彼岸花も咲いて

仕事で学校に行くと、通路のそばの茂みなどから
彼岸花の茎がいつの間にかスーと伸びているのに出くわす。
知らない間に赤い花が咲いているのもある。

赤い方の花、ちょっとこわい。
赤、アグファカラー（昔あったドイツ製のカラーフィルム）のイメージに近い赤
小津安二郎さんの映画、カラー映画の赤に近い？かな？小津さんはもう少し明るい赤かな？

イメージが怖いね。「小早川家の秋」に近い、ウイットに富んだこわさというか。

だから、彼岸花の赤は敬遠気味、どちらかといえば、白。
あの、上品なクリーム色のような白、お彼岸に似合うように思う。

彼岸花はやっと出てきたが、セミはまだ鳴いている。少しだけ。がんばれっておもうね。
８月の終わりごろ、あさ、仕事で使う車に行くと、近くで蝉が仰向け
死んでいるか生きているかわからぬので、触ってみると羽を揺らせて文句を言うので
ほいって向こうの方に投げるようにすると、生き返って飛んで行って。
あれで、一日は生きながらえるのであろうか。

おれも、あんなふうにしてじじいになっていくのだろうかと。

ラグビー。
イングランド対アメリカを少しだけ見る。
アメフト出身者の多いアメリカ。パスもそっと短距離で投げる。
イングランドのパス回しは、ボールをやたらに回転させ、びゅううううんんって投げる。
大分違うみたいだ。

前半１９対０でイングランドのリードを確かめてテレビを消した。

あしたも、ラグビーの選手、野球のオリックスの、無気力極まりない選手、頑張ってほしい。