2015年秋の東京探訪の会は「お茶の水、神田明神と二つの聖堂」を訪ねました。
11月14日(土)、小雨の降るなか、6名が御茶ノ水駅に集合しました。
探訪ルートは、御茶ノ水橋→神田明神→湯島聖堂→聖橋→ニコライ聖堂。
江戸の鎮守、神田明神にお詣りして、神田祭に関する資料をいろいろ拝見。
江戸時代はかなり派手で立派なお祭りだったようです。
上の写真は男坂を下って、銭形平次が住んでいたという明神下へ向かうところ。
孔子さまをまつる湯島聖堂は、都心とは思えない不思議な空間でした。太極拳をする人たちもいました。
聖橋(ひじりばし)を渡ってニコライ聖堂へ。この橋の名前は、二つの聖堂を結んでいるところから名付けられたそうです。
ここではよく電車を撮る人たちを見かけますが、折よく地下鉄丸の内線と総武線がやってきました。
ニコライ聖堂は日本正教会の大聖堂で、内部はビザンティン様式の独特な厳かさが感じられました。
説明をしてくれた女性が偶然にも秋田の出身で、曲田(大館市)にある同じ正教会の聖堂をよくご存じとのこと。小さいながら美しい聖堂ということで、今度行ってみたいと思います。
計画ではその後、山の上ホテルから神田教会のほうに下る予定でしたが、雨のため無理はしないことにして、明治大学リバティタワーの「駿河台界隈 御茶ノ水ゆかりの人々」という展示を見て解散しました。
すると、1階のリバティホールから、何やらお祭りのような音がもれてきます。
明治大学のオープン講座「宮崎の神楽と日向神話」で、「高千穂の夜神楽(よかぐら)」が演じられていたのでした。
中に入れるというので、もう終わりに近かったのですが、解散後はこちらを見物しました。
現地に行かなければ見られない貴重な神楽を楽しみ、紅白の小さな餅までいただきました。
今回は雨で規模縮小となりましたが、いろいろと思いがけない出会いに恵まれた探訪となりました。
次回は来年春の予定。お天気になることを願っています。
by yoshidama
お祭りのジオラマを見ながら、K野さんから能代の七夕に通じるシャチのうんちくも。
リバティタワーの展示には白瀬矗の本もありましたね。
めずらしい神楽まで見ることができて、充実した日でした。
歩いた範囲は狭かったですが、いろいろ発見がありましたね。私も能代七夕のシャチに雌雄があるという話、初めて聞いて面白かったです。
秋田つながりもけっこうあって、意外に欲張りな探訪でした。