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本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

「向田邦子の手料理」

2013-09-23 02:14:00 | 









レシピ本、料理関係本などをピンと来るとつい買ってしまうんです・・・。





最近は「ブ●●オフ」で入手することも多し。


ジャンルとしては「雑誌」の棚に分類されています。








先日たまたまピンと来てしまったのがこの本。
↓↓↓








向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)
向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)向田 和子 講談社

講談社 1989-05-22
売り上げランキング : 4859


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奥付には「1989年6月10日第一刷発行」とありますから、既に24年前に発行されたムック本です。


実物は同年の8月12日発行の第四刷なので、料理ムックとしては結構売れた本だったんでしょうね。



しかし、「ブ」の値付けでは当然100円。






手に取り、中をパラパラと捲ってみる。





と、そこには・・・






「わかめのいため物」



「トマトの青じそサラダ」




etc・・・。






かつて向田作の名エッセイの数々に登場した懐かしのメニューが目に飛び込んできました!




当時は読みながら作中の数々の料理に、「美味そうだな~。」、「詳しいレシピあればなぁ。」なんて思ったものでした。





当然ゲット。







家に帰って次の日。


朝日新聞の土曜別刷「be」(赤い方。)に「作家の口福」、という物書きの方によるリレーエッセイがあるんですが、仙川 環さんがこの本のことを書いていらっしゃいました。






「どっぷりハマった。」



「すっかり気に入ってしまい、掲載されている料理を片っ端から作っていった。」





と絶賛。











四半世紀も前の本なのにすごいタイミング。















早速、先ずは読み物として読了。




レシピは気の置けない料理の数々、実際に作ってみなきゃ!!


写真は流石にチョット時代を感じさせますがセンスと勘所で十分お釣りが来てます。





レシピ以外にも向田邦子の数々のモノクロのポートレートがとても良いですね。





若い頃の才気漲る、近寄りがたいオーラをだしているような写真。



妹の和子さんとの写真ではとても優しそうな表情。







本当に良い時期にパッ、と居なくなられた・・・。





友人、知人の方々が寄せた数々のエピソードに胸が痛みます。















お酒の締めは「いちじくのブランデー煮」でいきますか・・・。


















↓↓↓いろいろな方のオススメ本多数。一度覗いてみてね!

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「生活を改善してください」 8月読書の記録。

2013-09-14 03:25:00 | 






涼しくなったり、暑くなったり・・・。




しかし、季節の移ろいは確かなものです。

日の暮れるのがずいぶん早くなりました。

二百二十日にはしっかり台風発生。




バイクを乗り回していたり、海の上にいると季節もよく分かるんですが、コンクリートの箱の中で仕事をしていると今ひとつ実感がわきません。



やはり季節と共に生活できないこと、時間の不規則なこと、様々な見えないストレスが澱のように積み重なってきているようです。


先日の人間ドックで赤点をもらってしまいました(涙)

まあ、節制しろよ、ということですかね。






チョット自省して休肝日を一日増やしてみたり、夜中にウォーキングをしたりし始めました・・・いつまで続くのかはわかりませんがネ。








こちらの方も余り根を詰めすぎると色々問題発生しますが、このくらいが程々なのかもしれません。



でも、このペースだと積ん読山脈は昭和新山のように高く、高くなっていってしますんです(汗)




もっと、更に、斜め読みでも内容理解できる目ヂカラとおツムがあればなぁ~。



と、いうわけで「8月の読書メーター」からウチ●の読書の足跡です。







2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1805ページ
ナイス数:25ナイス





長期投資で日本は蘇える!長期投資で日本は蘇える!感想


「さわかみファンド」の澤上篤人氏の著書。近年の日本経済の停滞の一因として、莫大な額に上る個人マネーの「居眠り状態」をあげている。高度成長時代から1999年までは、銀行やゆうちょに預けてさえおけば預貯金は一銭の無駄もなく日本の産業力強化と経済の拡大発展に有効活用された。それがその後は貸与率(預貯金残高に対してどれだけ貸出されているか)はガクガクと下がり続けてきた、と云う。ただ眠っているだけの個人マネー、2007年で134兆円。この一割だけでも長期投資に向かったら大変な効果が上がる。と、いうことが分かります。

読了日:8月4日 著者:澤上篤人





苦役列車苦役列車感想


「死んだ」とまで言われた私小説が芥川賞、というのも愉快。元来、日本の小説はエンターテインメントを除けば大方「私小説」であるとも言えるのでは?私小説とそれ以外を隔てる明確なラインは無いでしょうから、作者が身辺に起こった事実をどう咀嚼しているか、を読み取るのが楽しみ方。一からの作り話とは違い重大な事件は起こりませんが、普通の人の人生そんなもの。主人公・北町貫多が自堕落な生活の果てに作家として川端賞を目指すも・・・!?やはり、そうですよね。「私小説」と、しては。

読了日:8月5日 著者:西村賢太





植村直己と山で一泊―登山靴を脱いだ冒険家、最後の世間話 (小学館ライブラリー―OUTDOOR EDITION)植村直己と山で一泊―登山靴を脱いだ冒険家、最後の世間話 (小学館ライブラリー―OUTDOOR EDITION)感想


小学館「BE-PAL」2013年8月号に、この本の復刻版が別冊付録として付いていました。これ目当てで随分と久しぶりにBE-PAL誌を購入。でも、これが正解。第1章「僕は魚の頭専門みたいです」の対話を読んだら、グリーンランドの「キビヤック」の悪魔的な旨さもさることながら、「魚食なら日本が世界一」と根拠不明の自信が音を立てて崩れていきました。エスキモーの人々の鮭の食べ方、これが強烈。洗練とは無縁ではありますが、慣れたらきっと病みつきになるんだろうな~、という感じがバシバシと伝わってきました。

読了日:8月15日 著者:ビーパル編集部編




夏の闇 (新潮文庫)夏の闇 (新潮文庫)感想


夏が終わる前に読んでおきたく積ん読の中から。先ずは「輝ける闇」を事前に読んでおくのがオススメ。字数が限られているのでここでは理由については書けないが、解説でc.w.ニコル氏も言っているように、この辺の開高作は自分にとっても再三再四読むことになるかも。30台の頃は、東本昌平「キリン」という作品(漫画です)が夜中にふと手にとって繰り返し読んでしまう本の最右翼だったんですが、最近はめっきり手が伸びなくなりました。「宿題をきちんとやってきた男」、真の意味で自らの世界を知る人間の作が少し分る歳になってきたのかな?

読了日:8月20日 著者:開高健




完訳 怪談 (ちくま文庫)完訳 怪談 (ちくま文庫)感想


絵本で読んだり、様々な機会に触れてきたのはL.ハーンの「怪談」を底本とした「耳なし芳一」や「雪女」等・・・。「怪談」自体はついぞ読んだことがありませんでした。今回読んだちくま文庫版は「完訳」と銘打った1994年・船木裕 訳のもの。何が完訳なのかと言いますと、通常、割愛されていることの多い「蟲の研究」という項が盛り込まれています。これが中々オモシロイ比較文明論。もちろん、本編の方も訳者の言うとおり「清新な訳文」で、非常に生きいきとし読み易い作品になっています。寝る前子供に「むじな」の話をしたら大成功でした。

読了日:8月25日 著者:ラフカディオハーン




俺のロック・ステディ (集英社新書)俺のロック・ステディ (集英社新書)感想


時代はちょっと下がって、言わば「ベストヒット・USA」世代。早熟な子はツエッペリンなんかに熱をあげてたな。考えてみりゃ満月氏の推薦するミュージシャン群のほとんどはアルバム通して聴いたことはありません。俄然興味がわいてきました。ブルースロック~プログレッシブロック辺りまでを網羅して懇切な紹介をされているので何点か探してみよう。思わずギターも弾いてみたくなりましたよ。

読了日:8月28日 著者:花村萬月




<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BP2LzWEpL._SX100_.jpg" alt="ブラック・ジャック創作秘話~手鋓C遒了纏・譴・蕁

大貫沖マゴチ爆釣中!?

2013-09-10 00:28:00 | マゴチ








まだまだ暑いですが、いつのまにやら季節は「秋」。




子供たちの学校も始まり、やっと船釣り解禁。






と、いうことで、やってきました八幡橋。















先週から潮回りも良く、トップは連日の半日ツ抜け。




昨日(9月8日日曜)も爆々だったようで本日も期待大です。



いつもの通り午後船に乗船。



この釣れっぷりなのに本日月曜につき左舷・右舷ともに4人づつ、計8人。



日曜出勤の甲斐がありますよ。






実はお昼の潮止まりを挟んで、午後は北東風・上潮なので左有利。



左に入ろうと思っていたら・・・




船長 「ウチ●君、右のミヨシ!」





(゚д゚)(。_。)

有無を言わせず右ミヨシ決定・・・。







まあ、爆発中ですから何とかなるでしょ。腕さえあれば。

(↑自分の腕前は最大の課題だぁ。) 











今年はとうとう扇島沖で一度もできなかったなぁ~(涙)


やはり、年に何度かは麦藁帽子かぶってカンカン照りのなかやらなきゃ。



5秒に一回タナ取りしてね。



風物詩ですからね。








な、訳で置き竿はやはり3mの竿。ハリスは1.5mでチヌ6号針使用。



手持ちはいつもの幻波にハリス1.2m、修理上がりのスマック。

(ネジ一個+分解注油で4,000円也!)













餌ハゼ暑さ対策で24ℓのマイ生簀持参。










13時過ぎから大貫沖10mでスタート。







左舷で早速ポツポツ声が上がりますが・・・



右は沈黙。








ようやっと13:40に分かりやすいアタリで45cm級マゴチ取れました。



が、ここから「いざ連チャンモード!?」と思い写真も撮らずにカメの中へ入れたんですが・・・





その後、またもやナシのつぶて。










右の二番は中乗りのI藤君なんだけど、流石の腕前でポツポツとアタリ出し、ポツポツと上げます。







一時間程後にフグ・イカゾーンに突入。




フグ・イカアタックかわし外傷無くても、あま噛みされたハゼは全身蒼白になってビビリモード全開。



ハゼ持参の場合はどんどん替えちゃうんですが、本日は貴重な購入ハゼ。



ハリスごとしばらくマイ生簀で休息してもらい再出撃準備します。










マルイカ。




イカ抱っこに取る気満々でそ~っと巻いてきたら何とマルイカ。





水面で一度離れちゃったんですが、ハゼを目の前に入れてやったらうまいこと抱きつきました。

I藤君にタモ取りしてもらい見事25cmマルイカゲット。









こういうことして遊んでるからですかねぇ・・・






左のトモ方面ではかなり声が上がってる時間もあったんですが・・・











右側はI藤君以外はシビれる展開。



2回バラし、今度こそは!?



と思ったらエイ。








結局、この後16:30の沖あがりまでノーフィッシュ。





右側は何人か1尾の人いたかな?



でも、堂々の「スソ」。




いや~、しかも危うくデコりかねない展開でしたね~。



くわばら、くわばら。







左舷トモの方が7尾でトップとのことでした。



本日は船長の教育的指導はなかったけど・・・




最後にポツリと





船長 「冴えね~なぁ。」



逆にガックリ。(当たってるだけに。)













↓↓↓「釣りはハゼに始まり、ハゼに終わる。」餌の調達が勝負の分かれ目・・・。よろしかったら・・・たまには押してみてね。

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さよならマルタン

2013-09-07 02:08:00 | 自然(動・植物)








去年の秋のコチ餌用ハゼ釣りで外道に掛かった「子マルタ」。



そのままいつしか水槽に住み着いて元気に暮らしました。




いつのまにやらペットに昇格、子供たちから「マルたん」と名前も貰いぐんぐん成長。







しかし、いつかは故郷に返さねば・・・と、思っていたんです。






後1ヶ月で丁度1年。そろそろ潮時かな~、と思っていたら・・・






最近様子がちょっと変に。












大好きだった小エビも殆ど食べなくなりました。






夜中に跳ねを繰り返し、フタに当たってウロコも剥げ加減・・・。




すっかり痩せっぽちになってきました。





きっと、体の中の野生が蘇ってきたのかな?








これはくる時が来たな、と思い決心。



上げ潮狙って、故郷のT川へ水槽ごと運んできました。






川の水に徐々に慣らしつつ・・・









そ~っと放流。





ちょっと辺を漂ったあと・・・







一気にうねりの中へ消えていきました。












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