渋谷バス停での64歳の女性が殺されたのは2020年11月だった。
そしてけさの新聞をみると、襲撃した被告が死亡(ほぼ自死)したと報道されていた。
「お母さんごめんなさい。こんなことになるとは思わなかった」と遺書を残して。
彼にも様々なバッシングがあったかもしれないが、何も言わずして死んだという他ないと思った。彼が引きこもりで「窓から見える景色が僕の全世界なんです」から犯行に及んだのは、何も彼だけのことではないと思う。
むしろ、ホームレスがジャマだったら自分もジャマになるのではないかという想像力があれば、彼の死線を食い止められたのではないかと思う。
誰もジャマ者ではない。むしろジャマ者としている社会が問題なのではないかという問いかけさえあればきっと彼は。
とても無念だ。