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劇場版『仮面ライダーW』『ゴセイジャー』観て来ました!③(ダブル感想編)

2010-08-07 17:49:42 | 仮面ライダーW関連
ではメインディッシュの映画の感想どうぞ!
PCなら、ネタバレなところは白くしています。

■仮面ライダーW FOREVER -AtoZ/運命のガイアメモリ-■
ゴセイジャーのもそうですが、一回目は3D版がオススメ!
バトルやクライマックスシーンを初めて観るなら
感動は3Dの方が上!…だと思います

※というか面白かったとさっきまで言っていた
 ゴセイジャーはむしろ3Dで見ないと
ただのTVシリーズの一話とあんま変わりないと思います


↓ここから覚えているシーンを順番(少し間違っているかも)に
その感想と併せてつらつらと述べていこうかなと思います。


①財団Xのヘリ襲撃:
・新型メモリ輸送中に今回のボス、大道克己が
 別のヘリから飛び移って襲撃、エターナルのメモリだけを奪い取り
 財団のヘリは果敢にも自爆、残りのメモリは風都市内に各個飛散…というプロローグ。
●上空から飛び移った大道さん、普通飛び移る角度とか距離的に考えて、
 まず間違いなくヘリのプロペラにミンチにされるんじゃ?と思いました。

②ドーパント復活:
・かつて戦ったドーパントがWやアクセルの前に現れるという、
 ライダー的(直前のゴセイジャーもやりましたなぁ)にお約束のシーン。

・復活ドーパントの人間体は風都イレギュラーズの男二人。
 T2メモリの脅威をその身を以って教えてくれたのでした…
●ポイントは初御披露目であるルナジョーカーのマキシマムドライブ
 「ジョーカーストレンジ」と、アクセルは
 バイクモードからのエンジン・マキシマムドライブ。
 前者はテレビや予告で散々登場していましたが、後者は完全サプライズ。
 テレビでもやってくんないかな…?


③自分のメモリが敵!:
・国際警察(だっけ?)のマリアより、
 T2メモリの詳細を聞き、これらの回収依頼を受け、
 風都各所を回る一行の前に、
 自分たちのメモリのT2版をひっさげて敵がやってきた。
 ピンチのダブルを助けたのは、最初の復活ドーパントとの戦いでも
 一般人の親子を窮地から救った、サイクロン・ドーパントだった…。
●W所持メモリの適合者たち…
 中でもルナとメタルメモリの所有者は記憶に残るインパクトの持ち主!
 特にルナ適合者である泉京水はいわゆるオカマ口調で、
 筋肉質に似合わぬなよなよっとした
 動きと併せ、下手するとトラウマになるかも。
●ここは前半3Dアクションの超見せ場。3D映画を意識したアクションが
 連続して、見ていて爽快です。

④エターナル対W:
・敵の情報を検索するフィリップ。
 メモリを操る彼らはどうやら死体をベースに作られた戦闘兵器らしい。
 常人すら超人へ変えるメモリ、しかもその上位版を、さらに
 戦闘のプロが操るのなら…?というところがまた敵の手ごわさを物語る。
・とはいえそれ以外、殆どのメモリを回収したらしく、マリアより通信が入り、
 メモリの受け渡しをしに指定の場所へ向かう一行。
 そこに仮面ライダーエターナルこと大道克己が登場!
・悪のライダーは許さないと立ち向かうダブルとアクセル。
 さらにトリガー・ドーパントも交えてのこの戦い、
 Wはファングジョーカー、サイクロンジョーカーエクストリームと
 最強クラスのフォームを惜しまず使うも、
 エターナルの力の前に撃沈、しかもその特殊能力によって
 T2メモリ以前の世代のメモリ(ミュージアム含む)はすべて
 起動できない状態となってしまう!
・回収してきたメモリ入りのバッグを持つ所長に向けて
 放たれた凶弾、それを防いだのはサイクロン・ドーパント…
 しかもその正体はあのマリアだったのだ…!
●先述のシーンが3Dアクションの見せ場なら、
 こちらはとことんバトルの真骨頂。
 冬映画でスカルに敗れたときでもこんなに絶望しなかったのに…
 エクストリームメモリが帰還せずにそのまま地面に落下したり、
 所長の手のひらで崩れ落ちるファングメモリなど、
 「やべええええどうすんのこれえええ!!」なシーン。
 追い討ちをかけるように、ここからそのまんま
 フィリップ拉致かな~と思いきや、その場は裏切った
 マリアの提言でメモリ回収だけに留まったのでホッとしましたが。

⑤NEVERによる風都タワー占拠:
・前置き情報よろしく、マリアに母の面影を重ねるフィリップ。
 静止する翔太郎を殴ってでもマリアのところへ向かう。
・何とかしたい翔太郎と竜だが、メモリはむなしく起動音すら発しない。
・ここでは予告での見所シーンもついに登場。
 タワーを占拠した大道らは、テレビの放送を介し、
 T2メモリのうち最後の一本の
 回収を、多額の報酬と引き換えに風都市民へと依頼する。
・10億と聞けばすっかり驚く風都市民。メモリの奪い合いが始まる…
●というかここから目に見えて明らかにメモリがそこら中で見られる風都って…
 冴子さんが醜いとか何とか言っていたけど、本当そうですね!
 しかもミュージアム製のメモリすら起動しない。
 視聴者的にはこの隙に琉ちゃんダイレクトに
 ぶん殴っておけば良かったのでは?
と思いますが、
 当然そんな事知る由もないし、やる暇もないので、無理ですね。

大道克己を演じる松岡充さんは今月12日で39歳になりますが、
 マリアさんの息子さんだったということが判明する
※ちなみに誕生日前日にこの映画の主題歌「W(ダブル)」が出ます:
・目の前で裏切られてもなお、マリアを実の母であると信じたいフィリップ。
 市民ホールで彼女と対面し、その真実を問いただそうとするも、
 大道の告白により、希望は打ち砕かれる。
・またマリアの目的は愛する息子の望みを叶える事であると判明。
 ならば大道の目的とは…?
●大道の生前の姿や性格は今のフィリップそのもの。
 これがマリアをフィリップにひきつけ、ラストの決断へと至らせる最大の理由でもあります。
 本編においてシュラウドは愛ゆえに復讐の鬼と化しましたが、
 マリアもまた子供への愛情を歪んだ形で進めてしまったようで、
 大道がフィリップと対峙する度に、「俺とお前は似ている」という言葉は
 まさにそれを裏付けているものだと思います。
 言うなれば大道もフィリップの歩んだかもしれない道のひとつだったわけで。
●映画公開前の45話でフィリップは既に死亡が判明していますが、
 この時点ではまだ分からず。大道との対話においても、疑問を感じつつも
 真実を知るには至っておりません。

⑦ヒート・ドーパント対仮面ライダージョーカー:
・フィリップの心情を察することができないまま、事務所に戻った翔太郎。
 苦悩する彼の前に、なんとあのスカル=おやっさん?が登場。
 まるで白昼夢のような登場&退場だが、彼の去った部屋のテーブルの上には、
 確かにかのロスト・ドライバーが置かれていた。
・ドライバーに手を伸ばす翔太郎を、突如としてヒート・ドーパントの女=レイカが強襲。
 激しい格闘の中、フィリップの所在に加え、
 死体=自らの体温の感じられないことを悩む自分とヒートメモリとの巡り会わせについてを
 彼女から聞かされた翔太郎。
・この時、かの残りの一本=切り札が、まさに自分の事務所に落下していたT2版ジョーカーメモリで
 あると知った翔太郎。おやっさんから受け取ったドライバーに装填、
 仮面ライダージョーカーとなってドーパントのレイカと激突、激しい戦いの末、これを下す。
●予想通り、スカルからドライバーを受け取る(同じか別のものかは不明)。
 これはおやっさん生存フラグと受け取っていいのだろうか?
 そしてテレビシリーズに吉川晃司が(写真とか再録で無く)出るということなんだろうか?
●劇場版限定ライダーその2・仮面ライダージョーカーは驚くほどの原点リスペクト。
 さりげなーくダブルでは初御披露目となる変身のポーズは二号を彷彿とさせますし、
 ところどころあの「ピキィーン」音が出たり、マキシマムドライブが
 まさかのライダーキックだったりと嬉しい演出のオンパレード。

⑧最終決戦の地へ:
・占領されたタワーを見据えて並ぶ翔太郎と竜、そして所長。
●変身できない竜はどうすんの?と思ったワンシーン。
 それは『ミッシングエース』での「FJ,FJ,フロート」をなぜか思い出させてくれた。
●完全に所長と竜君は相思相愛です。おまけに「今日中に片付けて戻ってくる」と言って
 バイクを走らせる竜君。トライアル回といい普通なら死ぬよね。

⑨決戦、風都タワー
・タワーの下、入り口付近でメモリの鑑定を行う、残るNEVERのメンバー、泉たち。
 しかしどのメモリもミュージアム製で、お目当てのメモリには行き着かない。
 そんな中、飛び込んでくる二人のライダー。ルナ・ドーパントの放つ幻影と
 仮面ライダージョーカー&竜の戦いが始まる。
・戦いは、照井がジョーカーに先を急がせ、
 トリガードーパントこと葦原と、照井竜withエンジンブレード、因縁の対決となる。
 初登場時にその重さを見せたブレードを、やはり使いづらそうに振り回す竜だが、
 それでも多人数+葦原を相手に、互角以上に渡り合う。
・しかし葦原もいよいよメモリを起動させ…
●ダブルの映画だから翔太郎がかっこいいのは当然として、
 照井のカッコよさっていうか渋さがたまらない、この映画で照井が一番カッコイイシーン。
 何といっても生身でエンジンブレードを振り回すアクションが素晴らしい!
 テレビシリーズと違って今回は翔太郎のサポートが目的の竜君だが、
 初期の我武者羅、怒りのままに剣を振っていた時を思うと、全然違う!

⑩仮面ライダージョーカー対メタル・ドーパント
・上層を目指す翔太郎の前に現れるNEVERの変態枠その2、メタルこと堂本。
 ともに荒々しいバトルスタイルの二人が再び激突する!
●話のテンポとして、正直ここはカットしても良かったかな?と実は思ったり。
 もちろん盛り上がるのですが。
●みどころはジョーカー・マキシマムドライブその2「ライダーパンチ」。
 ライダーパンチがカッコイイのって…正直初代以来のような気がした
 (例の兄弟のは、弟さんの性格とか扱いがアレだったので…)。

⑪エクス・ビッカーと大道の目的:
・エクス・ビッカーの頭脳として組み込まれてしまっていたフィリップ。
 この兵器は風都タワーを発射台として周囲の人間をNEVERの体質と同じ状態に
 おいてしまうというもの。生ける屍としての大道の目的は
 生きるものへの憎しみから生まれたものだったようだ。
・発動を前にして大道らのもとへと駆けつけたジョーカー。
 しかしエターナルの力を前に次第に追い詰められてしまい、
 ついに変身解除、メモリ26個すべてがそろい、
 エクス・ビッカーが本格的に起動してしまう。
・ジョーカーに敗れたはずの、ヒートのレイカも登場。
 しかしメモリは無事でも、マキシマムドライブの力は
 死体には致命傷(?)だったらしい。「代わりならいくらでもいる」と言われたよう、
 道具として大道に見捨てられ、絶望の中消滅するレイカ。
・いよいよ発射かと思われた時、フィリップによる最後の抵抗、
 そしてマリアの心にも変化が……
●クライマックス突入。撃たれたのに血の出ないマリアさんに
 ???となっても気にしちゃいけません。薄汚れた心を持つようになったな…
 

⑫フィリップの人間宣言:
・装置を失うも、エクス・ビッカーの発射口にはエネルギーが既に
 チャージ済み。エターナルはこれを自ら放とうと塔の上を目指す。
 そこに翔太郎、フィリップが追いつき、これに飛び掛る。
・お互いに人間でない=悪魔同士であると言い、その苦しみや憎しみを語る大道エターナル。
 しかしフィリップは改めて自分が人であり、探偵であり、ダブルであることを宣言する。
 そしてついに変身、エターナルとの最終決戦を始める…と思いきや、
 ルナ・ドーパントが登場、その実力のみならず、大道への並ならぬ忠誠心もあり、
 ダブルを足止めしようと襲い掛かる。
●TVシリーズ初期やビギンズナイトで、躊躇うことなく
 自らを悪魔と称していたフィリップが自分の存在に悩み、
 答えを求め続けた今作。ここではついに、ひとまずとはいえ、その結論へと達するのです!

⑬オーズ登場!:
・ルナ・ドーパントの足止めは長引くかと思われた矢先、
 ダブルの足元へと転がる一枚のメダル。
 それを追いかけるように場違いな格好の青年が登場する。
・メダルを青年に放って渡し、引くようにと諭すダブルだが、
 青年はこれを断り、変身。まだ誰も見たことのない仮面ライダーオーズとなった!
・ルナとの戦いを引き受けたオーズ。ダブル同様の多彩なフォームチェンジと特殊武器を
 駆使し、見事ドーパントの撃破に成功する。
●変身音がダブルとは違うジャズっぽさのオーズ。ベルトの声もまた賑やかで…
 メダル3枚で変身&フォームチェンジと、
 フィリップをして「上下三色のライダー、興味深い」と言わしめるあたり、
 かなりダブルを意識しているオーズ。
 昨年のダブルと違い、空気を呼んでラスボス級には手を出さないあたり、やや好感触です。
●気になることはオーズとダブルの世界観は共通か(オーズもメモリブレイクできたみたいなので)?
 ってところ。もしそうなら、また冬で共演もあるかも知れないですね。

⑭VSエターナル・ラストバトル
・エクスビッカーの先端へ急ぐエターナルに、再び追いつくダブル。
 目まぐるしいハーフチェンジと技によってエターナルを追い詰めていく。
・とどめはエクストリームで決まりだ?と思いきや、ついに来た、
 かつて「ツインドライブは危険だ!」と必死に叫んでいた
 フィリップがびっくりするほどチキンに思えるぐらいの
 26連マキシマムドライブ。

・その破壊力は余波だけで風都タワーのプロペラを根元から断ち切るほど。
 そして瓦礫はダブルを巻き込んで地面へと落ちていく。
・もはやこれまでかと思われた時、風都市民の叫びが、所長の祈りが
 一陣の風となってダブルの周りに吹き荒れた!!!
・奇跡の風を受け、ついに最強の変身を果たすダブル・サイクロンジョーカーエクストリーム。
・上へと戻る勢いのまま、エターナルのマキシマムドライブにそのまま特攻をかけ、
 貫き、その一撃はエターナルのど真ん中にぶち当たる!!!
・衝撃と痛みの中、確かに「死」を実感する大道。再び迎える死に懐かしみを覚え、
 笑いながら風都タワー上空で爆散し、ここに事件は終結することとなった。
・風都タワーは破壊されたものの、予定通り行われる花火。
 相棒の確かな成長を実感し、また、これからもどんな困難にでも立ち向かえると
 確信をする翔太郎のモノローグで映画は締めくくられる。
●思わず涙が出そうになったクライマックス。すこしこみ上げた。っていうか流れたかも。
 最後の変身と必殺技で流れるOPテーマ。別のライダー映画出すのはあれだが、
 アギトG4以来では?
●公開前の解説どおり、仮面ライダーを思わず応援したくなるラスト。
 その思いが届くように、最強形態に変わるダブル。映画のタイトルにFOREVERとつくのも
 うなずける瞬間と、エンドロールでもあったと思っています。



[総評]
 去年以来急速に普及しつつあるも、
いまだ前衛的っていうか扱いづらそうな3D映画の魅力を、前面に押し出しながらも、
それら視覚面のみならず根本のストーリーにおいても、盛り上げるポイントが絶妙な映画でした。
個人的には、今までの平成ライダーの映画はどの映画もいいところがありますが、
完成度高いのはアギト以外は無いと思っていました。
しかし、この映画はそれに並ぶか、それ以上のエンターテインメント性を誇るものだと思います。

 前菜の項でも述べましたが、44,45話を踏まえてみる作品であると同時に、
これを観ることで45話以降のエピソードに今まで以上の深みが出ると思います。
ぜひ観てください!なんて。


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