割合
小学5年生で習う単元なんですよね。
この単元って結構つまずいてしまうというか、そんな難しく考えないとダメなの?
という不思議な単元、僕はそう感じています。
割合の前に少数の計算でもしよっか?
① 13×3.123=
② 27×0.466=
③ 90×6.722=
こんな感じかな? いいかな?
①40.369 ②12.582 ③604.98
大丈夫かと思います。
この3問ともできる子ども達なら割合も簡単に理解できます。
「計算しなさい」って言われると黙々と手を動かして頑張れるもんんなんですよね。
誰でも算数・数学、頑張ればできる、ホントに。
「0.343をかけて下さい」まあ、小学校5年生ともなるとね、こう単純に問題を出してくれない。それで、困ってしまう、それだけ。
これから、中学生、高校生になっても、ダメだな~って感じたら、どうして難しく感じてるんだろう?そう考えてみることが大切。
授業が理解できない子がいたとして、それはどこかで難しい言葉を使われた、それだけです。
別に、算数・数学だけじゃない。
難しい問題を難しい言葉で説明されてわかりませ~ん、これは子ども達のせいではないです。
指導者側の責任、責任っていうと良し悪しになってしまうので、国語で言えば「この漢字習って無かったよね、すまんすまん」というレベル。
10倍、100倍、その逆1/10・1/100 は結構簡単に理解できると思います。
0を増やすとか取るとか、小数点を移動するとか、何でもいい訳で。
23%でも3割2分5厘でも98%でも少数に直す、これはただ単に1/10・1/100するだけ。
少数に直したらかけ算
「割合って倍数、少数のかけ算なんだ!」
「難しく感じさせるためにわざと少数のかけ算って言ってくれてないだけなんだね」
もうこれで割合はほぼ終わりです。
450円の15%は?少数のかけ算するだけなのね。
450円の15%増しは?
増やすんだって!かけ算で増えも減りもしない数、それは「1」だけです。
15%=0.15ですけど、この0.15を増やしたいので「1+0.15=1.15」をかける。こういう事なんですよね。
もちろん「割合」この厳密な意味からすれば、少数の計算問題の言いなおし問題、こう指導するのは雑です。
ただ「比べる数」とかスタートして、細かく細かく、これはね、無謀です。
意味ないです。
こんな授業、やる気なくなって普通。はっきり言って授業しててもつまらない。
「20%引き」これはスーパーでも見ますけどね「はい比べる数レジで言って!!」
こんなスーパー無いです。
その点の配慮不足、本当に極めて単純な事なんですけどね。
でも、これがどんどん質問ラッシュ、わかりませんラッシュ、苦情、授業の再準備と、自分で自分を苦しめます。
指導する側も時間は無くなるわ、指導される側もイライラするわで、誰も得しません。 そして、そういう状況になったら絶対に取り戻せないです。
真面目なのは教科書や問題集だけでいいんだ、指導者はそれをいかに楽しく使いこなすか、それが仕事なんですよね。
(問題)597×398
(解答)600×400=240000 だいたい240000 これでいい、面倒だから。
筆算は、落ち着いて九九が言えれば子ども達はできるんです。
でも最後にこの「だいたい240000」これが効いてくる。
237606と計算できたとして「あ!大丈夫かも!」って自信持って答案提出してもらえますよね。「だいたい240000」になったので。
知らぬ間に「検算」もできてますよね。
子ども達への配慮、これは言葉使いがどうのとか、そんな事は二の次。
子ども達は鋭いですからね、そんな表面的な事はすぐばれます。
「そろそろキレるんじゃね??」
そう言われてからかわれるのが落ちです。
余裕のない先生、そう見られてしまうので。
丁寧なんだけど、つまらない授業になってしまいます。
木を一本切って、のこぎりでいきなり「クマの木彫り創りま~す」できる訳がない。
それといっしょ!!
まあ、たまには授業の一コマを記事にしてみました。
まったね~!!