休みも終わった。
明日から仕事。
海外旅行していた娘。
夫が
無事に帰った?
と
ラインしたら
ピースサイン
の
スタンプひとつ
返してきた。
あっけらかん!
親の存在など
そんなもんです。
実家の母
を
訪ねると
憂うつな顔していた。
心配事
で
眠れない。
鼻水
が
とまらない
調子が悪いの
なんだかんだ
言っていた。
心配事って?
聞くと
弟の息子、
母にとって
孫息子d君
の
身の上
が
気にかかって仕方ない。
就職もままならず
このままじゃ
お嫁さんも?
将来
が
心配で心配で。
息子に意見をしようとしても
話をそらされる。
あげく
不満な顔して
黙ってしまった。
怒ったんだわ。
あ〜あ。
何度
言ったことか、、
放っておきなさい
心配
は
何にもならないよ。
そう言うと
母は決まって
こんなおばあさんが
心配しても
意見しても
なんの役にもならないものね。
こう言う。
母よ!
60を超えた
わが子をいつまで
叱ったり
言い聞かそうとしているの?
叱られるのなんて
たまらない!
母
が
してあげられるのは
「大丈夫。私の大事な息子。
私がついているよ。心配ない。心配ない。」
そう思ってあげること。
親に望むのはそんなことだけよ。
そんな話して
疎遠になっている
兄の話
に
なった。
兄
の
息子二人
結婚したらしい。
お祝いもしていない。
今更
で
どうしたらいいのか?
そう言うので
母と二人
で
考えた。
遺言を書きなさいよ。
孫たちに
結婚のお祝い金
を
渡したい。
〇〇万円って。
ハハハ!
エンディングノートなるもの
デイサービス
で
もらっていたから
これに書いておく。
と
母が張り切りだした。
国民年金
の
母
には
ほとんど
貯金などない。
家
も
弟
の
名義
に
した。
そんな
かつかつの家計から
少しずつ
貯めていっているらしい。
その中から
あげたらいいよ。
長生きすれば
少しずつ
貯められて
金額
も
増える。
ハハハ!
ガンバレ!
そう言って
帰ってきた。
やれやれ
一週間たてば
また、
憂うつだ
とか
心配だ
とか
元の木阿弥
分かってるんだ。