カステジョンのお馬鹿達にのせられて、私も連日飲ま飲まして二日酔い気味じゃ。本日19日深夜12時。お隣バレンシアでは、世界有数のお馬鹿祭りで今頃、放火魔たちが町中のハリボテに火をつけまわっている頃である。当地カステジョンでは、相変わらずただひたすら飲んだくれるアンポンタン達が、通りで大声で騒いでああうるさい。
実際、バレンシアの火祭りやパンプロナの牛追い祭りみたいな呼び物がなく、エンターテイメント性に甚だかけるカステジョン・マグダレナ祭であるが、それでもまあそれなりの出し物はなくもない。
「モーロ人とキリスト教徒の祭り(Moros y Cristianos)」と言うのを聞いたことあるかね。バレンシアの南の方のアルコイという小さな村のそれが有名であるが、要するに、キリスト教徒がアラブ人をスペインから追ん出したレコンキスタの過程を再現する祭りである。ケバケバしい顔ペイントと一体これのどこがアラブ人なんじゃ、とツッコみたくなるようなド派手な装束でアラブ人に扮した部隊が行進し、その後に、いかにも正義の味方ヅラしたキリスト教徒が平和を回復するみたいな、西洋人の中華思想丸出しのパレードがそれである。(冒頭の写真-私には馬鹿なアメリカ人が作ったC級西部劇のインディアンにしか見えんが)
で、これと同じやつがカステジョンにもある。祭り2日目の夕方、つまり昨日あったわけだが、二日酔いのしんたろうさんは、もう何回も見たので面倒で行かなかった。大体、キリスト教徒=善で、イスラム教徒=悪みたいな、カビの生えたようなコンセプトが鼻につく。でもこの祭りの「悪の権化」側は個人的には嫌いではない。なお映画「スターウォーズ」のダースベーダーも、70年代に人気を博した某ロックバンドも、この祭りから着想を得たと言うのは有名な話である。(<=いい加減なこと言うな)
(写真は、古よりの祭りの伝統を今に伝える某バンド)
3日目。打って変わってジミ~な恒例行事。カステジョン人はレコンキスタまでは、アラブ人に追い回されてそれまで山の中腹に住んでいた。その山の鎮守様がマグダレナ。要するにここの田舎モン達の聖地であるわけだ。で、レコンキスタ後、山を降りてカステジョン平野に住み着いた後も、年に一度ご先祖様のお墓参りをするのがこのマグダレナ祭の起源(わかりやすい話だのー。単純なカステジョン人にふさわしい)。
朝、市内の広場に集まって、それから山の鎮守様まで8Kmぐらいの道のりをハイキング。そのような健康的な行事は、私にはふさわしくないので、当然ながら一度も参加したことないが、数千人がゾロゾロと揃いの幼稚園児のごとき黒いスモックを着て杖を片手に行進する様子は、さながら四国88箇所巡りのお遍路さんのごとし。(写真)
ちなみに下は、1969年、安保改定阻止を叫んで行進する日大全共闘(<=関係ない)
つづく
実際、バレンシアの火祭りやパンプロナの牛追い祭りみたいな呼び物がなく、エンターテイメント性に甚だかけるカステジョン・マグダレナ祭であるが、それでもまあそれなりの出し物はなくもない。
「モーロ人とキリスト教徒の祭り(Moros y Cristianos)」と言うのを聞いたことあるかね。バレンシアの南の方のアルコイという小さな村のそれが有名であるが、要するに、キリスト教徒がアラブ人をスペインから追ん出したレコンキスタの過程を再現する祭りである。ケバケバしい顔ペイントと一体これのどこがアラブ人なんじゃ、とツッコみたくなるようなド派手な装束でアラブ人に扮した部隊が行進し、その後に、いかにも正義の味方ヅラしたキリスト教徒が平和を回復するみたいな、西洋人の中華思想丸出しのパレードがそれである。(冒頭の写真-私には馬鹿なアメリカ人が作ったC級西部劇のインディアンにしか見えんが)
で、これと同じやつがカステジョンにもある。祭り2日目の夕方、つまり昨日あったわけだが、二日酔いのしんたろうさんは、もう何回も見たので面倒で行かなかった。大体、キリスト教徒=善で、イスラム教徒=悪みたいな、カビの生えたようなコンセプトが鼻につく。でもこの祭りの「悪の権化」側は個人的には嫌いではない。なお映画「スターウォーズ」のダースベーダーも、70年代に人気を博した某ロックバンドも、この祭りから着想を得たと言うのは有名な話である。(<=いい加減なこと言うな)
(写真は、古よりの祭りの伝統を今に伝える某バンド)
3日目。打って変わってジミ~な恒例行事。カステジョン人はレコンキスタまでは、アラブ人に追い回されてそれまで山の中腹に住んでいた。その山の鎮守様がマグダレナ。要するにここの田舎モン達の聖地であるわけだ。で、レコンキスタ後、山を降りてカステジョン平野に住み着いた後も、年に一度ご先祖様のお墓参りをするのがこのマグダレナ祭の起源(わかりやすい話だのー。単純なカステジョン人にふさわしい)。
朝、市内の広場に集まって、それから山の鎮守様まで8Kmぐらいの道のりをハイキング。そのような健康的な行事は、私にはふさわしくないので、当然ながら一度も参加したことないが、数千人がゾロゾロと揃いの幼稚園児のごとき黒いスモックを着て杖を片手に行進する様子は、さながら四国88箇所巡りのお遍路さんのごとし。(写真)
ちなみに下は、1969年、安保改定阻止を叫んで行進する日大全共闘(<=関係ない)
つづく
(ちなみに、カトリック系女子高で育った私は、これを“ミコトバ”と読みます。でも変換できなかった。。。このソフトを作った奴は公立出身に違いない)
しかし、確かにmorosというよりは、indiosですね。楽しそう~。バルセロナにはこーゆう原始的なお祭りがないのですもの~(←やな奴 笑)
いや、最近考えるのが面倒くさくなってきちゃって。
まあ突如終わる消化不良感も良いのではないかと・・・。
そう言えば、バルセロナとかマドリッドって、全体の祭りないよね。地区ごとにはあると聞いてるけど。
ところでカステジョンにいつ来るのよ。正装してお待ちしておるのですが。
そうか~、私も知らぬまにマグダレナ祭の影響を間接的に受けてたってわけなのね。
すごいぞ、マグダレナ祭!
うちは今、引越し大放出感謝祭中です・・・。
いずれスペインに来るまで、ジャズ・ブルース系に転換してそっち風になってください。(<=妄想に現実を強要してどうする)