樽子山会で小石川七福神めぐり

2017年09月04日 23時39分12秒 | 東京同窓会
東京同窓会会報「松陵健児」27号(2017年9月1日発行)掲載の樽子山会レポートをノーカットでお送りします。宗慶寺の写真(上)もカラーでお楽しみください。(from あわず)

●小石川七福神めぐり(第6回)2017年3月8日
 小石川七福神は平成7年に始まった比較的新しい七福神です。地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅と後楽園駅との間なので、ゆっくり歩いても2時間ぐらいのコースです。

 茗荷谷駅を拓殖大学の方へ坂を下りましょう。大学の前に深光寺があり、本堂の前に恵比寿様が祭られています。漁業と商売繁盛の神様です。本堂の左手には、南総里見八犬伝などでおなじみの滝沢馬琴のお墓もあります。

 深光寺を出て藤坂を上り春日通りに出て、すぐ左手に徳雲寺があります。左側の六角堂に弁財天が祭られています。財力、商売繁盛の神様です。こちらの弁天様はとぐろを巻いた蛇で、顔は男顔でした。

 徳雲寺を出て、播磨坂を左に下り、「播磨坂桜並木」の交差点を右折して吹上坂を左折すると、マンションの庭への入り口が見えます。ここを入ると、すぐに「極楽水(この下)」という看板があります。この祠が、極楽水弁財天です。こちらは白蛇で、七福神唯一の女性の神様です。

 極楽水のあるマンションの隣が宗慶寺です。中に入ると、寿老人が祭られています。延命長寿の神様です。宗慶寺を出て、春日通りのほうへもどり、エーザイの前の交差点を左折します。しばらく歩いて、比較的広い交差を右折すると真珠院に着きます。本堂右手の階段を上ったところのお堂に、小さな木彫の布袋様が祭られています。さらに本堂下の通路を抜けると裏手が墓地になっていて、大きな布袋様の石像があります。清廉度量の神様です。

 真珠院を出て右手に歩くと、伝通院の大きな本堂が見えます。道なりに行くと伝通院の正面に出ます。伝通院参道に出たら右手すぐが、福聚院です。幼稚園を横切るとお寺の本堂があります。鎌倉時代の作といわれる御本尊の大黒天は文京区の有形文化財に指定されています。この本堂の真向かい、やはり幼稚園の敷地に面した所にも大黒天が祭られています。台所、食物を司る神様です。

 えんま通りに出てまもなく源覚寺に着きます。ここはこんにゃく閻魔として知られています。由来は、ある老婆が眼病治癒の願を閻魔にかけたところ、閻魔がその右目を犠牲にして老婆の眼病を治したと夢枕に立ち、眼が治ったので、老婆の好物のこんにゃくを断って供えたというものです。毘沙門堂に木造の立派な毘沙門天が祭られています。

 水道橋方面に歩き、春日通りを渡って東京ドームのデッキに上ります。東京ドームに着いたら22番ゲートに行きましょう。ゲート前の総合案内所の裏手の一段高くなったところに福禄寿が祭られています。人望福徳の神様です。赤いのぼりがたっていますが、場所がわかりにくければ、総合案内所で尋ねると教えてくれます。この福禄寿は、昔は小石川後楽園に祭られていたのですが、お正月には後楽園が閉園してしまうことから、東京ドームシティに祭られることになったそうです。

 その後、恒例の反省会を5人で開催して元気に散会。

Report 馬塲富男(第31期)

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