近代文明の弊[自分を見つめ]

無知で幸せな私が考える世の中

将来に役立つ勉強とは何でしょうか?

2020-09-30 23:38:11 | 日記

未来は未知だ。何が役立つか、役立たないかは誰もわからない。
将来、その知識・技能を役立てるか、役立てないかは本人次第でしょう。

今の義務教育は児童・生徒の将来にとって役立つとか役立たないとか無関係に、決められた授業を押し付ける。それが、国として義務教育をしているというアリバイ作りだろう。また一律な授業は公平・平等な政策だとされている。実物の「メダカ」を見た人が今何人生存しているのでしょう。メダカの雄雌を見分ける学習は何の役に立つのでしょう。恐竜の話の世界なのかなぁ。
児童・生徒は個性を持っている。好き嫌いがある。それなのに一律の授業課程で児童・生徒を適切に教授することは無理だろう。世の中にはこんな分野もあるんだよ、と提示するのは児童・生徒の視野を広げるために良いと思う。

ある科目に興味を持てば魅惑され、先生以上の知識・能力を独自に取得する人もいる。人は一律ではないということを前提に教育システムを考えてほしい。将棋2冠の藤井聡太さんに義務教育は何を授けたのだろう。

私は「教育は相手に解ってもらうための説明」だと思っている。押しつけではない。理解するのは個人によって異なる。各人が選択し、説明・指導を求めるのが重要だろう。一律に理解を強要するのは人権違反?じゃないの。どっかの国みたいに教育=洗脳?

例えば、算数と数学と算術。何が異なるか分かりますか?
算数は数字を用いた具体的な思考と計算です。面積の計算やケーキをどう分配するかという計算。方程式ではなく鶴亀算(数列)で解を求める。
数学は数字と記号を用いた思考と計算です。算数の数字を記号に置き換え計算式を拡張する。挙句の果てにオイラーの公式など意味を説明できない公式も許容される。
算術は計算のテクニック。九九とか公式の応用とかナンバープレイスとか、計算の技術・速度を磨く。公式を上手く利用するが、算術を極めても、なぜ公式が成立するかは説明できない。義務教育はこれを磨こうとしているか?

具体例がないと実感しにくいし、変数で拡張すれば広く応用が利く。九九のテクニックが無ければ計算に手間取る。3つとも大切な学問だ。

学校で教えてもらってないテクニックを使って回答した人を「誤り」としてほしくない。先生が授けたことだけで世の中が廻っているわけじゃない。知識はいろんなところから吸収していますよ。
小学生の時、未学習の方程式を使って「誤り」と指摘されたそのとき、僕は反骨心を取得した。(これも教育なのか?)


専門家という大きな主語が氾濫している

2020-09-25 20:16:12 | 日記

「この結果について、専門家によると……」これはニュースなどで解説するときの枕詞。「専門家会議によると……」
専門家って誰なの? なんの、どんな専門家なの? 専門家には所属や氏名はないの? コメントしてくれる「専門家その人」にも失礼な表現だ。いろんな専門家がいると思う。有名な人も無名な人も、優秀な人もそうでない人も。かれらをひっくるめて「専門家」はないだろう。視聴者受けはしないだろうが、ちゃんと紹介すべきでしょう。視聴者も「専門家」の素性を知って発言の意味を受け止めようよ.

困ったとき、分からないとき誰に助言を求めるのか?
僕は身近な人に。ネットを検索もするが、参考にするのは一つではない。反対意見も参考にする。
本は大切だ。記載内容は時間の洗礼を受けている。多くの人が監修している。ブレない、ブレている本は消滅している。時空(時代・場所)を限らない批評・意見を読み解ける。
だが「人は見たいものしか見ない」。

専門家がなんでも知っているわけではないし、正解を提供するわけでもない。画一的な答えを教授する学校の教師・教諭とは異なる。
本人は専門と思っていても外野はそんな評価をしてない人もいる。本当の専門家は慎重で軽々に判定を下さないのではないかと思う。

専門家という肩書に惑わされずに、その発言の真意を自分なりに判断しましょうよ。


教育は解ってもらうための説明

2020-09-21 21:05:07 | 日記

こどもはみんな自信を持っている。かれらの未来は明るい。ピータパンは自由で力強い。なんでもできる。かれらはピータパンだ。

こどもの自信を、教育という名の洗脳行為が、破壊する。ピータパンは教育に抹消される。実世界の「現実」ということばで。
大人が知っていることを押し付けるのが教育ではない。
教育という洗脳で、大人は自分の考える将来へ導こうとする。

教育は子供たちに解ってもらうための説明でしょうが。公理・公式を詰め込もうとして、その背景の状況や証明を説明しないのはずるい。なぜ、空は青いの。なぜ、たて×よこが長方形の面積になるの。なぜ、火は燃えるの。なぜ大臣になると喜ぶの。なぜ税金を払わないといけないの。なぜ、人を殺してはいけないの。
解ってくれない こども から、何が解らないかを教えてもらい、どうやったら説明できるのかを大人が勉強すべきでしょう。そうすれば教育が進歩する。
「なぜ?」に答えない画一的な回答は不要です。同じことを繰り返す「壊れたテープレコーダ」のような教育指針は不要です。全体を示す「子供たち」ではなく、特定のこどもが対象です。相手の思考に寄り添って問題を解説し、回答へと導く態度が重要です。予想と異なる回答も十分に吟味して評価すべきでしょう。回答者と話し合いましょう。天才がいるかも。

こどもの自信を壊さないように、こどもの主権を育てましょうよ。


敵を包含してこそ真に強い政権になる

2020-09-15 21:38:48 | 日記

気心知れた仲間と集うのはお気楽だ。裏切らない仲間と活動するのは安心だ。で、何をしたいの?
自民党の派閥も政策の共有・対立であれば好ましい。私欲の集まりは見苦しい。
「獅子身中の虫」を恐れ、敵を排除すれば敵の考えが分からず、対応が遅れる。ある程度、取り込んで利用することは良い政策だと思う。公明党を取り込んで上手くいっている。
「金太郎あめ」を作っても多方面の備えにはならない。多面的に備えるのは、好き嫌い、良し悪し、敵味方、多種多様な集団をまとめて初めて強い政権になる。多様性が大切だ、と私は思う。
いろんな考えを取りまとめ、優先順位をつけて、国民のために何が最も良いのかを導き出して欲しい。現在そして未来の日本を見通して。
分裂する可能性も高いが、それらをまとめられるリーダーを求む。


後継者問題

2020-09-13 23:05:34 | 日記

前期高齢者(70歳以降)だから、若者だから、といって活動を制限するのはまずい。
目的があれば、能力があれば、体力があれば、そしてやる気があればだれも挑戦してよい。
何をやりたいのか、今やらなければ危機に陥るのか、今道筋を付けないといけないのか。
他の人には譲れない大事なものがあるのか? わたしじゃなくてはいけないの。後輩には道を譲れないのか、後輩を育てないのか? そんな組織は先細りだよね。
前政権の継承は年寄りでなくていいんでは? 年寄りが引っ込めば、そうすれば若者が後を継ぐ。