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鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

泉南郡岬町多奈川谷川

2013-05-26 07:03:19 | 大阪府
探索日が前後して1月29日に遡ります。
この日は大阪府の南端にある岬町多奈川谷川へ行ってきました。


ここで見つけたのは2体でした。


昔の谷川は瓦産業で栄えましたが、いまは見る影もありません。
ネットを徘徊していて、長崎県の対馬で谷川瓦が使われていたというブログを見つけました。=こちら


撮影地:泉南郡岬町多奈川谷川
撮影日:2013年1月29日

佐田岬半島そぞろ歩き

2013-05-13 10:01:10 | 石橋・伊豫の國
5月の里帰り中に鍾馗さんを探して愛媛県西宇和郡伊方町へ足を延ばしてきました。
伊方町は佐田岬半島の付け根から先端まで延びた、東西に細長~~~~~い町です。
地図

半島の付け根から、北側を走る県道255号を西進して緑色の下向き矢印のところまで行き、
そこから南側に出て国道197号を東進するコースです。
欲張った計画だったので肝心の鍾馗さんは見つけられませんでしたが、
半島の北側を走っていたときにハプニングがあり退屈することはありませんでした。

そのハプニングとは。
道路端に女性が立って、手を動かしています。
付近に人家はなく、車もほとんど通りません。
車を止めると、脈絡のない言葉が次から次へと襲いかかってきます。
女性は80歳を超えており、言葉の端々を継ぎ合わせて、ようやく理解できました。
軽トラックの中に車のキーを置いたままドアをロックしてしまった、ということでした。
車の中にキーを置いたままドアが開かなくなったことで慌てふためいて、
脈絡のない言葉の洪水になったのでしょうね。

そんなこと言われても俺は鍵を開ける技術は持ち合わせてないよ、
と思ったものの口には出さず、軽トラックに近寄りました。
助手席側の窓が5センチほど開いていることがわかりました。
車内が暑くならないよう透かしていたのでしょう。
ドアの内側(運転席側)には、窓を開けるハンドルがついています。
運転席側に回って助手席側を見ると、そこにも当然のことながら回転ハンドルが見えました。


おぉ! 窓が下がる窓が下がる。
開いている窓の上辺に両手をかけてぐっと押し下げたのです。
窓が電動であればこの手は使えなかったでしょうね。
なおもしゃべり続ける女性に、先を急ぎますので……。
いやぁ~、疲れました。(笑)




慌てん坊将軍さんのブログ「間口は広いが奥行き無し」で取り上げられた
佐田岬半島北側に位置する伊方町伊方越の石橋が見たくて、探してみました。


小さな畑で高齢の方が作業していたので、石橋と組み合わせてみました。







撮影日:2013年5月4日
撮影地:伊方町伊方越




いつごろのものでしょうか? スポークが木製です。
荷馬車用のものでしょうね。




この石橋は伊方越から西へ行ったところにある亀浦で見つけました。
佐田岬半島の北側は高齢者が多く、漁業で生計を立てているのでしょう。
住居は急斜面の中腹から上に建てられており、港へ行くのは大変なことです。
そのため、各集落の港へ続く急な坂道にはこのような手摺りが取り付けられているのだと思います。
撮影日:2013年5月4日
撮影地:伊方町亀浦






佐田岬半島南側の伊方町大久(おおく)を歩きました。



風車とイソヒヨドリ






撮影日:2013年5月4日
撮影地:伊方町大久(おおく)

生駒市

2013-05-01 08:28:58 | 奈良県
このブログの読者の中には、Facebookをやっておられる方がいると思います。
kiteさんもFacebookを活用しておられ、そこで生駒市にお住まいの「雪だるま」さんと知り合い、
生駒市北部にいる鍾馗さんの情報をいただいたそうです。
雪だるまさんに案内していただくというkiteさんに、
(毎度のことですが)厚かましくも同行させてもらうことにしました。

雪だるまさんとの待ち合わせは3連休初日の4月27日午後1時だったので、
kiteさんとは早めに西名阪道の香芝インターの近くで落ち合い、
午前中の2時間半を使って、6カ所ほど案内してきました。
その途中で、既知の鍾馗さんを新たに6体見つけるおまけもありました。


雪だるまさんに案内していただいたのは、生駒市北田原町と高山町で、
計7体の新種をカメラに収めることができました。

北田原町にいる4体のうちの2体は寺を睨んでおり、ふつうに探せば見つかります。
しかし、あとの2体は道路から奥まった住宅の玄関にいて、探し出す難しさは最高レベルで、
私の探し方では絶対に見つけられません。
雪だるまさんの徹底した探索ぶりには舌を巻くほかありませんでした。


撮影地:生駒市北田原町



撮影地:生駒市北田原町



探し出す難しさは最高レベル。
おどろおどろしい白い両眼は怖すぎです。
ISO800で、シャッター速度は60分の1秒という、撮影条件最悪の位置に置かれています。
38回シャッターを押したうち、手ぶれしていなかったのは片手の指の数に届きませんでした。

※私には2体目の木製になります。
(1体目は3月30日、三河屋茂兵衛さんに案内していただいた篠山市で見つけています。=こちら
撮影地:生駒市北田原町





下半身が隠れているのは残念。
こちらも探し出す難しさは最高レベルの「10」です。
撮影地:生駒市北田原町



高山町の辺りはアップダウンの多い道が続いており、私なら歩くのさえ避けたいところになります。
ところが、ここは雪だるまさんのジョギングコースで、走っている途中で見つけた、ということです。
雪だるまさんは淡路島1周マラソンとか、100キロ以上もあるマラソンに参加されているそうで、
そういうお話を聞いているだけで足腰が痛くなりそうな私。
体を鍛えるのはこれからでも遅くないか……ほんの、ほんの一瞬そう思いましたが、
今以上に医者通いが増える結果になることは明らかで、無理はしない方がいいでしょう。(笑)



2つ下の鍾馗さんもそうですが、胸元のリボンのようなものが可愛らしいです。
ほっぺを思いっ切り膨らませていますが、このあとの口の動きが気になります。
プハァ~~~と、一気に息を吐き出すのでしょうか?
(このお宅には、ほかに既知の3体がいます)
撮影地:生駒市高山町



好々爺然とした風貌には貫禄があります。
撮影地:生駒市高山町



こちらも奇抜なアイデアで、肩にはスカーフ様のものがあり、
結び目がアクセントになっています。
道路側からは後ろ姿しか見えませんが、
雪だるまさんが高台の絶好の撮影場所を見つけてくださっており、感謝!感謝!でした。
撮影地:生駒市高山町


この高山町には既知の鍾馗さんも見られるそうですが、
今回は新種のみ案内していただきました。
雪だるまさん、お世話になり、本当にありがとうございました。


撮影日:いずれも2013年4月27日