~今宵、夜空の宝石に~  *文鳥宝石箱Vol.2*

文鳥宝石箱Vol.2です。文鳥の遺伝や、私が想う生命の様々などを、文鳥を通してお伝えできれば幸いです。

昨日の続き。

2009-02-17 | 文鳥日記


昨日は、こちらのブログを覗きにいらした方々に、不愉快な想いを

させてしまったであろうことを、深くお詫びいたします。

しかし、このような問題はあちこちで起きているようですので

(mixi上でも、少し前に問題になっていましたね)

今回は、私の考えを書かせていただきます。





それと共に、「有償譲渡には何かにつけて難癖をつけ、自分は高価な文鳥を

無償あるいは安く入手して、他人に転売をする人がいる」とのメールを、

夜中に頂きました。

この件に関しては、私と直接のつながりのある「文鳥繁殖者」の方からも

同じような内容で、以前に頂戴しましたので、存じておりました。

きっと、あの某掲示板を利用させていただけば、必ずやってくるな、と

覚悟はしておりましたが、案の定でした。

ですから、普段はあのような掲示板にはお邪魔せず、このブログ上でのみ

新しい飼い主様を探しています。




お話を戻します。

普段から、このブログをご覧の方々は、「繁殖した文鳥がほしい」という方よりも

飼育方法や、遺伝に関して「どうなっているの?」という興味で足を運んでくださる方が

大半だと考えております。

ですから、「有償募集」をしていても、今まで今回のような件は一件もございませんでした。




今回のように、飼育法など、そういうことには一切興味が無いのにも関わらず、

「里親募集」の掲示板は日々チェックし、文鳥を物色している方が居られることが、

身をもって、容易に窺い知れました。

周りから聞いていたとおり、恐ろしいことです。




そういう情報は、繁殖をさせる側には必ず回ってきます。

表面上に出てこないために、「つながりが無いと思われる人脈」も

このような世界は、裏で繋がっているものです。




実際問題として、過去3年間に自家繁殖で有償で出している雛は、年間1羽です。

結局、仲間にあげたりブリーダーさんに差し上げたり、リピーターさんに…となるので

金銭授受は行わず、また、利益を目的とした販売業にはならないのです。

(本当は、無償でも連続する場合は「業」なので登録をしないといけないのですが)





文鳥の健康・遺伝が左右する体の状態を理解している、真のブリーダーさんたちは

怪しい場所や、明らかに異常な雛を繁殖させていると見られる場所からは、

たとえその繁殖者が「業の登録を受けたブリーダー」であっても、

「生き物の繁殖者」として、信用できないと判断し

そこから文鳥を迎えることは、決してありません。

その時点で「登録を受けたブリーダー」であっても、選考から外されます。

動物の繁殖をしている側の人間は、私も含め、非常にシビアに動物を見る部分があります。

なぜならば、健康な動物を繁殖させ、それをお渡しすることが

最も大切な責任になることを、理解しているからです。






結局のところ、こういうことを仰る方は「無償譲渡の連続募集」には

何も仰らないはずです。

ご自分にとっては、大変都合が良いからでしょう。

無償で、健康な、愛されて育った文鳥を譲ってくださる方は

大変ありがたい存在だからです。

あるいは、文鳥販売者か、のどちらかでしょう。

しかし、ご自分が繁殖されている文鳥に自信がある「本当のプロ」は

利益の面で、勝負にならないアマチュアブリーダーに、目くじらを立てません。




こんな表現は使いたくありませんが、

解りやすくするために、需要と供給の関係で書かせていただきます。




サイテスⅠ類の希少なインコ類ならばまだしも、

世にあふれかえっている文鳥です。

ネットオークションでも、安価に入手できる文鳥が沢山出品されています。

(販売者としてみたときの品質管理に関しては、疑問ですが)

「転売しても安くない」と書いていても、たかが知れていますし

本当の意味で文鳥を大切にする方は、そこをよくご理解ですので

「転売できない価格っていくらなんだ?」と、突っかかってきません。




こちらも、結局のところ「有償」に拘るのは、転売目的を避けるためでもなく

はたまた利益追求のためでもなく、以下のような、私から見て

「動物を飼育するにふさわしくない人」をブロックする目的です。




*動物の入手にお金をかけたくない。

*飼育設備への投資が出来ない、したくない。

*健康な生き物を育てている人間の苦労、熱意、愛情を理解しない。

*市場で入手すると高額な動物には、手が出せない経済状況や、価値観。

*無償で譲ってもらった動物に、お金はかけたくない(病気になっても見殺し)

*飼育環境が不適切にも関わらず、自分の管理能力を超えての飼育数の増数。

*繁殖管理が全く出来ていない(生ませるのではなく、また生まれちゃいました~等)

*飼育されている動物に、衛生的な面での病気が多発しているにも関わらず、原因解明しない。

*次々、飼育動物が死亡しても、原因追求せずに買い足す。




と、挙げればキリが無いのですが

これは全て、私自身が無償譲渡を行っていた際に体験したことです。

「ただで上げます。健康診断済み、遺伝管理しています」としたら

お断りしたいようなメールが山のように来ます。

私も、ラブバード、文鳥で経験済みです。

もう、うんざりするくらいです。

ラブバードのように、珍しいカラー、遺伝背景ともなると尚更です。

衝動的に飛びつくのでしょう。




「ただより高いものは無い」と、無償譲渡を行っている繁殖者の方が

仰っておられました。その通りです。

私の場合「譲渡した後も、必ず、文鳥が死ぬまで近状報告をすること」という

要求は一切していませんし、お伺いされない限り、自ら飼育指導もしません。

そこまで介入する必要は無い、と考えているためですが、

だからこそ、お渡しするまでのハードルは高い、思っていただきたいです。




無償で欲しければ、他を探せばいいのではないでしょうか。

安価で欲しければ、ネットオークションという手もあります。

ペットショップでも、お安く販売しているところは山とあります。




今後も「安く譲れ」などと仰る方の要求には、一切お応えするつもりも

ございませんし、このような方のご希望される「安価」にもお応えしません。

現実としても、ご縁があることも無いでしょう。

フリーメールアドレスを信用できないのは、この手の問題もあるからです。

ころころ変更できるフリーメールアドレスは、信用できる方を除き

信用していません。




ただし、今後も有償・無償問わず年間に2羽以上の雛を、継続して

よそ様に差し上げる場合には、動物取扱業登録を視野に入れなければなりません。

その点に関しては、ご指摘いただいて感謝しております。

私が申し上げたいことは、以上です。




この件に関しては、ここで終了とさせていただきます。

コメントの記入規制も、様子を見て解除いたします。




個人的に「管理人の承認が無ければコメントの表示許可はされない」という

システムは好きではございませんし

(自分にとって、都合の悪い意見を隠せるシステムはおかしいです。)

鍵コメントも、受け取る側・送る側としても良い気持ちがしないので

それらを使用する予定はございません。

また、1度投稿されたコメントを、管理者以外が

削除出来るような設定にする予定もございません。

投稿したコメントは、ここに残る。表示される。ということの意味を

ご理解いただいたうえで、「責任を持って」コメントの記入をお願いいたします。

つくづく。

2009-02-17 | 文鳥日記


こんなことを書くのは初めてかもしれませんが…。

いつも思うのですが「意見する側の人間」にマナーの欠落が見られるのは

なぜなのでしょう。

いえ、この場合はフェアな意見ではないです。

「一発言い逃げ」でしょうか。

某掲示板をお借りして「文鳥の委託先を有償にて募集」と書いたところ

2つのコメントを頂きました。

今後、またこのようなコメントを頂くと対応が大変なので、

某掲示板に書かせて頂いた文章は、削除させていただきました。

私は、頂いたコメントを削除することはいたしませんので、残してあります。

ご参照ください。




ネット上だから、何を言っても許される。

匿名だからバレない。

そう思っていることが、手に取るように判ります。

勘違いをしないで頂きたいのですが、的を射た意見であったとしても、

言い方によっては、その内容を価値の無いものにします。

過去数度、失礼極まりないが「ありがたいご意見」を頂いたことがありました。

仰っていることは理解できて、納得できても、書き方がなっていないのです。

そのときも、感情を押し殺し、冷静に対応してまいりました。




なぜかと申しますと。

このようなネット上の場所は、「誰が見ているか判らない」からです。

だからこそ、感情的な書き込みや誹謗中傷に値する、低俗な口調での書き込みは

自粛すべきことだと捉えている為です。

「自分の場所なんだから、言いたいことを言う」ことは、私はしません。

どんな場合でも、してはならないことが存在します。

それが守れない方とは、お付き合いできません。




書物とネット上の情報は一緒ではありませんよね。

どちらも「手に取る側の自由」という点では同じですが、

責任を負うと言う点では、全く異なるものです。

ネット上は、匿名で書き逃げが出来ます。

知らん振りできる「自分が書いた文字」に、責任を持つ必要は無いのです。

ネット上での誹謗・中傷、ブログの炎上の問題が取り沙汰されるのは

「自分の生み出した文章に対する責任感」が軽んじられているからに

他ならないと、私は考えています。




皆様も目にされたことがあるでしょう。

口調やマナーの悪い管理人のいる場所には、同じような人間が集まるものです。

誹謗・中傷以外の、的を射た意見であっても

何か自分と考えの異なることを書き込まれれば、逆上して仲間と共に

口汚く罵り合います。

なぜ、「マナーを守って議論展開をする」という当然のことが出来ないのでしょう。

反対意見や反論者が出るのは当たり前です。

そのときに、フェアな方法で熱く語ればいいのです。

なぜ、それが出来ないのか。

「言いたいことを言う」だけでは、何も知らない幼い子供と同じレベルです。

そこに、礼儀作法が加わって、初めて大人の議論になります。




しかし、正直なところを申しまして、私も人間です。

その相手の顔の皮を、新品の手術用メスで剥いでやりたくなるほど

怒り心頭のときもございます。




現在、コメントを制限させていただいております。

このような状況になると、明日のアクセス総数が凄いことになるのです。

以前、同じような状況があったときのアクセス数は700を超えました…びっくり。

普段このブログは、同じIPからは300前後。異なるIPからは130前後のアクセスがあります。

非常に簡単に解釈すると、130人前後の方が、一日に2,3度、

覗きにいらしてくださっているわけです。

さて、明日はどうなることでしょう。