お久しぶりです。
今回は、クラウドファウンディングによってリリースされた、ワタユタケのTWIN GUITARが非常に素晴らしかったので、
急遽一言レビューを書こうと思います。
それでは、早速。
1.ツァラトゥストラはかく語りき
恥ずかしながら、この曲名を見たときに、全く知らない曲だと思っていました。
曲が始まると、ピンとくる感覚が・・・。
プロレスファンなら分かる話で恐縮ですが、リック・フレアーという選手が入場する時に使用している曲でした。
アルバムの1曲目に配置されているこの曲は、何かが目覚めるような印象を受け、短い演奏時間ながらもアルバム全体に
期待が湧いてくるような雰囲気が感じられました。
コンサートで表現するなら、幕が開いてステージに少しずつ光が差してくるような状態でしょうか。
2.冒険者
2曲目に冒険者のセルフカバー。
自分はF1ファンでもあり、この曲の存在自体は知っていましたが、残念ながらしっかりと聴く機会がなかったため、
今回の収録は非常に嬉しいものでした。
イントロの弾むような演奏から、矢萩さんのボーカルと続き、サビの盛り上がりへ。武沢さんのコーラスも抜群です。
このアルバムの中でも早くもお気に入りの1曲となりました。
個人的に矢萩さんのボーカルが新鮮でもあったので、1曲目から続けて聴くのが定番化しそうです。
3.時計
安全地帯の楽曲をインストとして収録、という何とも贅沢な一曲ですね。
前曲の冒険者から一転し、優しく穏やかなギターが自然と涙を誘います。(書きながら目がうるんできました・・・笑)
勝手なイメージですが、屋外で風を受けながら聴きたくなる曲です。
4.La-La-La
こちらも安全地帯の楽曲から。
イントロからラララ・・・というコーラス、そして曲全体の雰囲気はほぼオリジナルに忠実で、歌の部分がギターで奏でられています。
途中で入るギターアレンジでワタユタケの世界観が一気に表現されていて、こちらもかなり贅沢な構成になっています。
しかしここまでオリジナルのイメージを崩さず、ワタユタケの色もしっかり出ていることに衝撃を受けました。本当に感動です。
5.夕暮れ
最近では2012年の安全地帯コンサートでセットリスト入りし、今回のアルバム発表の際にも動画がアップされていた曲。
これぞ「夕暮れ」というイメージがそのままに、繊細なアレンジが加えられています。
ワタユタケのお二人の音色が綺麗に重なり、終わってしまうのが惜しくなってしまいます。
6.Tristeza~悲しみ~
タイトル通り、どこか切ない音色から演奏がスタート。
武沢さんが作曲された曲のようです。
インストの曲ながらも、メロディーから色々な情景が目に浮かぶような楽曲です。
切なく、悲しく、胸が締め付けられるようでした。
タイトルの「Tristeza」というのはポルトガル語のようですね。
7.組曲(惑星)より(木星ジュピター)
YouTubeに試聴動画がアップされていた通り、ロックなギターアレンジからスタート。
矢萩さんと武沢さんが弾いている様子が想像できる、ふたりが掛け合いをしているような演奏です。
楽しんで聴いていると演奏が終わってしまう、思ったよりもあっという間の曲でした。
8.olvidando~忘却~
こちらはワタユタケのおふたりによって作曲されたようです。
ゆったりとしたリズムに、エレキギターの音色が響きます。
忘却というタイトルの通り、寂しさが感じられるようなメロディーです。
演奏終了後から曲が終了するまでの間がその雰囲気をさらに強く感じさせるようでした。
9.2010
矢萩さん作曲のこの曲は、2010年のツアーで演奏されたこともあったそうですが、かなり長い時を経てこのアルバムに収録となったようです。
簡単にこの曲のイメージを表すと、「矢萩さんワールド全開」だと思いました。
上手く言葉に出来ないのがじれったいですが、聴いていると「矢萩さんらしい演奏だな~!」と感じます。
矢萩さんの思い入れも強いであろうこの曲、カッコイイです!
10.Misterio~神秘~
こちらは武沢さんによる作曲。
イントロではタイトルの「神秘」を表すような、少し金属的な音色が目立ちます。
中盤から終盤にかけては、低音やエレキの音色が曲を盛り上げ、まさに"神秘的"な世界観が表現されているようでした。
11.アメイジンググレイス
言わずと知れたこの曲を、ワタユタケのおふたりの演奏で聴けるというのもかなり新鮮です。
ギターのアレンジが加えられていて、単なるカバーではないのが分かります。
終盤の、アレンジ全開の演奏から静かに曲が終わっていくのが素敵でした。
12.impression~印象~(月とペンギン)
アルバムの最後のこの曲は矢萩さんによる作曲。
なんだかドラマや映画でエンドロールが流れているかのような、アルバムの締めにピッタリな楽曲に感じました。
アルバムの最後という事もあり、どこかエンディングを感じさせる雰囲気もあります。
終盤は、まさしく"ツインギター"の音色が効いたバリバリロックな世界でした。
ここから最初に戻って、もう一度アルバムを通して聴きたくなる楽曲でした。
以上、アルバム「TWIN GUITAR」の全曲レビューでした。
自分はギターに関して全くの素人なので、使っている言葉に誤りがあるかもしれませんがご了承ください。
そして・・・続いてこちらも。
クラウドファウンディング盤特典CD
1.森の眠り
エレキの音色が響きますが、タイトルから感じられるような穏やかな楽曲です。
3分弱の曲ですが、時間がゆったり感じられるようでした。
アルバム収録曲同様、こちらもかなりお気に入りの1曲となりそうです。
2.湖の近くの水田
澄んだ空気がイメージされるような音色が響き、壮大な雰囲気となる中に声が入り、エレキの音へと続きます。
これはどなたの声なんでしょうか、ほんの数フレーズですが、かなりの存在感があります。
2分弱の楽曲ですが、素敵です。
特典CDの方は2曲合わせて5分ほどですが、その5分にワタユタケの魅力が凝縮されたものを感じました。
以上、クラウドファウンディング盤「TWIN GUITAR」の全曲レビューでした。
今回、安全地帯のギタリストおふたりがユニットとしてこのようなアルバムをリリースしてくれたことは本当に嬉しく思います。
このアルバムは、3月に"完全版"として収録曲が少し異なるバージョンが発売されますが、クラウドファウンディング版を聴いて、
完全版に収録の曲も聴きたいと思ったので手に入れようと思います。
本当に素晴らしいアルバムなので、クラウドファウンディング版を手に入れられなかった方は、完全版をチェックしてみてください。
それでは、またいつか!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
今回は、クラウドファウンディングによってリリースされた、ワタユタケのTWIN GUITARが非常に素晴らしかったので、
急遽一言レビューを書こうと思います。
それでは、早速。
1.ツァラトゥストラはかく語りき
恥ずかしながら、この曲名を見たときに、全く知らない曲だと思っていました。
曲が始まると、ピンとくる感覚が・・・。
プロレスファンなら分かる話で恐縮ですが、リック・フレアーという選手が入場する時に使用している曲でした。
アルバムの1曲目に配置されているこの曲は、何かが目覚めるような印象を受け、短い演奏時間ながらもアルバム全体に
期待が湧いてくるような雰囲気が感じられました。
コンサートで表現するなら、幕が開いてステージに少しずつ光が差してくるような状態でしょうか。
2.冒険者
2曲目に冒険者のセルフカバー。
自分はF1ファンでもあり、この曲の存在自体は知っていましたが、残念ながらしっかりと聴く機会がなかったため、
今回の収録は非常に嬉しいものでした。
イントロの弾むような演奏から、矢萩さんのボーカルと続き、サビの盛り上がりへ。武沢さんのコーラスも抜群です。
このアルバムの中でも早くもお気に入りの1曲となりました。
個人的に矢萩さんのボーカルが新鮮でもあったので、1曲目から続けて聴くのが定番化しそうです。
3.時計
安全地帯の楽曲をインストとして収録、という何とも贅沢な一曲ですね。
前曲の冒険者から一転し、優しく穏やかなギターが自然と涙を誘います。(書きながら目がうるんできました・・・笑)
勝手なイメージですが、屋外で風を受けながら聴きたくなる曲です。
4.La-La-La
こちらも安全地帯の楽曲から。
イントロからラララ・・・というコーラス、そして曲全体の雰囲気はほぼオリジナルに忠実で、歌の部分がギターで奏でられています。
途中で入るギターアレンジでワタユタケの世界観が一気に表現されていて、こちらもかなり贅沢な構成になっています。
しかしここまでオリジナルのイメージを崩さず、ワタユタケの色もしっかり出ていることに衝撃を受けました。本当に感動です。
5.夕暮れ
最近では2012年の安全地帯コンサートでセットリスト入りし、今回のアルバム発表の際にも動画がアップされていた曲。
これぞ「夕暮れ」というイメージがそのままに、繊細なアレンジが加えられています。
ワタユタケのお二人の音色が綺麗に重なり、終わってしまうのが惜しくなってしまいます。
6.Tristeza~悲しみ~
タイトル通り、どこか切ない音色から演奏がスタート。
武沢さんが作曲された曲のようです。
インストの曲ながらも、メロディーから色々な情景が目に浮かぶような楽曲です。
切なく、悲しく、胸が締め付けられるようでした。
タイトルの「Tristeza」というのはポルトガル語のようですね。
7.組曲(惑星)より(木星ジュピター)
YouTubeに試聴動画がアップされていた通り、ロックなギターアレンジからスタート。
矢萩さんと武沢さんが弾いている様子が想像できる、ふたりが掛け合いをしているような演奏です。
楽しんで聴いていると演奏が終わってしまう、思ったよりもあっという間の曲でした。
8.olvidando~忘却~
こちらはワタユタケのおふたりによって作曲されたようです。
ゆったりとしたリズムに、エレキギターの音色が響きます。
忘却というタイトルの通り、寂しさが感じられるようなメロディーです。
演奏終了後から曲が終了するまでの間がその雰囲気をさらに強く感じさせるようでした。
9.2010
矢萩さん作曲のこの曲は、2010年のツアーで演奏されたこともあったそうですが、かなり長い時を経てこのアルバムに収録となったようです。
簡単にこの曲のイメージを表すと、「矢萩さんワールド全開」だと思いました。
上手く言葉に出来ないのがじれったいですが、聴いていると「矢萩さんらしい演奏だな~!」と感じます。
矢萩さんの思い入れも強いであろうこの曲、カッコイイです!
10.Misterio~神秘~
こちらは武沢さんによる作曲。
イントロではタイトルの「神秘」を表すような、少し金属的な音色が目立ちます。
中盤から終盤にかけては、低音やエレキの音色が曲を盛り上げ、まさに"神秘的"な世界観が表現されているようでした。
11.アメイジンググレイス
言わずと知れたこの曲を、ワタユタケのおふたりの演奏で聴けるというのもかなり新鮮です。
ギターのアレンジが加えられていて、単なるカバーではないのが分かります。
終盤の、アレンジ全開の演奏から静かに曲が終わっていくのが素敵でした。
12.impression~印象~(月とペンギン)
アルバムの最後のこの曲は矢萩さんによる作曲。
なんだかドラマや映画でエンドロールが流れているかのような、アルバムの締めにピッタリな楽曲に感じました。
アルバムの最後という事もあり、どこかエンディングを感じさせる雰囲気もあります。
終盤は、まさしく"ツインギター"の音色が効いたバリバリロックな世界でした。
ここから最初に戻って、もう一度アルバムを通して聴きたくなる楽曲でした。
以上、アルバム「TWIN GUITAR」の全曲レビューでした。
自分はギターに関して全くの素人なので、使っている言葉に誤りがあるかもしれませんがご了承ください。
そして・・・続いてこちらも。
クラウドファウンディング盤特典CD
1.森の眠り
エレキの音色が響きますが、タイトルから感じられるような穏やかな楽曲です。
3分弱の曲ですが、時間がゆったり感じられるようでした。
アルバム収録曲同様、こちらもかなりお気に入りの1曲となりそうです。
2.湖の近くの水田
澄んだ空気がイメージされるような音色が響き、壮大な雰囲気となる中に声が入り、エレキの音へと続きます。
これはどなたの声なんでしょうか、ほんの数フレーズですが、かなりの存在感があります。
2分弱の楽曲ですが、素敵です。
特典CDの方は2曲合わせて5分ほどですが、その5分にワタユタケの魅力が凝縮されたものを感じました。
以上、クラウドファウンディング盤「TWIN GUITAR」の全曲レビューでした。
今回、安全地帯のギタリストおふたりがユニットとしてこのようなアルバムをリリースしてくれたことは本当に嬉しく思います。
このアルバムは、3月に"完全版"として収録曲が少し異なるバージョンが発売されますが、クラウドファウンディング版を聴いて、
完全版に収録の曲も聴きたいと思ったので手に入れようと思います。
本当に素晴らしいアルバムなので、クラウドファウンディング版を手に入れられなかった方は、完全版をチェックしてみてください。
それでは、またいつか!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!