鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

安曇野市周辺(4/20)

2011-04-20 22:23:50 | 長野県
2回にわたって紹介したほかに、近畿地方でも見られる鍾馗さんたちがいました。
最後の鍾馗さんは、顔がつぶれてしまったのでこちらに持ってきました。
(手ぶれがひどく見るに堪えないものは省きました)

  

  

  

  

  

安曇野市周辺《2日目》  (4/19)

2011-04-19 05:36:22 | 長野県
翌3日は早朝から師匠の車の助手席に乗せていただき、
鍾馗さんを見つける役をおおせつかりました。
ところが、見つけるのは運転している師匠ばかりで、
私は1体も見つけることができませんでした。


昼過ぎにさんろくさんのお店に戻り、師匠を送り出したあと、
ソフトクリームを注文してお店の外にあるベンチに座っていただきました。
日差しは柔らかく、肌寒さは感じませんでした。
長年の喫煙で汚れた肺の中を安曇野の新鮮な空気と入れ替えるため、
大きく息を吸い込んでは吐き……をしばらく繰り返してから出発しました。

数キロ走ったところで携帯電話が鳴り、
「鍾馗さんを見つけました」という師匠からの朗報が飛び込んできました。
カーナビはつけてないけれど、持参した大雑把な地図を見ながら指定された方面へ向かいました。
近くまでは行けたものの、やはり道に迷って師匠にSOS、
手のかかる弟子で申し訳ありませんでした。

安曇野にはまだ隠れている鍾馗さんがいます。
さんろくさんのこれからの探索に期待するとともに、
師匠と再び訪れて、3人でゆっくり杯を酌み交わしたいと思っています。








対で置かれており、上は西向き、下は東向き。
見つけたときは西向きの鍾馗さんだけしか撮っていませんでした。
早めの昼食を食べているとき、師匠が「反対側の確認を忘れましたね」と。
そうです、安曇野の棟端に置かれている鍾馗さんを見つけたときは、もう一方の端も確かめなければなりません。
師匠の一言がなければ、いまごろは地団駄を踏んでいたことでしょう。

上の写真の右下隅に注目してください。
手が見えているので、鬼がもう1匹潜んでいるようです。
職人さんの遊び心が伝わってきて、楽しんでつくっている様子が想像できます。




上は西向き、下は東向きに、対で置かれていました。

土蔵の壁には、田植え道具(?)がありました。
いまはもう使われていないのでしょうね。
この屋根の上に、上の2体が置かれています。






上が南向き、下が北向き。
師匠・kiteさんのブログに、おうちの方に聞いたお話が掲載されています。

安曇野市周辺《1日目》  (4/17)

2011-04-17 20:50:22 | 長野県
4月6日の鏝絵のところでも触れましたが、4月2日から3日にかけて長野県の安曇野へ行ってきました。
案内してくださったのは、安曇野市で安曇野ハーブスクエアを営んでおられる「さんろく」さん。
ブログ安曇野ハーブスクエアだよりは、ハーブのことや移ろう四季の彩り、地元に伝わる行事や昔話にとどまらず、
社寺や民家に置かれている飾り瓦なども取り上げ、幅の広い記事が盛りだくさんです。
その中で昨年の10月と11月の2回、さんろくさんが地元で見つけた鍾馗さんを取り上げておられます。
今年に入ってそれが師匠・kiteさんの目に留まりました。=こちらこちら
師匠がさんろくさんと連絡を取り合った後、「ご一緒しませんか」と声をかけてくださり安曇野行きが実現しました。


2日は朝から日暮れまで、さんろくさんの車に同乗させていただき、
師匠と二人、殿様気分を満喫しながら多くの鍾馗さんと対面することができました。
併せて師匠のブログもご覧くださいませ。=こちらこちら


今回の旅では、さんろくさんに言葉では言い尽くせぬほどお世話になりました。
初対面だったとはいえ以前からの知り合いのように接することができたのは、
さんろくさんの人柄によるところが大きかったと思います。
ほんとうにありがとうございました。
案内していただいてほんの少しだけ安曇野周辺の地理を知ることができましたので、
忘れないうちに再訪したいと考えています。


(4月2日に案内していただいた手づくり鍾馗さんの写真を一挙に掲載しました)

上は西向きに、下は東向きに。
このように、大棟の両端に対で置かれていることが多く、あとで相違点を見つけるのが楽しみでした。







上は南向き、下は北向きで、対で置かれています。(※下の画像を、最後の2体と見比べてください)







顎髭を掴んでいる鍾馗さんを師匠の収蔵室でざっと調べたところ、
計約1280体の中で13体見つかりました。
下のようなところに置かれています。




なにか楽しそうですね。









上は南向き、下は北向き。対で置かれています。


5枚目の画像と、最後の2枚の画像を見比べると、そっくりだと思いませんか。
同じ職人さんがつくったと思われます。
置かれているお宅は直線距離にして3キロ強のところです。

南河内郡千早赤阪村(4/9)

2011-04-09 08:17:17 | 大阪府
大阪府唯一の村であると同時に、村で唯一の鍾馗さん。
一時は河内長野市との合併で大阪府から「村」がなくなるかと思ったが、ご破算に。





北隣の河南町にはたくさんの鍾馗さんがいるのに、ここには全然いないのかな~と思いながら、
狭い下り坂の道を車でゆっくり走りながら、目の先は屋根や玄関へ。
奥まったところにある玄関の上に置かれているのを見つけたときは、
「やっぱりおったんや!」

=2011年1月28日撮影


※次回の更新は17日以降になります。

安曇野・有明山神社(4/8)

2011-04-08 08:07:20 | 折々に
さんろくさん(前回の記事ではMさんになっています)に、安曇野市穂高有明にある有明山神社を案内していただきました。

【 手 水 舎 】



手水舎の天井には、こんなにすばらしい彫刻があります。



【 山 門 】











山門の格天井には40枚の絵があり、周囲にはたくさんの彫刻があって、見飽きることはありません。

=いずれも2011年4月2日撮影


有明山神社の見どころはこのほかにもたくさんあってここでは紹介しきれませんので、
さんろく さんのブログで該当するページをリンクしました。
ぜひご覧ください。

安曇野の屋根瓦-1  はじめに

安曇野の屋根瓦-6  浦島太郎

安曇野の屋根瓦-13  孔子と孟子