新名眼科 院長日記

ALS

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は脳は正常に働くのに徐々に筋肉が働かなくなっていく難病です。
現在は有効な治療法がありません。

京都大学iPS細胞研究所の井上治久准教授(神経内科)らは、患者さんから作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って治療開発につながる物質を確認したと発表しました。

研究グループはALS患者のiPS細胞から分化した運動ニューロンの性質を調べた結果、信号を伝える神経突起の長さが正常な場合の約半分しかなく、細胞質に「TDP≠S3」という特殊なたんぱく質が凝集するなど、実際と同じ特徴が観察されました。
このたんぱく質が増えると、神経細胞の形成に関係する遺伝子の働きに異常が生じることも分かりました。
さらに「アナカルジン酸」という物質を迫{液に入れることにより「TDP≠S3」の合成を抑えることも分かりました。
その結果、神経突起の長さも16時間後には通常の長さに回復しました。

多くの患者さんが苦しんでいます。
一日でも早くに治療につながるように開発して欲しいと思います。


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「健康」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事