お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 52 ~仇なす救助~

2008年12月26日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、怪現象に遭遇しました」
「宇宙に怪現象はない。原因不明なだけだ」
「死体遺棄事件です!」
 メイン・スクリーンには宇宙空間を漂う一体のロボットが映し出されていた。
「なんと、生命体ではないではないか!」
「すみません。ちょっとした冗談です」
「罰としてロボットを回収し修理するのだ」
 回収したロボットの修理に向かった隊員はすぐに戻って来た。
「隊長、あれは発破専門の惑星開発型です。燃料電池を取り替えたのですぐ機動します」
 突然、ロボットが操縦室へ入って来た。
「ガガガ・・・、思イ出シタゾ! アイツラ、燃料ガ切レタカラト、オレヲ捨テヤガッタンダ! 思イ知ラセテヤル! 待ッテイロ!」
 ロボットは壁を突き破って飛んで行った。
「なんと、復讐の手助けをしてしまった!」



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