テレビを見ていると、
北陸新幹線のCMが流れた。
若い青年が父親に言った。
「東京で写真がやりたい」。
父親は言った。
「お前が見つけたことなら、好きにやれ」。
自分のことと重なって、泣きそうになった。
約半年前のこと。
両親にあんなに真剣に
話をしたのは初めてだと思う。
「コピーライターになりたい。
仕事で困っとる人の力になりたい」。
そういえば、僕はあのとき、
両親に断る余地を与えていた。
「与えていた」というと、
言葉が不適切かもしれないけれど、
「ダメだ」と言われたら、
「わかった」というつもりだった。
これ以上、迷惑はかけられないと思っていた。
父ちゃんは言った。
「あんたの人生じゃけぇ、あんたの好きにやりんさい。
あんたの人生、楽しそうじゃね」。
母ちゃんは少し、残念そうだったけど、
意外とすんなり受け入れてくれた。
あのときのことを、僕は一生忘れない。
数日後、父ちゃんからメールが来た。
「母ちゃんを悲しませたら許さん」。
なんだか、嬉しくて笑えた。
今日は、早く寝よう。
明日から、また頑張ろう。
北陸新幹線のCMが流れた。
若い青年が父親に言った。
「東京で写真がやりたい」。
父親は言った。
「お前が見つけたことなら、好きにやれ」。
自分のことと重なって、泣きそうになった。
約半年前のこと。
両親にあんなに真剣に
話をしたのは初めてだと思う。
「コピーライターになりたい。
仕事で困っとる人の力になりたい」。
そういえば、僕はあのとき、
両親に断る余地を与えていた。
「与えていた」というと、
言葉が不適切かもしれないけれど、
「ダメだ」と言われたら、
「わかった」というつもりだった。
これ以上、迷惑はかけられないと思っていた。
父ちゃんは言った。
「あんたの人生じゃけぇ、あんたの好きにやりんさい。
あんたの人生、楽しそうじゃね」。
母ちゃんは少し、残念そうだったけど、
意外とすんなり受け入れてくれた。
あのときのことを、僕は一生忘れない。
数日後、父ちゃんからメールが来た。
「母ちゃんを悲しませたら許さん」。
なんだか、嬉しくて笑えた。
今日は、早く寝よう。
明日から、また頑張ろう。