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「BLOODY ESCAPE(ブラッディエスケープ) -地獄の逃走劇-」1/6舞台挨拶感想など

◎「BLOODY ESCAPE(ブラッディエスケープ) -地獄の逃走劇-」

 「全員危険。」
 「裏切者の改造人間が少女を護るため 狂気の世界を駆け抜ける!」

 2024年1月5日(金)公開、原案と監督は谷口悟朗、脚本は谷口悟朗、永井真吾、97分。
 総合評価点は、上中下で中くらい。

 キサラギ(クルスの親友で改造人間かつヴァンパイア)(cv小野友樹)、ルナルゥ(クルスの妹)(cv上田麗奈)、クルス(cv斉藤壮馬)、ジャミ(cv内田雄馬)、転法輪(ヴァンパイアの長でキサラギの命を狙う)(cv山寺宏一)のほか、ララック(cvゆきのさつき)、ノノック(cv倉田雅世)、ザンザ(cv福山潤)、ゼッシュ(cv置鮎龍太郎)、ヤオハチ(cv中谷一博)などのほか、
エスタブライフ グレイトエスケープ」(2022年春アニメ)の「逃がし屋」の、エクア(cv大橋彩香)、フェレス(cv高橋李依)、マルテース(cv長縄まりあ)、アルガ(cv速水奨)、ウルラ(cv三木眞一郎)、エム(cv日高里菜)。




○上田麗奈さんがメインだから見ておくか、舞台挨拶もあるから申し込むか、くらいの気持ちでしたが、公開直前のTV特番(小野さんと谷口監督が出演。)でエスタブライフが3話分だったか放送され、本作にはエスタブライフの「逃がし屋」も出るし、その世界で起きた話だと知りました。1月1日の結婚発表後に、日高里菜さんと内田雄馬さんも出演することに気づいたくらい、いつものように事前情報はほぼなしでいました。

 基本設定の説明は本作の中でしてくれるので、エスタブライフを見ていなくても分かります。(エスタブライフはお勧めです。)
 なお、TV特番では谷口監督が上田さんについて、上田さんの新しい引き出しを開けたと思う、上田さんにはこれまでとは少し違った演技をしてもらった旨を言っていました。

・基本設定は、「遠い未来の時代。世界人口がピークを迎え、減少傾向に転じていた。人類は種の繁栄のため生態系を管理するAIを作り、「人類の多様化実験」を実行。常人・獣人・魔族などの遺伝子改造による「多様な人種」と、壁に囲まれた「クラスタ」と呼ばれる「多様な街」を創造した。数多存在する「クラスタ」は、それぞれ独自の文化を有し、そこに適正をもつ人類が生活している。そして、滅びることが無いよう、常にAIに管理されながら暮らしているのであるーー。」(エスタブライフの公式HPから。)ということ。
 クラスタは新宿クラスタとか秋葉原クラスタとか呼ばれ、そのくらいのサイズで、23区の区よりずっと小さく、通常はそこから出ることはできないですし他のクラスタの情報も入らないですし、他のクラスタがあることすら知らない人がほとんどですが、他へ逃げるために「逃がし屋」がいるわけです。各クラスタは個性豊かで、この設定ならどんなクラスタでも描けます。エスタブライフは、そのバリエーションも楽しかったです。

 とは言え、ルナルゥのいる新宿クラスタでは、女性の仕事は水商売しかないし、娼婦としてもてあそばれ、そのままはく製にされて死んでからも辱めを受けるしかないというのも、狂った世界です。(そこまでのクラスタはエスタブライフには出てきません。)

 本作はエスタブライフよりアクションばかりでシリアス寄り、アクションを楽しむも良し、各キャラがいい味を出していて声優の演技を味わうも良し、です。
 私は、アクションが凄いと思うことはあっても、アクションが凄いから良いとはならないので、つまり、アクションにはあまり重きを置いていないので。

・パンフからの谷口監督の言葉。
 「今は「目的がある方が素晴らしい」とされる作品が多いんですね。別にそれを否定するつもりはありませんが、世の中、それだけではないんじゃないかと。キサラギを描いた理由はそういった部分が大きいです。それが人間の持つ、ある種の悲しさであり、馬鹿馬鹿しさであり、同時に生物としての正しさでもある。」

 「転法輪は私の中では間違いなく正義の人ですよ。ヴァンパイアという種族にとってのヒーローだし、解放者でもある。社会的にはまったく正しい扱いを受けなければならない“善の人”だと思いますよ。」

舞台挨拶の主な点
 2024年1月6日(土)、新宿のバルト9、10時50分からの上映の終了後の舞台挨拶、30分。
 出演は、小野友樹さん、上田麗奈さん、斉藤壮馬さん、大橋彩香さん、監督の谷口悟朗さん、司会。

 客は、女性が半分くらい、もしかしたら女性が多めだったかも。マスコミの写真撮影と動画撮影があり、同日に動画がほぼフルでネットで公開されました。
 動画を公開するから、上映後なのにネタバレなしでの舞台挨拶になったのですね(斉藤さんが、ネタバレなしでと言われたと言っていました。)。

・トーク
小野:1年半前に収録を終えた。監督に手紙で思いを伝えてもらった。こうして公開できて嬉しい。
谷口:コロナ禍で収録は大変だったが、公開できてありがたいし、良かった。

監督以外の衣装にBLOODYの赤が入っていると司会が言ったのを受けて小野:(上田さんは)血染めだ!。
上田:BLOODYにしてみました。
 ありがとうございます。フォーをいただきました。ありがとうございます。
 (←2回まわった上田さん。赤のドレスで、背中が開いていて、黒のアンダーで背中の開いている部分の半分くらいがおおわれていました。)

上田:事前にオンラインで打合せをした。監督からこびないお芝居をしてほしいと言われて、咀嚼しながらアフレコ現場に向かってという感じだった。現場での熱量を受けてお芝居がどんどん変わっていった。熱量を受けてなのか、休憩中もなんだかわからない涙が止まらなくて。不安とかで押しつぶされそうになっていて、体が勝手に涙を流していたのかなと思う。プレッシャーに押しつぶされる感じがルナルゥの心境に合致して良かったと思う
 (←この辺の話とか、他の話とか、パンフにも書いてあります。)
谷口:上田さんからこれでいいですかと何回も聞かれた。それが逆に良かったのかなと、本人の中で完全な確信を持っておらず未完成なところが。
 斉藤壮馬だけですよ、何もなかったのは。
斉藤:まだしゃべっていないのに・・・。
斉藤:(ある程度の)絵は出来ていたがプレスコだった。打合せみたいのはなかった・・・。
谷口:だって、しても意味ないもん。(←戸惑う斉藤さん。)今まで何回か仕事をしてきた上で、この辺までならオーダーしても大丈夫とか、このような引き出しがあるとか、現場でオーダーしても即座にこたえてくれるという計算がたつから。
小野:信頼の証と
 (笑顔でダブルピースの斉藤さん。)
斉藤:ほんとに嬉しいです。いちアニメファンとして嬉しいです

大橋:エクアは、TVシリーズより、もうちょっと笑顔を少なくというディレクションがあった。「逃がし屋」は中立だけど、もう少し助けてあげて、と思うシーンがあった。
 (←TVでのエクアのcv嶺内ともみさんは引退したので、本作から大橋さん。TVのエクアに寄せつつ、少し違う声でした。)

・新年の抱負を赤字の書き初めで。
小野さんは「血逃」:「BLOODY ESCAPE」を漢字にした。血から逃げるなという意味も込めた。血は本能、食べることが大好きで、一昨年2ヶ月で25キロ痩せて、減った分だけ食べようと思って減らしたが、去年は30キロ太った。そのあとに15キロ痩せた。

上田さんは「健康診断」:健康診断に行きたい。昨年末から少しづつ健康診断を受けている。この1月で30歳になるので、自分の体がどうなっているのかを知って健康に生きていけたら。
 (←「高橋李依・上田麗奈 仕事で会えないからラジオはじめて6年たちました。イベント 昼公演」(2023年10月22日)でも健康診断を受けたいと言っていた上田さん。)
斉藤さんは「すこやか」:この後でやりにくい。上田さんが言ってくれたことが全てです。健康第一。
上田:事務所(81プロデュース)が同じだから社風が出ている。
 (←小野さんが強くツッコミ。また、立ち位置が隣なこともあり、書き初めを並べて見せる2人。)

大橋さんは「脱・ペペロンチーノ」:好きなものを犠牲にすることによって仕事の運気を呼び込むため、毎年好きなものを我慢していて、去年はロイヤルミルクティーを我慢した。今年は勝負の年だと感じているので、一番大好きなペペロンチーノを我慢する。6日なのに結構しんどくなってきている。
 去年は成功してちょっと仕事の運気が上がった。
 1日に飲んだロイヤルミルクティーは染みた。

谷口監督は「リテイク○」:リテイクを出すと嫌われるかも知れないけれど、恐れずに出すときは出すと。マルを付けたのは、日々やっていることが結果につながるから、その気持ちを忘れずにいたい。
司会:書いているときに見たが、映画にリテイクがあるのかと思った。
谷口:じゃあ、斉藤壮馬だけ後で残って。
 (マスコミ向け撮影をはさんで、終わりの挨拶。)
小野:こんだけよう笑った舞台挨拶は初めて。
斉藤:(リテイクの話を受けて。)もしかしたら何かが変わるかもしれない。期待しています

○公式HPから。
「改造人間VS吸血鬼VSヤクザ谷口悟朗による史上最狂の映画が誕生ーー
 『コードギアス』シリーズや『ONE PIECE FILM RED』の谷口悟朗が原案・脚本・監督を務める最狂バイオレンスアクション映画。
 改造人間となった男の逃走劇、それを追うヤクザ、そして異形の者たち。
 谷口悟朗によって魔改造された「東京」を舞台に、壮絶で血みどろな三つ巴の戦いが幕を開ける!!
 人体実験によって改造人間となったキサラギは、ある組織に追われていた。
その組織とは、分断された「東京」の制覇を目論む不死身の吸血鬼集団「不滅騎士団」。
 さらに、殺された親分の敵討ちを誓うヤクザたちも追っ手に加わり、全てを巻き込んだ大抗争へと発展していく。
 「元から生きる理由は無いが、コイツらに殺される理由もないーー」
 改造されあらゆる武器を仕込まれた身体と自らの特殊な“血”を駆使して、キサラギの地獄の逃走劇が始まる!!!」


【shin】


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