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夜ノヤッターマン感想。意外な展開で、序盤と終盤はとても楽しい

【ネタバレ】
2015年冬アニメの感想の続きです。

◎「夜ノヤッターマン」(全12話)

総合評価3.5点(5点満点)。
ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない!

母のドロシーの薬がなくて、それをもらいにヤッター・キンングダムに行こうとしたら問答無用で攻撃されたり。
母の死に怒って、ドロンジョを名乗って立ち上がる9歳のレパードら。

レパード/ドロンジョ(cv喜多村英梨)、ヴォルトカッツェ/ボヤッキー(cv平田広明)、エレパントゥス/トンズラー(cv三宅健太)、子豚のオダさま(cvたかはし智秋)、ガリナ/ヤッターマン1号(ガンちゃん)(cv吉野裕行)、アルエット/ヤッターマン2号(アイちゃん)(cv伊藤静)、レパードの母のドロシー(cv伊藤静)など。




○ 伊藤静さんが2008年のリメイク版「ヤッターマン」のヤッターマン2号役でした(同作で吉野さんはヤッターマン1号役。)。となると、ヤッター・キンングダムは実はドロンボー王国で、悪人のドロンボー一味として島流しにあっていたのが正義の味方のヤッターマンの末裔ということかもとも、でもそれはベタ過ぎだなと思いながら見ることに(そうではなく、ヤッター・キンングダムはドクロベエに支配されていて、レパードらはドロンボーらの末裔でしたが。)。

序盤と終盤が、あっと驚く楽しい展開だったこともありますが、中盤が中だるみのように感じてしまい、総合評価を下げる最大の要因に。そこまで求めるのは贅沢かもしれませんが。序盤と終盤だけなら総合評価5点でもいいかも知れません。


○ 10話ラストで、ようやくたどり着いたヤッター・キングダムでドクロベエ(cvホリ)登場。

11話、かつてドクロベエ(宇宙人)が苦労の末にヤッターマンを倒し、人間への復讐のためにヤッターマンを神格化して自分をヤッターマンだと洗脳し、人間を働かせて自分のエネルギーを得つつ、人間を滅亡させようと。

宇宙人であるどくろべえが何度も戦いを挑んでようやくヤッターマンを倒し、ヤッターマンを名乗って復讐としたのだと説明。

これって、復讐する側からすると、とても愉快では。
人間を滅ぼそうとしている者を救世主のように思って信奉している人間という滑稽さ。



○ 12話。ガリナが「本当に大切なものは目に見えない。」(→小説の「星の王子さま」の中の名言。)、「ヤッターマンのためだと、みんな悲しみや苦しみから目をそらしている。その心も変えないと、人々がこの闇をはらしたいと思って立ち上がらないと、何も変わらないんだよ。そのみんなの力が、ドクロベエを倒す力になる。」と言って、それを受けてドロンジョが真実を言い回っても信じてもらえず、ガリナとアルエットがヤッターマンになって言うと信じてもらえるとか。

ここは二重の意味で国民の愚かさを示していて、酷使されているのにヤッターマンのためと洗脳され思い込んでいる点、同じことをヤッターマンという権威や人気がある者に言われると信じてしまう点、これは現実世界のいつの世も同じで、歴史は繰返しばかりだなあ、人は歴史からたいして学んでいないなあ、と。


【shin】
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