レシピ本、料理関係本などをピンと来るとつい買ってしまうんです・・・。
最近は「ブ●●オフ」で入手することも多し。
ジャンルとしては「雑誌」の棚に分類されています。
先日たまたまピンと来てしまったのがこの本。
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向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK) | |
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奥付には「1989年6月10日第一刷発行」とありますから、既に24年前に発行されたムック本です。
実物は同年の8月12日発行の第四刷なので、料理ムックとしては結構売れた本だったんでしょうね。
しかし、「ブ」の値付けでは当然100円。
手に取り、中をパラパラと捲ってみる。
と、そこには・・・
「わかめのいため物」
「トマトの青じそサラダ」
etc・・・。
かつて向田作の名エッセイの数々に登場した懐かしのメニューが目に飛び込んできました!
当時は読みながら作中の数々の料理に、「美味そうだな~。」、「詳しいレシピあればなぁ。」なんて思ったものでした。
当然ゲット。
家に帰って次の日。
朝日新聞の土曜別刷「be」(赤い方。)に「作家の口福」、という物書きの方によるリレーエッセイがあるんですが、仙川 環さんがこの本のことを書いていらっしゃいました。
「どっぷりハマった。」
「すっかり気に入ってしまい、掲載されている料理を片っ端から作っていった。」
と絶賛。
四半世紀も前の本なのにすごいタイミング。
早速、先ずは読み物として読了。
レシピは気の置けない料理の数々、実際に作ってみなきゃ!!
写真は流石にチョット時代を感じさせますがセンスと勘所で十分お釣りが来てます。
レシピ以外にも向田邦子の数々のモノクロのポートレートがとても良いですね。
若い頃の才気漲る、近寄りがたいオーラをだしているような写真。
妹の和子さんとの写真ではとても優しそうな表情。
本当に良い時期にパッ、と居なくなられた・・・。
友人、知人の方々が寄せた数々のエピソードに胸が痛みます。
お酒の締めは「いちじくのブランデー煮」でいきますか・・・。
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この本は見た事無いなぁ。こういうのを掘り出せるのが「ブ」の楽しみだよね。
向田邦子さんの脚本は「食」の拘りが滲み出てました。早すぎる死は悔やまれますね。
「ひじきの二度めし」は出てなかったのかな。(爆)
ありがとうございます。
神田の専門店も楽しいけれど、「ブ」でこういう本にビビッと来た時がやはり醍醐味!
仙川さんのエッセイに登場したので、下世話な話ですがマー●ットプレイスで見てみたらビックリするくらいの値段付けてるのもありました。
少し自分の価値観が評価されたような気になって嬉しいものです。勿論、セドラーではないので転売などしませんがね(笑)
本文にも出てくるんですが、向田さん、女の板前になりたかったらしいです・・・。
そんな自分の夢を妹の和子さんに託して「ままや」開業の際も相当肩入れされていたようですね。