吹く風ネット

新聞を読んで

2003年1月30日の日記です。

 今日の朝刊に、北朝鮮の労働新聞が、
“「朝日新聞が、『北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国』という呼称を使わずに、『北朝鮮』という呼称を使った」と言ってケチをつけた”
 という内容の記事が載っていた。

 そういえば、最近は以前のように『北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国』という呼称が使われなくなった。そんな長い呼称より、『北朝鮮』だけの方が見やすいし、聞きやすい。大韓民国を韓国、中華人民共和国を中国、中華民国を台湾と呼び慣わしているのだから、北朝鮮だけがそんなことで目くじらを立てなくてもいいと思うのだが。

 しかしこの記事の面白さは、そんなところにあるのではない。いろいろなマスコミが『北朝鮮』呼称を使っているのに、なぜ朝日だけにケチをつけるのか、という点にある。
 この北朝鮮のコメントは、一マスコミに対しての非難ではなく、配下に対する一喝である。
 以前は、帰国事業の片棒を担ぎ、拉致問題にも知らん顔し、テポドンが飛んできた時も「人工衛星の実験でよかった」とまで書いて胸をなで下ろし、金正日が拉致を認めた後も相変わらず北朝鮮擁護をし、北朝鮮のお抱え新聞やチョウニチ新聞とまで呼ばれた朝日である。そう受け止められても仕方ないだろう。
 北朝鮮の発言は「今までいろいろとネタを提供してやったのに、いい加減にしとけよ」というお叱りの言葉だったのか?
 それとも「これまでどおりに擁護してくれよ」という意思の表れだったのか?
 そのへんはわからない。

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コメント一覧

しんた
お疲れ様です。
朝日もサザエさんをやっている頃はマアマア新聞だったんですが、すっかりダメダメ新聞になりましたね。
朝日で働いていた親戚がいたのですが、社風が嫌いだと言ってやめてしまいました。
西風
お疲れ様です。ワタシの先輩達は朝日(アサヒ)とは呼ばなくてチョウニチシンブンと呼んでいますよ。🤣🤣🤣
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