鶏林日記・ののまるのチラシの裏

基本的に日常の備忘録ですが、住んでいる場所が場所なのでちょっとだけ刺激的です。

コリアンヲチ始め

2006-01-04 | 新聞記事から
お正月3が日のうちにもYAWARAちゃん出産とかキムキム兄やんと辺見えみり結婚とか、いろいろなニュースが飛び交ってますが。

その中で、某所でかまびすしく取り上げられているこのニュース。
「日本の神社、韓半島に由来」韓日史学者共同研究(中央日報)

まあ「いつもの」であるわけで。
題名と内容の間に飛躍がありますし、挙げられている事例にもツッコミ入れられる部分があります。
高句麗や百済に御丁寧に韓国語読みを付けている辺り、なんかいじましいです。
しかしそれよりも何よりも
「またですか」
と言いたくなる記事で、正直もうどうでもいいです。
こちらの分析はコリアンヲチの先達、コリアニメさんとこにお任せします。

中央日報の記事であれば、昨年末のこちらの方が興味引かれます。
イ・ヨンフンソウル大教授「旧韓末盲目的反日感情が朝鮮亡国を呼んだ」
この李栄薫(漢字ではこう書く)教授、前から「親日的」発言を繰り返していて、その度にマスコミや国民からたたかれているのですが、言っていることは基本的に歴史的事実をきちんとふまえています(なお記事にひとつ突っ込めば、伊藤博文は「最初は」だけでなく、ずっと「正式な日韓併合」には反対だった)。
今後の御活躍を期待せずにはいられないのですが・・・どうなんでしょう?



で、こちらはなぜかロイターから配信された記事。なんでこの時期に配信されたかも謎w

韓国の恋人達、記念日が多くて大変

バレンタインデーとホワイトデーの成功に味をしめた業界が、これでもかこれでもかと記念日商法に精を出した結果、毎月14日は恋人とか恋人未満とか喪男喪女('A`)とかの記念日ばかりになってしまいましたとさ。
韓国のバレンタインデーというページを見ていると、各14日がいったい何の日か詳細に書かれています。御参考に・・・せんでいいっ!!!(w
この中で4月14日の「ブラックデー」は最近日本でもたまに紹介されるので有名になってきてますが、その他にこんなにあったとは・・・
正直、ブラックデーの次の「イエローデー」までしか知りませんでした。
そういえば4/14は日本で「オレンジデー」という話がありましたが、どうなったんでしょうか??

つーか韓国人、流され過ぎ。
よくマスコミ等で「自己主張が強い」と言われている韓国人ですが、それは決して自己の意見が確固たるもので譲らないというわけではなく、単に「ものごとや好き嫌いをあけすけに言う」だけのようにいつも感じます。
情報等に対する態度は、基本的に「人の言うことは疑わない」ところが強く、マスコミや有識者(つーか声の大きい人)の意見に流されやすいです。
「なんでそんなこと信じてるんだ?」と聞くと「○○さんが言った」と返す人も多い。
もう少しメディアリテラシーつけてください・・・日本もそうですが。

木枯らしが沁みる話2題

2005-11-30 | 新聞記事から
すっかり例のクローン黄教授復帰運動一色になっている韓国マスコミですが、その中で世知辛い話2題。

「やり過ぎでは?」うっかり携帯持ち込んでも2年間受験不可(朝鮮日報)

あーあ。
去年の携帯使ったカンニング事件の余波で、韓国の大学入試センター試験「修学能力試験、略して修能(スヌン)」の教室に携帯電話を隠し持って入ったのが見つかると、受験自体が無効になるのみならず、来年の受験資格も剥奪されるという、すさまじい罰則が制定されたのだが、とばっちりを受けたのがうっかり携帯電話を入室前に提出し忘れた学生たち。
全国で27人がこのために涙をのんだ。
上の記事にもあるように、うっかり兄貴の上着来てきたらそこに親父の携帯が入ってて、一方でなくしたと勘違いした親父が電話を自分のにかけたもんだから、ベルが鳴って即アウト。一応すべての科目を受験はしたものの、不正の疑いで奈落の底へ。
「羹に懲りて膾を吹く」ということわざを思い出した。
(韓国風に言えばユッケジャン食べようとしてアチチチチ、ってことからそのあと出てきたユッケを凍ってるくらい冷たいのに無駄な用心をして♪熱けりゃ冷ませばいいフーフーしているお間抜けな様子って意味のことわざ)
かわいそうだけど、このくらいしないと不正防げないって所もあるからなぁ。
韓国は超学歴社会つーか超肩書社会、大学出ないと始まらないって所なので、ここでつまづくことは人生のアドバンテージを大幅に失うことになる。だからこそ不正をしてでも上に行こうとするのであり、多少厳しい基準をもうけてでも不正を防ぐ必要があるのだ。
まぁ今の携帯電話自体、いろいろ機能があるから試験のときには一時預かりにする必要はありますね。

携帯電話と言えばこんな話も。
2500万ウォン分国際電話した高校生2年生の“高い授業料”(朝鮮日報)

これも悲しい話だけど、中国に留学している女子大生と高校生が携帯で”長距離恋愛”していたら、月末にとんでもない請求が来て一家全員路頭に迷ってしまうはめになったという話。
携帯で国際電話かけ続けたら、おっしょろしいことになる、というのは、特に電話料金が高い日本ではみんなわかる話だけれど、この高校生、そこまで頭が回らなかった。
しかもコレクトコールで向こうからかかってくる電話も自分の方が支払うことにしていたから(多分高校生の方はコレクトコールのことをよく知らなかったんだろう)、その結果はものすごいことに。
かわいそうなのはその家族、お父さんは清掃員で月収は非常に低い(韓国は日本よりずっと賃金格差が大きい)。
爪に火をともすようにして貯めたお金で借りたマイホーム(韓国では大家にまとまった保証金を渡し、大家はその金を運用して家賃を捻出、家を出るときには保証金をそのまま返してもらう「チョンセ(伝貰)」という制度がある)を泣く泣く手放して、その保証金で電話代を払ったが、それでもまだ電話代の半分しか払えていない・・・。
カード破産ならば本人の自業自得のようなところがあるけれど、これの場合は子供の恋心が引き起こした事件だからなあ、とはいえ制度のリスクを知らずに使ってしまったのは子供とはいえ間抜けだし。
この一家の今後の人生に幸多からんことを。