高村光太郎の『天文学の話』という詩の中にある言葉だ。ぼくはこの言葉が好きで、毎朝神棚を拝む時には、いつもこの言葉を口に出している。またノートや手帳の冒頭には、いつもこの言葉を書き込んでいる。この言葉を口に出したり目にしたりすると、不思議と元気が出てくるのだ。座右の銘と言ってもよい。
この詩を知ったのは、高校3年(1975年)だった。
その年の夏に始まった『あこがれ共同体』というドラマの冒頭で、郷ひろみがこの詩の一節を朗読するのだ。
「それはずっとずっとさきの事だ。
太陽が少しは冷たくなる頃の事だ。
その時さういふ此の世がある為には、
ゼロから数字を生んでやらうと誰かがいふのだ」
この言葉を聞いた途端、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
「ゼロから数字を生んでやらう」、実にワクワクする言葉じゃないですか。それ以降、ぼくはオリジナリティというものにこだわりを持つようになった。
高村光太郎といえば、『道程』の中の
「僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る」
という言葉もある。ぼくはこの言葉も好きだ。ゼロから数字を生んで道は出来ていくわけだからだ。
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