吹く風ネット

ネーミング1

2002年12月10日の日記

 今日、信号待ちをしている時に、一つの看板に目が止まった。
『ヘアーライフ・○○ノ』
 床屋の看板である。
 ヘアーサロンというのはよく見かけるけど、ヘアーライフというのは初めて見た。店主は、髪の毛をいじって生計を立てているという、こじつけでつけたのだと思う。が、この言葉を見て、店主の思惑通りに捉える人が何人いるだろうか。ほとんどの人が、単純に『髪の毛生活』と捉えるのではないだろうか。
 意地の悪い人なら『毛生活』や『ヘアー生活』と捉えるかもしれない。卑猥である。おそらく、英語で床屋を示す時、こういう言葉は使わないだろう。いくら語呂がいい(大してよくないけど)からと言って、変な英語を使わないでほしいものだ。
『○○ノ理髪店』が気に入らないのなら、『バーバー・○○ノ』もしくは『トコヤ・○○ノ』でいいじゃないか。

 マンションでもよくこういうのを見かける。
『サンライフ・マンション』『サンシティ・マンション』『サンパーク・マンション』『サンハイツ・マンション』『サンライズ・マンション』『サンスカイ・マンション』等々。
 どれも太陽がついており、明るく健康的で爽やかなイメージを出そうとしているのはよくわかる。が、これを日本語に訳してみると何かしっくりこない。
『太陽生活マンション』『太陽都市マンション』『太陽公園マンション』『太陽住宅マンション』『日の出マンション』『太陽空マンション』、意地悪く考えると、このマンションには夜はないのか、となる。
 マンションというと、ぼくは、住宅ローン、共稼ぎ、夜が遅いなどのイメージを持っている。このイメージからすると、どこに太陽と共に生活する時間があるのか、ということになる。
 それならいっそのこと、わざとらしい太陽というのは避け、疲れを癒すようなイメージを盛り込んだ名前にした方がいいのではないだろうか。
『安眠マンション』『ナイトライフ・マンション』『ビタミンマンション』などとつけたほうが、イメージもはっきりするし、より現実的なものとなる。
「仕事は終わった。さあ、くつろぎの場『安眠マンション』に帰ろうよ」
「まだ一日は終わってない!楽しい夜の生活は、『ナイトライフマンション』から」
「疲労回復は、生活空間から始まる。『ビタミンマンション』」
 などといった、現代人の心に訴えるようなコピーで売り出せるじゃないか。

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