近代文明の弊[自分を見つめ]

無知で幸せな私が考える世の中

組織に同化

2018-04-19 23:05:52 | 日記
和をもって周りと接するには自分を相手に同調させ、相手の気持になることが大切です。正面から対立する個と個の間での論争を控え、利害を調節しようと会話してしまう。こんな付き合いは同僚の腹をよみ、相手の気持を忖度(そんたく)する。遂(つい)には「他人の疝気(せんき)を気に病む」までに落ちかねない。そして「相客(あいきゃく)にこころせよ」という茶道に至るのでしょう。

永い間、おなじ組織にいると自分の存在が薄れ、組織が増大するようだ。定年退職前の兄はすっかり役所 人間になっていた。堅苦しい、ルール至上主義で融通が利かない。世の中そんなんじゃなくて多面性があるといっても議論は平行線。他の組織との接触が少ないためでしょう。大きな組織にいれば、それ以上の組織に攻撃されなければ安泰なのである。組織が守ってくれる。自己が希薄になる。

狭い世の中に固まらず組織は交流すべきです。組織の上に立つ人は多くの人と交流すべきだ。肩書を捨てて。多くの人はあなたの、自身ではなく肩書と付き合っているのです。裸の王様みたい。肩書を捨てればいろんなことが見えてくるはずです。肩書を外した「あなた」は何ができる!

最近は50年前の兄に戻り会話もかみ合うようになってきた。呪縛が解けたのかな?
組織っていうのは恐ろしい。