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顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

ギックリ腰という響き

2014-01-10 14:21:11 | 施術日記
「ギックリ腰になっちゃってさあ、、」という会話はよく耳にされると思う。

ギックリ腰というと、みなさん腰の骨がはずれたり、ずれたりして身動きが出来なくなった状態を想像されるだろう。

私のところに来られる患者さんも、そういうイメージを持って来られる方が多い。

ですが、そんな患者さんたちの90%以上は、たいていの場合に普段の姿勢が原因で腰椎の生理湾曲が崩れ

腰椎周りを覆う腰方形筋や大腰筋が不自然に引っ張られることで痛みを感じていることがほとんどで、

重篤な例はごく稀である。また、骨盤が歪むことで、お尻の深層筋である梨状筋がやはり不自然な状態を強いられ

骨盤腔内の坐骨神経に触れ、下半身の痺れや、腰痛を感じている場合も多い。

だいたいギックリ腰になる状況というのは、重いものを持ち上げようとしている時が皆さんの思い浮かべる絵図だと

思うが、その前の日常生活における体のバランスの崩れが根本原因になっているのだ。

要は、体のバランスを整え、筋肉バランスもとれた体作りをしていれば、ギックリ腰に見舞われる可能性は

格段に低くなるのである。

それよりも、腰痛だと思っていたら腎臓結石だったとか、背筋痛だと思っていたら膵臓ガンだったとかいう例が

よくあるので、単なる腰痛と甘く見ないで、原因をしっかりみつけることをおすすめする。