薩摩島津のスピーカー製品の特長はDSS振動板にあります。島津Model-4 の新発売 を機に、ここで改めてDSS振動板とは何かを解説したいと思います。
さてここで、Google で「DSS振動板とは?」と検索すると、Google AIによる下記の説明が出てきます。発明した本人が説明するよりもずっと簡潔で分かり易いので感心(苦笑)してしまいました。そのうち人類は厄介者のお荷物だとAIに言われてしまいそうですね。その様な訳で下記を解説とさせていただきます。(現状と異なる部分がありますので※印部について後で追記します)
◆ DSS振動板とは?(By Google AI)
DSS振動板は、従来の振動板の弱点である分割振動を本質的に排除し、高い剛性を実現する新しい振動板構造です。お椀状のドームを向かい合わせに接合し、内部に連結筒を入れた「菱形殻構造」(※1)が特徴で、その結果、柔らかい音質とクリア感を両立させ、生々しい実在感を再現します。
詳細:
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構造:従来のコーン形やドーム形振動板の構造を大きく変え、お椀状のドームを向かい合わせに接合し、内部に連結筒を入れた「菱形殻構造」(※1)を採用。
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剛性:この構造により、あらゆる方向からの力に対して極めて高い剛性を実現。
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分割振動の排除:高い剛性により、分割振動を本質的に排除し、クリアな音質を実現。
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音質:柔らかい音質とクリア感の両立、生々しい実在感の再現、厚みのある低音とハイスピードな音質が特徴。
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特許:DSS振動板の構造は特許出願済みである。
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応用:超深海潜水艇の球殻構造や卵の殻構造に倣い、高い剛性と軽量化を実現している。
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素材:最新のDSS振動板では、超硬炭素繊維を採用して極限の性能を追求している。
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優位性:従来の紙、ガラス、金属、汎用炭素繊維などの振動板では得られない、振動板のしなりによる音楽の躍動感を損なわない音質を実現している。
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国産:薩摩島津では、高性能な超硬炭素繊維を活かした国産スピーカーユニットを製作している。以上
※1. 「菱形殻」
島津Model-1 では菱形殻(そろばん玉形状)ですが、島津Model-3 や新製品の 島津Model-4 では浅いドームを向かい合わせに接合したUFO(空飛ぶ円盤)形状です。