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*シュシュ*のんびり日記

のんびり雑記。

「峠うどん物語」

2014-12-26 20:27:24 | ・ 重松 清
重松 清 「峠うどん物語」

すごく良い素敵なお話でした。
斎場の向かいにある祖父と祖母のうどん屋さん。
斎場の方が後に出来たのだけど、頑固なお祖父さんは移転もせず、変わりなく営業を続けてます。
孫の中学三年生の淑子は、お手伝いに行って色んな出来事を経験して幸せだと思います。

お通夜やお葬式に参列する人の気持ち。
お祖父さんが食べさせてあげたい温かいうどん。
優しい。。。

ほのぼの暖かい気持ちになりました。
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「みんなのうた」

2014-09-18 21:18:41 | ・ 重松 清
重松 清 「みんなのうた」

田舎って良いなって思った。

東大を目指して三浪したレイコさんが故郷に帰って来て、これからどうしようか悩んで、田舎の空気や風景、四季のなかで変わって行くのが良い。

家族って良いな。

うちの実家も田舎だけど、のんびりしてるし近所の付き合いかたもなんか良いよね。
レイコさんのとこと似てる。

レイコさんは四浪して東大受けたのかな?
きっと合格して東京にまた行ったんだよね。
大学生活のなかでやりたい事を見つけて充実出来ると思います。

近所の「エラジンさん」の話、感動しました。
高学歴で高収入の仕事をしてる人がエラジンさんなのか?
エラジンさんの意味、ほんと、考えなくちゃね。

過疎の問題、後継ぎの問題、難しいけど、私は子供たちが故郷を忘れずに想っていてくれればそれで良いと思ってます。

子供たちに読んで欲しい本でした。
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「あすなろ三三七拍子」

2014-04-24 09:43:10 | ・ 重松 清
重松 清 「あすなろ三三七拍子」

40代の普通のサラリーマンが社長命令で、大学生になり応援団の団長になって異様な世界(笑)を体験するお話です。

団員は、娘のチャラチャラした彼氏。
応援団OBの息子。
セクシャルハラスメントに敏感な刺客として入団した女子。
もちろんみんな大学生です。

世代が親子ほどの違いがあるので、お互いに理解出来ない事も沢山あるのですが、徐々に歩み寄って最後には素敵な関係になって嬉しい。


私も同世代だから。
おじさん…って読んでても、同世代だからね(笑)


誰かの為に応援するって、素敵な事だと思う。
応援される方も、誰かの為にってすごい力が出るよね。
自分一人では生きて行けないのだから、応援してくれる人がいるって感じれたら幸せだと思うし、応援出来る人がいるって幸せだよね。



文庫版のためのあとがきが良かったです。
あのあとがきで幸せな気持ちになりました。
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「とんび」

2013-02-16 14:22:19 | ・ 重松 清
重松 清 「とんび」


最初に出版された時に、悩んで悩んで買わなかったんだけど、この前お兄ちゃんが買って来たので、借りて読みました。
どうしても「その日のまえに」の悲しさが浮かんでしまうので、読みたいけど読めないって感じだったんだよね。
それと、子供の不注意で親が身代わりとなって死ぬなんて、その子はどうやって生きて行くのよ、辛すぎる、って、読めなかったんだよね。

読んでみたら、お父さんのヤスさんのキャラクターのおかげか、暗い気持ちにはならない。周りの人達も家族みたいにアキラを育ててくれてるし。

子供のいない照雲さんとことか、子供を育てる事が出来なかったたえ子姉ちゃんとか、周りにそういう境遇の人がいるだけに、なんとも言えない気持ちになりました。


ヤスさん自身が親がいないので、子育ては不器用すぎる(笑)
でも、アキラはものすごく良い子!
ヤスさんの空回りが~(笑)
天国の美佐子さんも、笑って見てるんじゃないかな。


ドラマにもなってるけど、やっぱり本って良いよね。

読んで良かった。


お兄ちゃんが、この本を読みたいと思って買って、泣きながら読んでたということが、とってもうれしいのです。
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「ロング・ロング・アゴー」

2012-09-15 14:38:48 | ・ 重松 清
重松 清 「ロング・ロング・アゴー」


久し振りの重松さん。
あとがきに自分でも書いてましたが、6話とも重松さんっぽいお話ばかりでした。あたりまえか。

再会がキーワードらしいですが、私、読んでて「イジメ」がテーマなのかと思いました。
なんか、さっぱりしないイジメ。イジメって、そういうものなのかもしれないけど、いじめられてる方がイジメとわからないようなわかってるような…本当にあるんだろうなっていう胸がモヤモヤするキツイ話でした。
んー、上手く表現出来ない。


結局思った事は、親は早く死んじゃダメ。子供は親より先に死んじゃダメって事かな。
どんな環境にいようが、どんなものを持って生まれて来ようが、生きるしかないのよね。

とりあえず、人に迷惑をかけないように心がけて生活してみます。
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「気をつけ、礼。」

2008-10-31 20:43:34 | ・ 重松 清
 重松清 「気をつけ、礼。」

6人の先生の、6つのお話。

私が、一番深いなぁと思ったのは「にんじん」と
「泣くな赤鬼」です。

教師なのに、「にんじん」というあだ名の子が、なぜか
嫌いでたまらないという話。
何をしても嫌い。顔を見ただけで嫌な気分になるので
きつくあたってしまうんです。
20年ぶりに、クラス会に呼ばれて行った教師は、
「にんじん」と会い、20年前の罪に罰をあたえられる。
そして、「にんじん」にゆるされるんですね
良いお話ですよ

「泣くな赤鬼」は悲しい。。。
教え子が、癌で死んでいく
頑張ることが出来ずに退学していった教え子が、久し振りに
会ったら、結婚して子供もいて、ちゃんと仕事をして幸せそう。
なのに、癌で余命半年だったって・・・
死んでいく話は、やっぱり悲しいですね


先生も、完璧ではないし、後悔したり悩んだりしてる
んでしょうね
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「ブルーベリー」

2008-06-13 22:20:43 | ・ 重松 清
重松清「ブルーベリー」 

私は、重松さんよりもう少し歳が少ないけど、なんか
懐かしい気分になりました
昔、出会った人達の、ちょっと寂しい(かな?)お話。

「4時間17分目のセカンドサーブ」がスキです
負けたマッケンローの顔、どういう顔だったんだろう。
たぶんほとんどコナーズに応援してて、マッケンローは敗者で。
そんな敗者の姿を自分と重ねて、「セカンドサーブ」って事は
この主人公は次に進むって事でしょ
勝ちっぱなしってことは無いからね

「人生で大事なものは(けっこう)ホイチョイに教わった」も
スキだな
ホイチョイって私のイメージだと映画だな
この主人公みたいな人、います
人にうらやましがられる事が幸せだと思ってる人。
だから、自慢にならない自慢もするし、適当に嘘もつく。
可哀想なひと。。。
このお話は、最後が良いなぁ
自分が幸せだと思えるって事が、幸せだと思います
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「流星ワゴン」

2008-05-13 19:27:29 | ・ 重松 清
かっなり久しぶりに読書しました

重松清「流星ワゴン」です

長そうだなぁと思ったんですが、あっという間に
引き込まれて、どんどん読んじゃいました。。。

「死んじゃってもいいかなぁ。」って思ってたら、不思議な
世界へ行っちゃって、親子の幽霊とドライブするんだけど。
「人生の分かれ道の大事な場所。やり直ししたい場所。」
に戻るお話ですが、人生は変えれない。変えれないのが分かって
るのに運命を受け入れる為に、戻る。って、辛いよね
そして、父親が、自分と同じ歳の姿で現れるのですが

私の、「もし、あの時こうしてたら・・・」って何かな?って
考えてみたけど、全然思い浮かびませんでした

あと、自分の親と、同じ歳になったら友達になれるか?って
いうのも、まるで想像出来ないし

良い感じで終わったけど、私はどうしても、幽霊の男の子が
可哀想で  
たった8歳で、死にたくないのに死んじゃったんだものね

命は、大事にしないと 車の運転気を付けましょう
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「ビタミンF」

2008-04-21 22:30:03 | ・ 重松 清
最近、読書してません
なので、だいぶ前に読んだのですが、今、娘が読んでたので
 重松清「ビタミンF」のお話。

短編集ですが、私は「セッちゃん」が好きです
親の立場で読むと、なんともせつない、つらい。。。
嘘をついて、それがばれてしまう運動会の場面、
「身代わり雛」を、川に流す時、可哀想だから傷を付けないで
流したいと言った時、

がんばれ~と応援したくなるけど、頑張り過ぎなくても良いんだよ
とも言いたくなるなぁ あ~何を言ってるんだろう
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「小学五年生」

2008-04-09 17:04:34 | ・ 重松 清
ちょうど、二男が五年生になったので、
  重松清「小学五年生」
を、もう一度読んでみました

短編集ですが、やっぱり何度読んでも、
「バスにのって」が好きですね。。。
五年生の男の子って、女の子より幼くて可愛い
うちも、娘と二男は一才違いとは思えない

お話は、お母さんが入院してる病院へバスに乗って通う
男の子の話だけど、小さな事でドキドキしちゃう。。。
カワイイ

うちの二男は、こうやって一人でバスに乗って会いに来てくれる
かなぁ?来るなぁ、きっと
  
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