安全地帯XIIが発売後に全曲レビューをしましたが、今回は「JAZZで聴く玉置浩二作品集」を取り上げてみたいと思います。
このアルバムは様々なアーティストの作品をJAZZアレンジするというシリーズの中の作品で、
他には井上陽水さん、桑田佳祐さん、松任谷由美さんなどの作品集がリリースされています。
玉置浩二作品集では8曲が収録されており、大部分が安全地帯として発表されている曲です。
その1として、今回は前半4曲をレビューします。
各所で用語の誤った使い方をしていたり、的確でない表現があるかもしれませんが予めご了承ください。
<収録曲>
1.恋の予感(安全地帯)
2.碧い瞳のエリス(安全地帯)
3.Friend(安全地帯)
4.虹色だった(玉置浩二)
5.悲しみにさよなら(安全地帯)
6.夏の終わりのハーモニー(井上陽水・安全地帯)
7.ワインレッドの心(安全地帯)
8.メロディー(玉置浩二)
1.恋の予感
このアルバムを購入し、初めてこの曲を聞いた時には少し戸惑いがあった。
曲のスタートはなかなかしっとりと、落ち着いた感じがあったのだが、そこから先は
期待していた「JAZZっぽさ」とは違い、あまりにも原曲とかけ離れたアレンジであったからだ。
しかし、これを1曲目に収録しているところから、何かものすごいアルバムなのではないかという、
聴く前とはかなり違った新たな期待を抱かせてくれたように感じる。
ここまでガラリと雰囲気を変えた「恋の予感」は、歌が入ったものでは決して聴けないのではないだろうか。
一気に曲が駆け抜けていくため、アルバムの1曲目に配置するのはかなり攻めの意識が表れていると考察した。
2.碧い瞳のエリス
この曲の始まりは、原曲が持っている雰囲気を十分に含んでいるように感じる。
メロディーラインは主にギターで演奏され、間奏はベースとの競演がJAZZならではのアレンジで新鮮である。
ピアノソロやベースソロもあり、原曲とJAZZがとてもよく融合している。
この曲で最も重要なイメージであると考えられる、切なさや哀愁といった部分が、ギターとピアノの音色、
そして曲の終わりのスローテンポで非常に豊かに表現されている、そのような印象を受けた。
3.Friend
この曲も原曲同様、切ない雰囲気を含んで演奏が始まる。
原曲よりも少しスローなテンポで進んでいき、ピアノとベースの音色が前面に出たアレンジである。
この曲のポイントは、メロディーラインであるピアノのキーが頻繁に変わることではないだろうか。
また、歌詞に当たるメロディーがない部分ではJAZZ特有のアレンジやインプロビゼーションが織り交ぜられていて、
曲が伝えようとしている感情や雰囲気を最大限に表現しているようだった。
4.虹色だった
この曲は、イントロから若干アップテンポな、ノリの良い感じで始まる。
メロディーラインはギターとピアノで演奏され、ここまでの曲の中では最も原曲に近い形で進行していくように感じるが、
その分間奏アレンジはギター・ピアノともに最大限のアレンジで「JAZZらしさ」を表現している。
このアルバムの良いところは、「聴いたことのある曲だけど、初めて聴くような感覚」を味わえるところではないだろうか。
当然、真逆のことも言えるのだが、それが如実に表現されている曲のひとつであると感じた。
以上、前半部分のレビューでした。
皆さんがこのアルバムを聴いての感想などありましたら、ぜひコメントをよろしくお願いします!
このアルバムは様々なアーティストの作品をJAZZアレンジするというシリーズの中の作品で、
他には井上陽水さん、桑田佳祐さん、松任谷由美さんなどの作品集がリリースされています。
玉置浩二作品集では8曲が収録されており、大部分が安全地帯として発表されている曲です。
その1として、今回は前半4曲をレビューします。
各所で用語の誤った使い方をしていたり、的確でない表現があるかもしれませんが予めご了承ください。
<収録曲>
1.恋の予感(安全地帯)
2.碧い瞳のエリス(安全地帯)
3.Friend(安全地帯)
4.虹色だった(玉置浩二)
5.悲しみにさよなら(安全地帯)
6.夏の終わりのハーモニー(井上陽水・安全地帯)
7.ワインレッドの心(安全地帯)
8.メロディー(玉置浩二)
1.恋の予感
このアルバムを購入し、初めてこの曲を聞いた時には少し戸惑いがあった。
曲のスタートはなかなかしっとりと、落ち着いた感じがあったのだが、そこから先は
期待していた「JAZZっぽさ」とは違い、あまりにも原曲とかけ離れたアレンジであったからだ。
しかし、これを1曲目に収録しているところから、何かものすごいアルバムなのではないかという、
聴く前とはかなり違った新たな期待を抱かせてくれたように感じる。
ここまでガラリと雰囲気を変えた「恋の予感」は、歌が入ったものでは決して聴けないのではないだろうか。
一気に曲が駆け抜けていくため、アルバムの1曲目に配置するのはかなり攻めの意識が表れていると考察した。
2.碧い瞳のエリス
この曲の始まりは、原曲が持っている雰囲気を十分に含んでいるように感じる。
メロディーラインは主にギターで演奏され、間奏はベースとの競演がJAZZならではのアレンジで新鮮である。
ピアノソロやベースソロもあり、原曲とJAZZがとてもよく融合している。
この曲で最も重要なイメージであると考えられる、切なさや哀愁といった部分が、ギターとピアノの音色、
そして曲の終わりのスローテンポで非常に豊かに表現されている、そのような印象を受けた。
3.Friend
この曲も原曲同様、切ない雰囲気を含んで演奏が始まる。
原曲よりも少しスローなテンポで進んでいき、ピアノとベースの音色が前面に出たアレンジである。
この曲のポイントは、メロディーラインであるピアノのキーが頻繁に変わることではないだろうか。
また、歌詞に当たるメロディーがない部分ではJAZZ特有のアレンジやインプロビゼーションが織り交ぜられていて、
曲が伝えようとしている感情や雰囲気を最大限に表現しているようだった。
4.虹色だった
この曲は、イントロから若干アップテンポな、ノリの良い感じで始まる。
メロディーラインはギターとピアノで演奏され、ここまでの曲の中では最も原曲に近い形で進行していくように感じるが、
その分間奏アレンジはギター・ピアノともに最大限のアレンジで「JAZZらしさ」を表現している。
このアルバムの良いところは、「聴いたことのある曲だけど、初めて聴くような感覚」を味わえるところではないだろうか。
当然、真逆のことも言えるのだが、それが如実に表現されている曲のひとつであると感じた。
以上、前半部分のレビューでした。
皆さんがこのアルバムを聴いての感想などありましたら、ぜひコメントをよろしくお願いします!