詩吟の日記~そうそう、その調子!~

詩吟教室の、とある一日を公開して、若い世代の人たちにも関心を持ってもらおうと思ってます。

春季昇段試験

2009年04月29日 | 詩吟の日記
最近、吟剣の稽古で四苦八苦してる哲也です

本日4月29日は一年に二回あるうちの春の昇段試験でした

今回、僕らの教室からは

もの凄い勢いで伸びてるとっくんとわれらが香先生

いつもの昇段試験と比べると出るひとが少ないので

今日は僕も応援へ

会場に着くと

とっくん、出番が12番らしくすぐの出番のようでしたが

緊張してるそぶりも見せず

傍目から見るとむしろ余裕そうなので話をすると

今回の昇段試験は去年の秋の新人の時に失敗した

吟と同じような感じの吟らしく

今回はそこだけは絶対間違えないようにとのこと

さすがに自分の番が近づくと少し緊張してるようでしたが

いざ出吟


稽古どおりの吟


途中声がガラガラしつつも


なんとか持ち直して最後の山へ・・・・・


あれ?・・・・・


本人やりきった顔で帰ってきました

そこへ香先生一言


『最後のおおやま、ドの音まで下がってへんかったね』

とっくん


そうそうこのときはじめて気づいたようで

ちょっとへこんでました

まぁまぁそれでも立派な吟でした

この後とっくんは用事があるので先に帰りました


香先生の出番はここから2時間後ぐらいで

今回はある意味、前回の昇段試験のリベンジだったのでしょうかね

名誉会長もいらっしゃってたのでへたな吟はできないと

ものすごく集中していました。

出番が近づくにつれ調子が悪そうな香先生・・・・

大丈夫かなぁと心配しているうちに

出番が・・・

吟がはじまった瞬間

それまでザワザワしてた会場が一気にシーンと

みんな一様に食い入るように香先生の吟を聞いていました

あとから香先生に話を聞くと

腹筋がぷるぷるしてしんどかったと言ってました

でも見てる分には感情を込めて吟してるんだろうとしか

わからないぐらい素晴らしい吟でした


その後あきかさんが差し入れをもってきてれたので

最後の発表までゆっくりして

結果

二人とも昇段です

とっくんは優秀賞をいただきました

香先生の段位は優秀賞がないらしく個人的にはあったほうが

面白いのになぁと思いました

ホントに今日は二人ともお疲れ様でした