現在、賃貸マンションに住んでいる。
30代前半の頃、周りの友人達が家を買い始めた。まだ独身だった時はチラリとそんな考えがよぎったが、そのうち結婚が決まり話は立ち消えになった。
関西に転勤になりその後も異動の可能性があった。住居手当も十分出ていたためそのまま10数年何も考えずにここまできてしまった。
兄も弟もそれぞれ家を購入済み。実家は誰も欲しがらない。親が亡くなったら兄が相続して何らかの処分をする事になるだろう。旦那の実家は数年前に建て直し将来は誰かが住めばいいと言ってくれているが、できればもう少し都心に住みたい。
子供がいないという事は家の購入を検討する際に非常に躊躇する。相続問題で分かったのは、残される者にとっては現金以外は手間しかかからないという事。自分達の死後に甥姪に余計な手を煩わせたくない。
老後に住む場所の確保ができているというのは安心だが、あと30年も生きないだろうと思っている。祖父母や親が亡くなった年齢を考えると決して長寿の家系ではない。現金で一括購入したとしても修繕費や固定資産税もあるから支払いがゼロになるわけではない。親の病歴を鑑みると最後は施設での生活になるかもしれない。
以前は定年後は旦那が仕事でよく行っていたマレーシアなどへの移住も視野にあった。コロナ騒動で考え方も少し変わったがまだ可能性はゼロとも言い切れない。
色々と迷っているうちに、また数年なんてあっという間に過ぎそうだ。終の住処はどこになるのか。まだまだ決まりそうにない。
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