に合うイタリアワインを4種類ご用意しています。高級なものではないのですが、自分のお料理に合うと思います。ぜひ、一度お料理とともにお試しください。来月また、東京に出かけ、試飲会に参加し、よいワインを見つけるつもりです。