Movie ゲド戦記・・・・・・・・・・

今夏最後の映画かなという感じで、一応楽しみにしていたんですが。
まぁ内容はというと・・・ゲド戦記というよりは別のタイトルが良いのかなと思う。
異変がおき、その異変の元を探す旅に出た、ハイタカことゲド。
旅の途中にアレンという少年に出会い、なぜか旅を共に。
ここがちょっと難解です。異変とこの少年の絡みがここで必要なのかと。
途中ポートタウンでいろんなことに巻き込まれ、
挙句の果てはクモとかいう魔女との遺恨合戦に巻き込まれる。

永遠の命を得たいがために魔女も闇に魂を売ったとか売らないとか。
最終的には命の尊さを訴えているのかなんなのかも不明。
テルーとの出会いも唐突で実際よくわからない。そしてあの娘は本当に竜？
原題はこういったシーンがちゃんと描写されているのだろうか（実際は映画化してるから逆なんだろうけど）。

とにかく時間がないのかなという印象。絵作りはよくて前半はゆっくりと丁寧につないでるのに最後はドタバタ感が強かったかなと。
上手く言えないけど、スターウォーズの１～３を劇的に早回しにした感じとでもいうべきか。アナキンがスカイウォーカーになった途端ダークサイドに落ちていきなりダースベーダーになったような。

この映画に続きがあったとしてもこれではよくわからないかな。
この世界観を表現するのには3部作くらいにしたほうがよかったのではと思った（実際は4巻か5巻らしい）。

絵作りや台詞に力を入れているのは伝わったけど、ストーリーとしてはかなり
辻褄が合わない感じが強かった。子供には難しすぎるしジブリアニメとしては
楽しめないかなと思う。個人的にはちょっと残念だった。