SHOTGUN TERRY OFFICIAL BLOG 『ガイコツマイクのバカ大将』

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山P版 あしたのジョー

2011-09-12 | Weblog
本当は劇場で見るつもりだったから遅すぎだけど、山P版・ジョーを見たよ!
実写で、忠実に再現されたドヤ街が映し出され、「ジャンジャン、チャ~チャチャッチャ~~♪」って音楽が鳴った瞬間だけで、もう充分、満足だったぜ!
逆に言うと、そこまででも良かったかな…。
とにかく、あまりにストーリーが駆け足なんだよ~~。
日本人の大半はジョーの物語を知ってくれているっていう、甘えがあるんじゃないかい?
映画の始まりから少年院行きまでの時間、10分だったよ!
なんとも薄っぺらな話になっちゃったなぁ…。
おっちゃんとジョーの奇妙な絆、力石とジョーの奇妙な友情…こういうのが生まれるプロセスが描かれないから感情移入できないんだよ。
葉子がドヤ街出身なんていうトンチンカンな映画オリジナルストーリーを盛り込んでるヒマがあるなら、もうちょっと他のパートを描く時間に使ってほしかったぜ。

そんな中!ハルクはステキだったよ!
山Pも頑張って身体を作ったんじゃない?なんて思ってる映画中盤、ジョーのデビュー戦の相手として画面に映し出されるハルクの背中が、ホンモノの闘う筋肉はコレだ!って訴えかけてたぜ。
そして…映画の中とは言え、リングで闘っているハルクの姿に、あの頃みんなで毎回、後楽園ホールにかけつけてた事を思い出し……ホロっときちゃったぜ。

まぁ…そんなとこだなぁ…。
ジョーの世界観が実写になってる!という嬉しさがたまらないドヤ街や丹下拳闘倶楽部のセット、ハルクの姿、ジョーファンにはたまらない、原作漫画が絵コンテのような力石戦~力石が倒れるあたり…その辺には、オレ個人的に楽しめるモノがあったな。

おっと!忘れちゃならねぇ!
少年院にはちゃんと、ガイコツらしきヤツがいたのも、オレの満足ポイントだ!!