愛

時には嘘も優しさの片鱗
彼女を抱いたのに
抱いてないよと嘯（うそぶ）くあなた

シャワー音が聞こえてきたとき
あの懐かしいメロディーと共に
子画面に映し出される
彼女の名前

携帯をガラス窓にたたきつけたくなる
衝動

仕事
接待
会社の飲み会

私との約束を反古にするため
重ねた嘘は
現実の色を失いかける

言い訳するたび
ゆがむ唇
そんな癖は気づいていたのに

あの時に私を選んだよ
と言ってくれたあの囁きは

空に浮いてパチンと消えた

問い詰めたいのに
あなたの瞳を覗く度
作り笑いをしている私はピエロ

もう別れよう
心がないのに
いだきあう所作は
哀しみとせつなさを生むだけだから

さようなら
ただ一言を
曇ったガラスに指で書いて

踵を返して
部屋をでる・・・・

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男は同時に二人の女性を愛する
ことができるのだろうか？
女は同時に二人の男性を愛する
ことができるのだろうか？

恋愛感情ってものすごく
不安定なものの上になりたっている
その不安定さがイヤで結婚するのだろうか？

愛は一生続くものなのだろうか？
思いやり
優しさ
愛おしさ
せつなさ
嫉妬
いろんな面を持った
愛という感情

「人間は死ぬ時、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる」
※サヨナライツカより

愛することと
愛されることは
表裏一体・・・

一概には言えないけど
きっと私は
「愛されたことを思い出す」
タイプだと思う・・・・