鶏林日記・ののまるのチラシの裏

基本的に日常の備忘録ですが、住んでいる場所が場所なのでちょっとだけ刺激的です。

数独ゲーム

2005-11-19 | パズル通信「ニコリ」
さてもはや世界的共通語になったと言っても過言ではない「数独」ではありますが・・・

金曜日に明洞に逝ったとき、「数独ゲーム」なるものを見つけてしまいました。
まだ買っただけで説明書もほとんど読んでませんが、表にはでかでかと日本漢字「数独」の2文字が!非漢字圏の人にはこれでかなりのインパクトがあると思われます。
(なお1枚めの写真はなぜか緑ぃ~になってしまったので少し色調調節をしております)

中を開けると、大きい数字と小さい数字が書いてある紙のボードが挟まっています。本来空欄であるべき箇所には1~9までの小さい数字が最初から入っていて、その上に置いていくための数字の書かれた板が付いてます。これをみると複数でよってたかって問題を解くという形式のパズルゲームのようですね。
とはいえ、それだけではゲームになりませんから、制限時間や数字を入れるごとに加算される点数も決まっているようで、盤の端にはそれを記録するため?の仕掛けがありますね。砂時計が付いていて、これで制限時間を計るようです。

ううむ。
ゲームとペンシルパズルの融合と言えば、みんなでよってたかってクロスワードを作る「スクラブル」というゲームが有名ですが、その路線を狙っているのでしょうか??
でもあれよりはずっと自由度が低い(なにしろ問題が用意されているのですから)ですねぇ。シートは20枚ぐらい用意されてますが、なくなったらテキトーに問題を入れて遊べるのでしょうか?
野心的とは思うのですが、面白いかどうかはちょっと未知数。

というわけで
どなたか一緒にプレーしてくれる人募集。
3人まで、人種・性別・年齢は問いません。
韓国の私の研究室まで来られる人が好都合ですがそうでなかったら冬に日本まで持っていきます。
よろしくお願いいたします。

数独は世界を救う??

2005-10-16 | パズル通信「ニコリ」
単純だから病みつき…「数独」欧米で大ブーム(読売新聞)

もうしばらく前から「数独」が世界的ブームになっているというのは知ってたけど、新聞記事になっていたのでエントリー。

しかし、正直「数独の時代が来る!」とは思わなかったですよ。
なにしろ、ニコリ界隈の作家の間では「パターンが限られているのでそろそろオリジナルを出すのは難しくなってきた」と言う人もいたんですから。
もうひとつ「数独」という名前のままでブームが来るとも思わなかった。
だってこのままでは意味不明だし、正式名称(?)の「数字は独身に限る」だって、元ネタの「さんまは目黒に限る」を知らないと「なにいってんだこのなまえはばかぢゃねーの??」という反応を起こしかねない。
他社では「ナンバープレイス」という名称を採用しているところが多いと聞く。こっちの方はアメリカの雑誌でニコリより先にこのパズルの名称として採用していたものだから、イギリスでブームを起こした場合「ナンバープレイス」の方が名称として採用されているのが自然なはずだ。
なのに、ナンバープレイスは忘れ去られ、1984年に造語された「数独」という意味不明の日本語が生き残った。

もちろん「数独」の名前で広まったのにはわけがある。
新聞記事によればニュージーランド出身のウェイン・グルド氏が、訪日の際に「数独」にはまり、英国の新聞社タイムズ社に自作の問題を持ち込んだのがブームのきっかけになったそうだ。
このときハマったのがたまたまニコリの「数独」だったから、世界に「数独」という名前が広まったわけ。
これがもしも他社の「ナンバープレイス」だったら、世界に広まった名前は「ナンバープレイス」だったろう。
更に、ブームがアメリカから始まっていたら、やはり「ナンバープレイス」になったに違いない。
ううむ、運命は不思議なものだ。

日本だとパズルと言えば「クロスワードパズル」「ナンバークロス」あたりが、懸賞付き雑誌とともに根強いブームとなっているが、数独をはじめとするその他のペンシルパズルは、どちらかといえばパズル雑誌の添え物的な扱いであって、あまり目立つ存在にはなっていない。
そんな中での、現行本家を置き去りにした「数独」ブームである。

最近は縁遠くなっているが、以前『パズル通信ニコリ』というパズル雑誌にハマっていた。
大学1年生の頃、何か面白い暇つぶしはないかと探していた頃。
数並ぶパズル雑誌の中で、一つ異彩を放っている雑誌があった。
それが『パズル通信ニコリ』だった。
縦長のサイズ、おかしな煽り文句、懸賞なしでパズルの面白さだけで勝負する潔さ。
買って、即ハマった。
そのうちに放談会(ファンの集まり、オフ会のようなもの)に顔を出すようになり、いつの間にか仙台の幹事にw
ニコリ社長の鍜治真起さんを始め、いろいろな人の知己を得た。(ちなみに新聞記事では姓が鍛治になっているが鍜治が正しい。もちろん鍛冶でもない。ただしニコリ本誌でもしばらく鍛治になっていたw)
パズルを作ろうと何度か挑戦したこともあったが、結局ものにならず、年賀状などに載せた問題を数個作っただけだった。
そのうち韓国に来て、すっかりニコリからは縁遠くなったが、今でも放談会等で知り合った何人かの方々とは交流を持たせてもらっている。
そのような中で知り合った「数独」。
正直、あまり好きな方のパズルではなかったが、ひょんなことから世界に広まり、ブームを巻き起こした。
その出世ぶりに、感慨を禁じ得ないのである。

ちなみに写真は韓国で見つけた数独のパズル問題集。
全部で4シリーズ10種類ぐらい出ているうちの2冊である。
韓国でもペンシルパズルはいい暇つぶしの材料となっていて、コンビニにはいくつもパズル雑誌が並んでいる(内容はクロスワードに限らずいろんなパズルが並んでいる)。
つーか一時期ハロプロ系のアイドル写真がよく使われてたのでヲチしていたのは内緒だw
そんな韓国にも数独ブームの波が押し寄せている。
パズル雑誌ではもともと「魔方陣パズル」と呼ばれていたが、今やすっかりそちらの名称は姿を消している。
で、そのうちの2冊を買ってみて、試しに解いてみた。
以前のパズル雑誌では数字配列も対称形になっていなかったが、今回買った2冊とも配列が対象形になっていて、整った印象。
少し解いてみたが、レベルはニコリのよりも全体に易しめか。
ちょっとした暇つぶしのパズルとしては十分及第点な作りだと思う。
まぁ、どこかの雑誌からパクうわなにをくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

10/20追記:
昨日コンビニでパズル雑誌を確認したら、大部分が未だに「魔法陣パズル」で、1誌のみが「ナンバープレイス」という名を使っていた。
うーむ、数独の行くべき道はるか。