司馬万太郎の残日録

司馬遼太郎の小説を読むことが好きな建築士の日常雑想録
  (競輪)・(中日ドラゴンズ)・(晴耕雨読)そして建築のこと

麻生の最期

2009年02月13日 | 雑想 
どうやら麻生政権も最期のようだ。
ついに小泉さんが麻生にダメだしをした。これで自民内の民営推進派は息を吹き返す事になるだろう。14日から小泉氏は日本を離れロシアにいってしまうが、小泉不在の土日は自民党内に暴風雨が吹き荒れるだろう。月曜の麻生さんは完全に裸にされているだろう。
能力が無いのに、知識もないのにしゃべりすぎた報いと言ってしまえばそれまでだが、首相にしがみついた麻生さんと彼を選んだ自民党の罪は相当重い。国民は自民党にはそうとう厳しい判断をくだすことになるだろう。

それにしても自民党をぶっ壊すといっていた小泉さんは自民党に圧倒的多数議席を与え、このままほおっておけば麻生さんで自民党はぶっ壊れたのに、壊れる寸前で小泉さんが害虫麻生を駆除してしまうとは、自民党政治の不思議である。

・・・・・今日は、ここまで。

豊橋競輪:ちぎり賞、決勝

2009年02月03日 | 啓倫会
4日間の熱戦が終了した。豊橋競輪記念レースだ。
毎年地元記念レースでは地元選手の頑張りにあらためて感心することがおおいのだが、残念ながら今年は決勝進出者は富永選手だけ、しかも中部一車という厳しさだった。結果は4日間連続の捲くりで少々お疲れ気味の石丸君を超ベテラン西川が差して一着。おまけに長塚まで石丸を差して2着となり、ただ一人のSS級石丸が3着になるという波乱が起きて高配当となった。

結果は恵まれなかったが、地元選手として決勝進出を果たしレースを盛り上げた富永選手には感謝しなければならない。地元勢のいない記念競輪なんて様にならないし、選手会の面目丸つぶれだ。とりあえずそれだけは彼の頑張りで防ぐことができた。

肝心の勝敗だが、まぁ何とか損せずに済んだというところとなった。もっとも最終レースの枠単が当たった為、収支が整ったわけだが、当たらなかったら大負けに終わっていた。8番車の富永君絡みで買っておいた枠単車券が思わぬ高配当(7200円)だった為、生き返ったのだ。勿論9番での代用だ。富永君への義理みたいな気持ちで買った車券があたりに化けたのだ。義理人情も悪くはありません。

この記念レースであらためて倉野君の強さに感心しました。今年注目の選手の一人になるでしょうし、GⅡ・GⅠへの参戦も期待できそうです。夜中の1時や2時に起きてお父さんと一緒に街道練習するそうですから、きっとその努力や練習量が実を結ぶのは間違いないでしょう。是非ともスター選手に育って欲しいと思いました。

啓倫会の仲間も今回はやや懐を暖かくしたようです。また今年も啓倫会旅行の企画準備の季節になりました。
さて今年はどこへ行きましょうか。高速道路がどこまで行っても1000円になりそうなので、少しは旅行代が安くなりそうです。

・・・・・・今日は、ここまで。

富士ハウスの破産

2009年02月03日 | 建築
2/2東海地区有数の住宅(在来)会社である富士ハウスが破産した。
発表によれば、原因は昨年の建基法改正による新築の落ち込みと工事停滞、原価高騰、そして新規展開への投資が結果的に過剰投資となってしまった。ということのようだが、原因の発端は国交省による建基法改正にあることは明白だ。

住宅関連では、年末の新東住宅や松本建工(FPの家の元締め)の会社更生法申請に次ぐニュースだ。これらは在来工法住宅を多く手がけているだけに下請けとして働いていた地元職人達への影響が心配される。特に大工職達の活躍の場はまた狭まってしまった。と言えるだろう。

住宅以外の建設工事も低迷している。回復の兆しすらない。我々建築士にとっても昨年は設計の仕事は厳しい状態だったことを思えばここに来て、中堅以上のメーカーが倒れていく事にはなんの不思議は無いのだが、腹立たしいのは国の姿勢だ。建基法の改正の反動として、こんな事態は容易に想像されていたにも関わらず、このブログでも昨年書いたが天下の悪法を実施してしまった事だ。

悪法(改正建基法)の内容を挙げれば限がないが、決定的なのは手続きが煩雑になり迅速な処理が出来なくなってしまったことだ。安全性の確保をお題目に掲げてはいるが、ほとんど効果はないだろう。

一番腹立たしいのは改正の経緯だ。もともと姉歯といいSKGグループといい耐震偽装はほとんど、○○学会に関連した会社の行なったことなのだ。SKGとは○○学会のロゴそのものなのだ。そして改正を行なった国交省の大臣が公明党の冬柴なのだ。事件の本質にある○○学会を世間の目から遠ざけるため、建築士の資質問題と民間審査機関の問題に摩り替えたのだ。審査機関のいいかげんさは、役所であれば役人の責任となってしまうし、民間審査機関であればその組織内にある天下りにまで問題は発展する。

役人を擁護する自民党と○○学会を守りたい公明党の利害と役人の利害が一致して今の悪法である改正建基法が出来た。つぶされた審査機関は唯一の完全民間審査機関だったのだ。たくさんのずさんな審査をしていたERIはほとんどお咎めなしとなった。残った審査機関は民間審査機関とは名ばかりで全て天下り関連なのだ。

耐震偽装の原因追求をゆがんだ方法でおこない、解決方法を間違ったツケが建設業界で働く国民に廻ってしまったということだ。

ホテル経営を建設から指導していたコンサルのSKGは○○学会
姉歯に設計を押し付けて分譲マンションを建設していた会社の社員はほとんど○○学会
アパホテルの社長は時の総理(安倍)後援会の中心人物
偽装を見逃した審査機関はほとんど天下りと行政
時の国交省大臣(冬柴)は公明党。

これが改正建基法の背景なのだ。欺かれたのは国民で、建築士などは鼻にも欠けられなかった改正だったという事だ。10万人を超える会員のいる建築士会のなんと無力な事か。基本的に政治団体を持たない組織や献金をしない団体は犠牲になるということだ。

・・・・・今日は、ここまで。