璋子の日記

Beside you

古式原糖

2006年06月21日 19時41分23秒 | 闘病記録、お役立ち日記

闘病方針を定めて以来、
来客用の珈琲シュガー以外に砂糖がなくなった我が家。

以前の闘病時は、来客のための砂糖さえ置かなかったことを思うと、闘病姿勢もだいぶ軟弱になっているのかもしれない。年齢のせいで柔軟になったという言い方もできるし、痛みがひどくないせいだというのも理由になるかもしれない。
昨日から料理用の砂糖を置くことになった。
わたくしはともかく、娘と従妹が、隠し味に使えるお砂糖がないと煮物の旨みが出なくて・・・おいしくないのよねと言う。
蜂蜜しか置いていなかったけれど、それを煮物に使うというわけにもいかず、やはり味覚は大事、ゆえに妥協した。

だけど、どのお砂糖を置こうかということになり、オリゴ糖なども検討した結果、これにした。古式原糖。
ミネラル分が多く、料理でも黒糖よりも使用範囲が広く使いやすい。
近所のお店で買える。
結果、料理をしてくれることが多くなっている従妹が喜んだ。
そんなことで喜ぶ従妹の顔が見られて、わたくしも嬉しい。

この古式原糖は、着色料などの添加物は一切使っておらず、化学的精製がなされていない。原料である粗糖を漉し、鉄釜で煮詰め撹拌しながら乾燥させる伝統的な方法で作られている。ちょっと高いけれど、ま、いいか。1袋1680円。

●古式原糖は、精製糖ではないので、梅雨時などに発酵するおそれがあるそうです。直射日光を避け、低温低湿で保管ということなので、この容器に入れました。

古式原糖の成分。
ちょっと読みづらい(というか、読めない・・・)かもしれないので、
以下に書き写す。ご参考まで。

古式原糖を他の砂糖(三温糖、上白糖)と比較すると、(100gあたりの成分)

エネルギー  369cal         382cal       384cal
たんぱく質    0.1g      0g      0g
脂質        0.1g             0g              0g
炭水化物    98.9 g             98.7g          99.2g

ここまでは、あまり変わらないけれど、

ナトリウム    1.3mg     0.1mg      0mg
カルシウム   36.3mg     6mg                 1mg
鉄         1.37mg         0.1mg     0mg
カリウム     63.3mg    13mg       2mg
リン        2.7mg           0mg        0mg
灰分        0.2mg        
0.1mg      0mg

 

というようになかなかのお砂糖。
砂糖を控えたい方で、お料理の隠し味にどうしてもお砂糖を使いたいという方には、お奨めの砂糖かしら。


世の中には、グルメなる美食家がおられる。
そんな食事をしていたら健康を害しますよ、これを食べたら死ぬかもしれませんよ、と言われたとき、それでも、食べたいものを食べ、好きなものを食べて病気になるなら本望だと、美味しいものを食して死ぬならいいと言える人が美食家だろうか。

わたくしも美味しいものを食すことは好きだし、自分自身の健康も含めて、子供が出来て彼らの健康に責任を感じて以来、自分で料理をするようになった。子供ができるまでのわたくしは、缶詰と外食ばかりだったと言えば、多くの人が驚く。けれど、本当の話・・・。
料理は覚えることなく成人してしまった。
だから、一人で暮らすようになったとき、最初は、ほうれん草一つ、まともに茹でられなかったし、カレーもさえも作れなかった・・・・


経済的にゆとりのある人たちで、自宅にシェフを呼んで料理をしてもらうことが多いという人たちもいるけれど、わたくしも子供がいなかったら、そして病気にもならなかったら、独身のまま当時の仕事を続けていたなら、そうした生活をしていたかもしれないなあ・・・と思うことがある。
けれど、それは、グルメだからという理由ではなく、単に料理に時間を使いたくないという理由から。だから、本来は、料理が好きという人間ではないのかもしれない。というより、食に対してそこまで価値を置かない人間なのだろう。
若いとき、十代の頃、料理をしてくれる妻を持てる殿方はいいなあと思っていたくらいだから。
わたくしもそうした妻というものを、女性ながら、欲しいと思っていた。(素直に、自然に、そう思っていた)無論、ここで言う料理をしてくれる妻というのは、料理が好きで料理が上手な女性に限定されていたので、後年、妻の代わりに料理人でもいいのだと思うようになった。
そういう意味で分類するなら、わたくしは、家事以外の仕事に生きがいを感じる点で、子供や殿方と変わらない人間なのかもしれない。

恋愛至上主義を自認する女友達が数人いる。家事が嫌いで家事ができないことが共通しているけれど、それを自覚していないところも共通しているから、笑える。皆、幸せな結婚生活とは無縁だったように思うけれど、せめて毎日の「食」が違っていたら、結果も違ったんじゃないかと思えるから不思議だ。
食というのは、それほどに、人間のあり方や生き方、その姿勢と直結する。
そうした恋愛至上主義とは無縁ながら、わたくしは結婚生活にも向かない(いまでも、向かない)人間なのだということを早くから自覚。

この自覚は、正解だったようです。

 

 

●ご参考までに、古式原糖 (ネットで購入する方が安い!ことを知りました)
http://www.e-kanekoya.com/s_satou_kosiki.htm


 

 

 

 







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