※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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コロニーの外へ出るため、カヲリは来た時と同じように3重のクリーンセキュリティーを通過する。2層目のセキュリティールーム再び身につけたあの重苦しい防護服、片手にケンから渡された本を持って表に出る。
バイクを停めた駐車場には、先ほどの買い出しで手にした食材やら服やら . . . 本文を読む
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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「マルコ、色々ありがとうね、もう大丈夫だよ」
ケンとのテレフォンを終えたカヲリは、地上区にでるエレベーターに向かって歩き出しながら、マルコをリリース(開放)するつもりで声を掛けた。
『いえいえ、まだワタクシの役目は終わっていません。お二人の連絡を . . . 本文を読む
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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褒められたケンは照れくさそうに笑う。そして、カヲリの出で立ちを改めて見ながら聞いた。
「カヲリは、今も外の街に住んでるの?」
「うん、そうだよ」
何のてらいも無く返したカヲリの言葉を聞いて、ケンの瞳が少しだけ揺れた。
「・・・そうか、あ、いや、別にそ . . . 本文を読む
新曲です。メローな曲調になってます。
いろんな励ましの曲になるといいなと思いつくりました。
花や風、自然の景色、空や星、鳥たちの声。みんな優しく人を励ましてくれているようです。
よかったら聴いてください。
Quiet World
作詞・作曲 shishy
乾いた街の中で咲いている
小さな花 僕とおなじ
揺らいで微かに震えるその顔
何も言わ . . . 本文を読む
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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カヲリより早くその声に反応したのはマルコだった。声の主をスキャンしてすかさず応答する。
『これは、これは、ノア・メンバーのハヤマ ケンさんですね、こんにちは』
その名前を聞いてカヲリも驚いて声を上げる。
「ケン!?うわ、びっくりした!ケンなの!?」
葉山 . . . 本文を読む