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*シュシュ*のんびり日記

のんびり雑記。

「武士道ジェネレーション」

2016-06-08 10:12:40 | 
誉田哲也 「武士道ジェネレーション」

中学生の剣道大会で出会った香織と早苗のその後。
早苗は結婚して道場の桐谷先生の家のお手伝いをして、香織も相変わらず道場で稽古して子供達の指導して。
剣道、やっぱりおもしろい。

道場生の剣道大会での出来事、勝てばそれで良いのか?
香織も早苗も「あの子の剣道、なんか嫌だ。」となった時、そうだよなーってなりました。
誰かのためにっていうのは、ほんとに強い力が出ると思う。
中学生、かわいいな。

香織も成長したなぁ…。早苗も強くなったなぁ。剣道じゃなくて人として。

トゲトゲ鋭かった香織も結婚するんだもんな。
結婚相手は納得!!

「武士道シックスティーン」から4冊、良いお話でした。
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「ブラバン」

2014-10-13 22:47:06 | 
津原泰水 「ブラバン」

私の年齢より少し上の設定かな。
でもなんかなつかしくてセツナイ。

高校時代のブラバンの話と、部員の現在の話。
結婚式の余興でまた集まって演奏しようってことになって、連絡とりあって探して。
実際、20年ぐらいたってると色々あるもんだよね。

誰とも付き合いをしたがらない人や、病気になってしまったり、自殺してしまったり。

まるで現実…。

最近、実生活でも同級生達の色々な人生を知ったせいか、とてもせつなかったです。
話の中に出てくる「悲しい?」って言葉が自分に聞かれてるみたいでした。
かなしい、せつない、ふわふわって気持ち。

最後に気持ちよく終わって良かった。
晴れた日で良かったです。
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「神様のカルテ3」

2014-05-26 11:15:33 | 
夏川草介 「神様のカルテ 3」

相変わらず、細君のハルさんが素晴らしいです。
亡くなった内藤先生の代わりに赴任して来た女医さんの言葉で、今回一止先生は悩みます。
医師としてのあり方。
医師としての判断力、技術力、哲学…。
そして、決断します。

ハルさんが寄り添ってたら、何でも出来る気がするなぁ。


シリーズこれで終わりになるのかな?
1の時の学士殿を送り出すサクラのところが大好きです。
映画のシーンより、小説のサクラが感動凄かった!!
今回はまさかの予想もしてなかった最高の最後だと思いました。
気持ち良く泣いたー!
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「妖怪アパートの優雅な日常」

2014-05-15 10:31:07 | 
香月日輪 「妖怪アパートの優雅な日常」

10巻完結!!
素晴らしい終わり方でした。
私もここに住みたいって、何度も思いました。
妖怪アパートの妖怪も人間も、夕士君の友達の長谷君も、可哀想で堪らなかったクリとシロも、幸せになってた。

クリとシロの話しはとても悲しい。
母親に虐待されて亡くなったクリと、いつもクリの側にいて守ってたシロ(犬)は、まだ生きている母親の怨念によって成仏出来ないんだもの。
時間はかかったけど、ちゃんと成仏出来たのが凄く嬉しいです。

千晶先生の自己犠牲の話しもせつない。
残された人逹の悲しみは深い…。
とにかく、生きて欲しいな。


一度や二度の失敗で「終わった」なんてあり得ない。
世界は無限、可能性は無限。
生きてさえいれば、やり直しは出来る!
出会いを大事に前に進もう!!

良い本に出会えました。
何回も励まされたなぁ。
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「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

2014-04-28 15:14:19 | 
村上春樹 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

有名な有名な作家さんなので、私ごときが感想なんて書けない。
昔、「ノルウェーの森」を最後まで読めなかったので、読むことはない作家さんだろうなぁと思ってたけど、これは読んでみたかった。
そしたら、お友達が持ってたので貸してもらいました。

読んで良かったです。
「ノルウェーの森」は苦痛で読み進めなかった。
今回はすらすらあっという間に読めました。

思った事は、人ってずっと変わらないでいる事は難しいけど、変わらないでいたいなって事。
いや、年相応には変わりながら芯は変わらず。

わぁ、ホントにあんまり感想書けない…。

昨日は久しぶりに本屋さんに行って3冊買って来ました。
お兄ちゃんからの誕生日プレゼントの図書カードで買ってなんだか気持ち良かった♪
これでまたしばらくは引きこもれるわ。
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「光待つ場所へ」

2014-01-09 10:22:47 | 
辻村深月 「光待つ場所へ」

4つのお話。
「しあわせのこみち」と「樹氷の街」が良かったです。
あとのふたつも良いけど、暗いどんより感が好みではないかも。
それでも全部「光待つ場所へ」って感じでキレイに終わってて気持ちはすっきりです。

わざとではないのに、良く思われない人。
傷つけるつもりはないのに、結果傷つけて誤解される人。
そういう人は自分の何を変えれば良いのかわからないんだよね。
出会いや環境が気づかせてくれるんだろうね。

「しあわせのこみち」は、絵。自分は特別で人とは違うって思ってたのに、自分より凄い人に会ってしまった時の衝撃。パァーっと世界が広がった瞬間だよね。
挫折を味わいながらも素敵な出会いだなぁ。

「樹氷の街」は、あたりまえだけど、タイプの違うクラスメート達がまとまっていく合唱コンクール。
知らない事を知って行くうちに誤解がとけて暖かい光があふれて素敵な終わり方。

とじこもりたい気持ちがすごくわかるけど、やっぱり世界を広げないと気づかない事も沢山あるって事かな。
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「神様のカルテ」2

2013-12-12 10:40:54 | 
夏川草介 「神様のカルテ 2」

前作からかなり間が開いてしまったけど、読みたくなって買って来ました。
なんか、ほっとする。。。
良いなぁ、ハルさん。

イチさんも相変わらず忙しく「365日24時間診療」の病院で働いてます。
今回、どうして「365日24時間診療」を目指したかの理由が書かれてました。
助ける事が出来たかも知れないのに、助けてあげれなかった身内…。
せつないね。

大学時代を一緒に過ごした進藤先生が病院に赴任してきて、様子がおかしいのだけど、それには理由が。

一緒に病院を支えて来た、優しい穏やかな内藤先生。
休みなく働いて倒れます。
奥様の千代さんがまた立派な人です。

内藤先生の為にみんなが協力するところが素敵でした。
院長室で事務長と話しするところも良かった。


お医者さんって大変だなぁ。



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「偏差値70 の野球部」

2013-11-17 21:04:06 | 
松尾清貴 「偏差値70の野球部」

リトルリーグで全国3位、中1で全中準優勝のピッチャーが主人公ですが、まあ、呆れるくらい困った性格…。
自分は特別、自分のお陰でチームが勝てると思っていて、人の話なんて聞きません。
確かに実力はあるんだろうけど、部活で問題を起こして退部になり、野球推薦で全国大会常連校への夢も断たれてしまいますが、実力で入学してやると一生懸命勉強して合格…のはずが名前の似ている違う高校へ入学。

東大入学者数日本ーの超進学校!!
野球部は弱かった。

野球を知らないヒカルさんという2年生が分析し計算し、そのとおりにしてたらだんだん強くなって行く野球部。
天才の言う理論はさっぱり分からないし認めたくない主人公ですが、認めざるを得ない結果が。

こんなに上手くは行かないと思うけど面白かったです。

リトルリーグの子達との試合のとこ、良かったなぁ。

最後の因縁(?)の試合も良かった。
で、どう終わるんだろうと思ってたら、面白い終わり方だったー!!
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「慈雨の音」

2013-07-05 09:46:20 | 
宮本 輝 「慈雨の音」

お友達が貸してくれました。随分長い時間をかけて読みました。
読んでる間に色んな事がありました(笑)

慈雨。良い言葉だね。

戦後の日本、昭和の匂いがたっぷり。
ひとことで言えば「情」の世界です。素敵。
みんな、さりげなくっていうか、それが当たり前のように助け合い生きて行くんだよね。
恩を粗末にしてはいけない。忘れてはいけない。

辛い事もあって当たり前。
ゆっくりでも前に進まなきゃね!!

読み終わって気持ち良いです。
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「三千枚の金貨」

2013-04-16 08:56:59 | 
宮本 輝 「三千枚の金貨」

深いお話でした。

一人の男の人が入院中に同じく入院してる男の人から、三千枚の金貨を埋めた話、それを見つけたらあげると言われて、友人達と四人で探すというお話。

でも、怪しいお金らしいとわかって躊躇ったりもしたけど、見つけます。たぶん。
たぶんなのです。


主人公が一人で外国を旅した話とか、他の人達のゴルフの話とか、なんでちょこちょこ出てくるんだろうって思ってたけど、最後の方でわかってきました。

人生とは深いなぁ。

みんなそれぞれ何かを抱えて生きてるのかも。
抱えてなかったら人生もったいないかも(笑)


なんか、好きな終わりかたでした。


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